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豊橋駅の東8km、弓張山系の麓に広がる5haの湿原が葦毛(いもう)湿原。市街地近くにありながら「東海のミニ尾瀬」と呼ばれるように湿原性植物や氷河時代の残存種と考えられる高山性植物など250種が生育する。6月のバイケイソウ、ノハナショウブ、8月のノリウツギ、9月のワレモコウ、サワギキョウなど四季を通じて植物観察が楽しめる。湿原には木道も整備されているが、環境保護に留意して探勝を。

東海地区を代表する紅葉の名所が香嵐渓(こうらんけい)。矢作川の支流、巴川と足助川が合流する待月橋から上流1.5kmのエリアで、川の両岸から飯盛山山頂にわたって、約4000本のカエデが紅葉し見事。例年紅葉の見頃は11月中旬〜下旬で、夜間はライトアップされる。新緑の季節や雪景色も必見の美しさ。香嵐渓という名が付けられたのは比較的新しく昭和5年のこと。香嵐渓の中心である香積寺の「香」と渓谷から立ち上る「嵐気」から香嵐渓と命名されたもの。鮎の塩焼きが名物の「川見茶屋」、古民家を移築した料理処「一の谷」など風流な食事処もある。

津具高原の北端、茶臼山高原道路の面ノ木IC近くにある園地で、標高1240mの天狗棚周辺の桧原国有林一帯には、樹齢300年のブナの森が広がり、天竜奥三河国定公園の特別保護地区に指定されている。園地中心部の天狗棚の頂上には天狗が棲んでいたと伝えられる岩穴も残り、天狗棚展望台(駐車場から徒歩15分)からは南アルプスから富士山までを眺望。津具村側にある「面の木ビジターセンター」(TEL05368-3-2301)では、面の木園地内での動植物を詳しく解説している。

「いづくにか船はてすらむ安礼の埼 こぎだみ行きし棚無しの小舟」(高市連黒人作、『万葉集』収)。万葉時代から風光明媚な景勝地として知られた西浦半島。その先端の橋田鼻一帯の海岸に造られた遊歩道が橋田鼻遊歩道だ。さらに西側に松島遊歩道が連続するので知多、渥美の両半島と大海原を眺めながら磯に造られた遊歩道を散策しよう。松島遊歩道の入口にある西浦園地の駐車場からパームビーチを往復しても30分ほどと手軽だ。周囲の磯には釣り人も多いが、イシガニ、イソガニなど海浜生物の観察も楽しい。また、この地の夕日の美しさも有名。

西浦半島先端部分は眺めのいい小高い丘になっているがその丘に整備されたのが西浦園地。頂上部は芝生の園地で、三河湾と島々はもちろん、渥美半島や知多半島、遠く神島を一望にする。景色を眺めながら散策する俳句の道やサクラ園、つつじ遊歩道が整備されている。4月上旬には、園地がピンクに染まるほどの桜が見事。

2000万年前〜1500万年前にかけて度重なる火山活動で誕生した火山群の末端に位置する岩峰が鳳来寺山(684.2m)。古代からその特異な山容で霊山と崇められてきた。鳳来寺山は、モリアオガエル、コノハヅクなどの棲息地ともなり、名勝天然記念物にも指定されている。鳴き声から「仏法僧」(ブッポウソウ)と呼ばれるのは、山内に棲息するコノハヅクのこと。4月〜9月の夜間にブッポウソウと鳴くので仏法僧と呼ばれてきた。山麓から「鳳来寺パークウェイ」(平成17年7月に無料化・県道門谷豊岡線になった)で鳳来寺山パークウェイ駐車場まで歩かずに到達できる(山頂駐車場への道路は18:00〜8:00まで通行禁止)。また表参道は山麓から1425段の石段で本堂に至るもの。本堂脇から東海自然歩道を使いさらに奥の院を経て山頂へと至る。山麓の駐車場から本堂へは徒歩40分、さらに30分で奥の院。山頂へは奥の院から徒歩8分。

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