1862(文久2)年、坂本龍馬が土佐藩を脱藩し山口に向かう途中、山深い河辺町の榎ヶ峠を越え山道を通り抜けた。記念館は坂本龍馬の脱藩ルートやその生涯を紹介する施設。1階では龍馬が姉の乙女に脱藩の決意を語るシーンを再現、障子越しに聞くセットで脱藩前夜の緊迫した雰囲気を伝えている。2階には脱藩の道をリアルに見ることのできる河辺町の地形の模型、峠や谷の様子を紹介する写真パネルを展示している。毎年9月には、「わらじで歩こう坂本龍馬脱藩の道」というイベントも開催。
清流小田川の水を使って製造される内子町の大洲手漉き和紙は、障子紙や高級半紙として使用され、国の伝統工芸品に指定されている。ここは、大正初期に井口重衛が創業した工場で、往時は25槽の漉き船(紙を漉く水槽)を有する日本一の工場として大洲の繁栄を支えた。今やその伝統を継承する数少ない工場として、「引流し漉き」で和紙を製造する工程が見学できる。予約をすれば紙漉き体験(500円)も可能。敷地内にある大洲和紙会館では、手漉き和紙の小物(レターセット200円から)などを販売。
伝統的な和傘を手作りしている傘職人泉さんの作業場。内子の竹(骨組み)、五十崎町や高知県産の手漉き和紙(傘の部分)、えごま油(和紙の上に塗り防水性を高める)、わらび澱粉(のり)、柿渋(のりを練り合わせる時に使用)、木(柄の部分)、うるし(骨の上に塗る)などの材料を用い昔ながらの手作りで和傘を製造販売している。女性用の雨傘、軽くて持ちやすい蛇の目で1万円(色は赤、青、緑、紫の4種)。女性用の日傘で5000円から。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された内子町の八日市・護国地区にある町家。1793(寛政5)年に建てられた典型的な町家を、修復したもので内部の見学ができる数少ない施設だ。蔀戸(しとみど)や表戸を全面的に開けることができる開放的な造りで、虫籠窓(むしこまど・明り窓の一様式で、漆喰で塗った連子を入れた様子が虫籠のように見えるからこう呼ばれた)など、江戸時代の建築の特徴をよく伝えている。
内子の古い家並みの中にある江戸時代から続く和蝋燭(ろうそく)屋。現在も6代目となる当主が昔ながらの製法で和蝋燭の製作、販売をしている。内子の和蝋燭は、炎が大きくてすすが出ないのが特長。しかも蝋が垂れず、長持ちする。櫨(はぜ)の実を蒸して搾った生蝋を、鍋で溶かし、右手で竹串を回転させ、左手で熱い生蝋をすくって手の平で串に重ねてゆくという作業を見学することもできる。製品は5匁(12cm)300円〜50匁(27cm)3000円まで6種類。木蝋製造で栄えた内子のみやげには絶好の逸品。
江戸時代後期から明治期の商家の建物を利用した博物館。大正10年頃の薬局を営む商家の暮らしを人間さながらの動きをする人形や道具を使って紹介している。番台にいるのが親方旦那で、その隣が丁稚奉公している使用人。ふたりがすすめる新商品はなんとケチャップというオチまで付いている。店売りや食事、薬の調合、応接室での接客の場面などを13のシーンで構成し、華やかかりし頃の内子の商家の賑わいを巧みに再現している。
内子町市街を走る国道379号沿いにある道の駅。内子町で生産される農作物・農産加工品だけに限定して販売する特産物直売所と、地元産のコシヒカリ、豚肉、椎茸、ハーブなどの食材を生かしたメニューが並ぶレストラン「からり」が中心施設。直売所で販売される特産品は内子町の温暖な気候で育ったフルーツやハーブ、内子産の豚肉を使って製造するハム・ソーセージなどが中心で、栗やブルーベリーを使ったアイスクリームやシャーベットが人気。朝採りの新鮮な農産物には生産者の名前を記して販売している。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された内子町の八日市・護国地区にある商家。桟瓦葺き木造2階建て大壁造りの建物は芳我弥三右衛門(晒蝋の量産製法である伊予式箱晒し法を考案し内子発展の基礎を築いた人物)が明治17年に建てたもので国の重要文化財。三右衛門の編み出した製法により木蝋の生産量は飛躍的に増大、芳我家は木蝋の生産と海外輸出で財を成し町いちばんの豪商となる。見学できるのは外観のみだが、漆喰を使った懸魚(げぎょ)や2階の随所に施された波頭文様の鏝絵(こてえ)など、贅を尽くした意匠は必見だ。
内子町は、江戸後期から明治にかけて、和紙と木蝋製造で繁栄した町。当時の面影をとどめる八日市・護国地区の商家群は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。大村家は、雑貨商と農業、染物、生糸製造、切手等販売へと生業を変え、堅実な暮らしを守ってきた商家で、1800年頃(寛政年間)築の建物は国の重要文化財。桟瓦葺き木造2階建て、漆喰の大壁造りに虫籠窓(むしこまど)を設けた内子の伝統的な町家の姿をとどめている。
佐田岬半島の中心・伊方町を走る国道197号沿いにある、レッドウイング市(アメリカ)との姉妹都市提携を記念して造られた公園。1.7haの広大な敷地全体が佐田岬半島特有の急斜面になっている。「冒険の丘」には、急斜面を利用しスイングロープ、トリムコース、ネットクライミング、シャクトリトンネル、120mのローラーすべり台など14種類の遊具が配され、スリル満点。斜面の最頂部には宇和海が眺められる展望休憩所があるほか、芝生の広場、遊歩道が整備されている。










