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八甲田連峰のひとつ赤倉岳(1548m)の爆発によって誕生した蔦の七沼。蔦沼、鏡沼、月沼、ひょうたん沼、菅沼、長沼という蔦温泉旅館近い6つの沼を結んで「沼めぐりの小路」(2.8km、所要約1時間)。が整備されている。蔦の森と呼ばれる見事なブナの原生林を歩くので夏でも涼しい。一帯は野鳥の宝庫でもあり、鳥のさえずりを耳にしながらのんびりと散策を楽しめる。

ブナの原生林に囲まれた蔦(つた)温泉は、明治の文豪、大町桂月がこよなく愛した一軒宿の温泉。板張りの湯船の底から源泉が湧出するという木造の浴室が名物。浴室は3カ所あるがいずれも湯屋は青森ヒバを、湯船はブナを使っている。創業は、明治42年で、本館は大正7年築というレトロなもの。日帰り入浴も可能で、泉質は硫酸塩泉。リュウマチ、腰痛などに効能がある。食事処「蔦」で昼食も可能。

青森市と奥入瀬、十和田湖を結ぶ十和田ゴールドラインの最高点である傘松峠近くにある湿原に囲まれた小さな沼。夏になると沼面を白いスイレン(エゾヒツジグサ)の花が飾るのでその名がある。傘松峠から睡蓮沼にかけては高田萢(たかだやち)と呼ばれる高層湿原で、多くの池塘がある。睡蓮沼の畔には展望ステージも用意され、ここから眺める高田大岳(標高1952m)など八甲田山の眺めは最高。

周囲44kmの美しい二重カルデラ湖の十和田湖。そのシンボルが湖畔の休屋にある乙女の像だ。高村光太郎作のブロンズ製の裸婦像で、昭和28年に国立公園指定15周年を記念して御前ヶ浜に立てられた。光太郎曰く「原始林の圧力に堪えて 立つなら幾千年も立ってろ」の思いが込められている。台石は智恵子夫人の生地福島県産の黒御影石。

二重カルデラ湖である十和田湖の自然を解説する環境省のビジターセンター。十和田八幡平国立公園の野鳥、動物、植生、十和田湖の成り立ちなどを模型、標本、地図などでわかりやすく解説している。3面式マルチスライドでは、十和田の四季と歴史を上映(16分間)。4月中旬〜11月3日の間、「休屋早朝自然観察ガイド」を実施。毎朝6:00にビジターセンター前集合。参加は無料。

十和田湖を眺める三大展望台のうちのひとつ。休屋と宇樽部の間、御倉半島と中山半島に囲まれた中湖を眼前にするカルデラの絶壁の上に位置する展望台。二重カルデラである十和田湖のちょうど釜のへりにあたる部分で、湖で最深の中湖をいく遊覧船を眼下にする。遊覧船から眺めると展望台が断崖にへばりつくように造られていることがよくわかる。国道沿いにあるのでアプローチも手軽。

十和田湖の北岸、湖を取り囲む外輪山のひとつ御鼻部山山頂(標高1011m)にある展望台。三大展望台のなかではもっとも標高が高い。正面に御倉、中山の両半島を望み、遠く岩木山まで眺望する雄大なパノラマが自慢だ。奥入瀬を走る国道102号がコンクリート製の展望台まで通じているので歩かずしてアプローチできる。

十和田湖を源流とし、東北屈指の渓谷美を誇る奥入瀬渓流の本流(奥入瀬川)にかかる唯一で最大の滝。十和田湖に遡上する魚を拒み続けることから魚止めの滝とも呼ばれていた。落差は7mだが、幅が20mもあり実にダイナミック。石ヶ戸(いしげど)から遊歩道を徒歩2時間10分で銚子大滝。子の口(ねのくち)からなら徒歩30分。滝近くには駐車場もあるが渓谷を歩くのもおすすめだ。

明治の文豪、大町桂月が「幽渓の寂漠を破って壮観比なし」と記した奥入瀬渓流を代表する景観が阿修羅(あしゅら)の流れ。馬門橋上流に位置する景勝地で、躍動感あふれる水の流れが苔むした巨岩に激突し、渓谷屈指の男性的な景観を生み出している。写真撮影やスケッチにも人気の場所。探勝は石ヶ戸(いしげど)駐車場から徒歩約30分。

奥入瀬渓流が最大のカーブを描く景勝地のひとつで、川辺には地名の由来となった巨大な岩とカツラの大木からできた岩屋がある。石ヶ戸(いしげど)とは方言で岩屋を意味する。その昔、美人盗賊「鬼神のお松」がここを根城に、旅人から金品を奪ったという伝説が残る。駐車場とレストハウスがあり奥入瀬渓流ハイキングの焼山側の入口となっている。近くの渓流は水遊びにも絶好。

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