青森市が生んだ世界的な版画家、棟方志功(むなかたしこう)の作品を展示する美術館。氏の文化勲章受章を記念して建てられた記念館は、校倉造りを模した印象的な外観。館内では板画制作に最も情熱を傾けていた初期から中期にかけての代表的な板画作品を中心に、油絵、書など幅広い芸術活動を年4回の展示替えで紹介。また記念館では数量限定の複製品も販売しているのでお見逃しなく。
建物は、明治41年に建築されたルネッサンス様式の旧青森営林局庁舎。地元青森のヒバ材で造られた重厚な建物で青森ヒバの耐久性を建物自体が証明している。特別室として復元された旧営林局長室は映画『八甲田山』のロケにも使われた部屋。全国的にも珍しい森と木を考えるミュージアムで、津軽森林鉄道の機関車など展示物も興味深い。
昭和14年に新渡戸稲造(にとべいなぞう)博士から寄贈を受けた蔵書1万冊をもとに建てられた「私設新渡戸文庫」が前身の博物館。稲造の祖父、南部藩士の傳(つとう)は八甲田山南麓の三本木原台地(現在の十和田市)に奥入瀬川の水を導入する穴堰(トンネル)を掘削。父、十次郎は、その水を利用し、碁盤の目状の都市計画に着手。記念館には十和田市の開拓の資料や測量の道具、さらには稲造の遺品などを展示。
太宰治(本名津島修治)の父、大地主だった津島源右衛門が明治40年に建てた入母屋造りの豪邸を記念館として再生させたもの。太宰も明治42年にこの建物で津島家の6男として生まれた。建物は津島家が手放した後、近年まで旅館として使われていたが平成10年に記念館となった。館内は、太宰の誕生当時のままに復元し、調度なども当時の様子を再現している。米蔵に至るまで青森ヒバを使った贅沢な建物は必見。
総延長53.85kmで世界一長い海底鉄道トンネルの青函トンネル。構想から50年、着工から24年という歳月を費やした国の巨大プロジェクトだ。その青函トンネルの歴史と工事の概要を紹介する記念館で、ケーブルカーを使って海面下140mにある体験坑道に降りることもできる。実際の作業に使われた作業坑道で、本物の工事機械も展示。ちょっぴり地底探検の気分も味わえる。
龍が飛ぶような強い風が吹くことが地名の由来の龍飛崎。年間の平均風速はなんと10mという強風ゾーンだ。この強風に着目した東北電力が、岬の高台に高さ30mの風力発電の風車10基を設置。さらに通産省の外郭団体NEDOが高さ38mのの風車1基を設置し、合わせて2000戸の家庭の年間発電量をカバーしている。龍飛ウインドパーク展示館ではエコでクリーンな風力発電の仕組みを解説している。
黒石温泉郷のひとつ温湯(ぬるゆ)温泉は、津軽系こけしの発祥の地。「こけしのふる里」と呼ばれている。津軽こけし館では、棟方志功が絶賛したという温湯こけしはもちろん、全国のこけしを展示解説。さらにこけし工人による実演も連日行なわれ、伝統の技を間近で見学することができる。1億円の純金こけしと純銀こけしも展示している。1階への入館は無料。
黒石市街の中町通りを模した建物に手焼きせんべい、津軽塗、わら工芸、ねぷた、つがるの食、北の工人の7つの工房があり、職人による実演風景を間近に見学することができる。有料施設である展示資料室では、黒石ねぷた祭の人形ねぷたを再現。また伝統工芸ゾーンでは、黒石の伝統工芸や民謡に触れることができる。売店、レストラン(11:00〜16:30)も併設される他、敷地内に無料で利用できる全長36mの「100人足湯」(10:00〜16:00)が設置されている。
弘前公園前にありねぷたの熱気を体験し、実際に金魚ねぷたなどの制作が体験できる施設。ねぷたまつりの紹介コーナーでは、暗い館内に光りの灯った大型ねぷたが展示され、お囃子や大太鼓のBGMも流れ臨場感たっぷり。津軽蔵工房「たくみ」では金魚ねぷた、津軽凧、津軽焼、弘前こけしなど14種の体験メニューが用意されている。併設のショッピングエリアは入場料不要。青森リンゴの直売所などがある。
青森県には、津軽三味線、津軽民謡、南部民謡、手踊り、ねぶた、えんぶりなど、多くの郷土芸能があり、その伝統芸能を手軽に鑑賞できる場所としてオープンしたのが「津軽三味線観光会館」だ。全国的に活躍している一流の伝承者によって津軽三味線や津軽民謡、南部手踊りなどの郷土芸能、「ねぶたはやし」の実演、そして「ハネト」の体験と毎日3回、迫力あるステージが演じられる。十和田湖温泉郷に位置し、奥入瀬・十和田湖観光の際に、気軽に立ち寄ることができる。

