九十九里道路白子インター近くにある温泉保養施設。塩化物泉の男女大別浴場に加え、白子名物の砂風呂が体験できる。45度〜50度に温められた砂に横たわるというユニークな入浴法で、血行が促進され、体内の老廃物や毒素が排泄されて、リフレッシュ効果がある。保温には白子の天然ガスを、砂は九十九里の砂を使っている。大浴場には、箱蒸し、サウナ、打たせ湯、歩行浴などのクア施設も完備。外で食事をとってからの再入館も可能。
九十九里浜は、北は刑部(きょうぶ)岬から南は太東崎まで、全長66kmの砂浜が弓なりに続く海岸。そのほぼ中央に位置し、夏は海水浴の多くの人出でにぎわう豊浦海岸に建つのが、九十九里ビーチタワー。巻き貝をモチーフにした展望台にはらせん階段が付けられ、上まで上ることが可能。展望台からは白浜青松の九十九里の海岸線と太平洋が一望のもとだ。
外川(とかわ)漁港の西方、名洗(なあらい)から刑部(ぎょうぶ)岬にかけての約10kmにわたる海岸沿いには、高さ40m〜50mの断崖絶壁が連なるが、これが屏風ヶ浦。イギリスとフランスを隔てるドーバー海峡の白い崖を思わせることから、「東洋のドーバー」との別名がある。海食によって年々陸地が後退しているさまを、崖下、そしてポイントを探せば崖上から臨むことができる。テレビドラマ『僕の生きる道』(平成15年)のエンディングのシーンにこの断崖が登場した。
犬吠埼(いぬぼうざき)へと続く銚子道路終点、愛宕山(あたごやま)にある展望台。標高は73.6mとあまり高くはないが、銚子ではいちばんの高所にあり、開けた台地からは、北に鹿島灘、筑波山、南に屏風ヶ浦から九十九里浜の海岸線までが一望のもと。晴れた日には富士山までも眺望する。レンガ造りの展望台屋上に上れば、ゆるやかに弧を描く水平線を目の当たりにすることができる。芝生が整備されたふれあい広場も気持ちがいい。
三方を海に囲まれた銚子半島の東端・犬吠埼(いぬぼうざき)にある、高さ31.15mの西洋式灯台。高さ20mほどの海食崖に立ち、灯火部分から水面までは海抜51.8mという。1874(明治7)年の建造以来、太平洋を行き交う船舶の航海の安全を見守ってきた、いまだ現役の灯台だ。灯火部分まで上れ、99段の階段を上ると、眼下に犬吠埼や君ヶ浜、銚子の町並み、太平洋を望む。周辺には海食洞や詩碑も点在し、散策に最適だ。
銚子半島北端、利根川河口近くに建つ、展望タワー。海抜57.7m、総ガラス張りのツインタワー構造で、3階と4階が展望室。眼下に銚子の町並みと漁港、利根川の河口や太平洋、遠く鹿島灘までを一望する。日本でいちばん早い初日の出が拝める銚子でのビュースポットでもある。また併設して、海産物即売所「ウォッセ21」もあり、とれたての海産物のほか、レストランでは漁港直送の味を楽しめる。
黒潮と親潮がぶつかる銚子沖は、全国屈指の好漁場。紀州(きしゅう)和歌山の漁師から伝えられた漁法で、漁業が栄えた港町だが、実はしょうゆも黒潮の流れによってもたらされたもののひとつ。紀州広村(和歌山県広川町)の濱口家創始のヤマサは、1645(正保2)年に本格的なしょうゆ醸造を開始。予約で工場見学も可能で、麹室やもろみタンク、容器詰めなどの製造工程を見学後、併設の売店でしょうゆを購入できる。見学は所要約1時間。
1616(元和2)年、兵庫県西宮の酒造家に溜(たまり)しょうゆの造り方を教わったのが始まりという、歴史ある醸造所。銚子の気候と水質が、醸造の好適であったといわれ、やがて本格的なしょうゆ醸造に乗り出したという。工場では、製造工程の見学が可能で、史料館ではしょうゆ造りに使われた仕込み木桶や樽、広告など、昔の道具や容器を展示。またイタリアのフレスコ画も見られるのがユニークだ。工場見学の所要は45分〜1時間で事前の予約を。(土・日曜、祝日の問い合わせは工場へ直接TEL0479-22-5151)。創業者である田中玄蕃の夢枕に、ヒゲを蓄えた仙人が現れ、醸造に適した良質の水の湧き出る場所を示した。この仙人の「ヒゲ」と、田中家の「タ」の字を加えて「ヒゲタ」というブランドが誕生したとも、元禄の頃、創業者の田中家の屋号「入山田(いりやまた)」のマークを描いていた時、「田」の上端から墨汁が垂れてヒゲのようになり、他の端も同じようにしたらおもしろい図案になったので、以後これを印にしたともいわれている。いずれにしても、「田」にヒゲがついて「ヒゲタ」と呼ばれるようになった。
銚子漁港近くにある観音様で、寺名は円福寺。728(神亀5)年、漁師の網にかかった十一面観音をお堂に祀ったのが起源とされ、開基は弘法大師。坂東三十三ヶ所第27番目札所でもある。江戸時代創建の大伽藍は焼失し、現在の観音堂は昭和46年に再建されたものだが、門前町の面影が残り、境内にはみやげ物屋も軒を連ねている。
銚子漁港の水揚げ高は、全国でも有数。早朝には威勢のいい売り買いの声が飛び交う第一魚市場内に、直販所があり、観光客でも新鮮な魚介や干物を購入することができる。目玉はやはり金目鯛で、1kgの価格は2000円くらいというから、市価よりかなりお買い得。「キンメもいいけど、銚子のイワシは格別」とのことで、イワシもおすすめだ。




