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標高132mの勝山山頂に建つ松山城を中心とした51.8haもの広大な都市公園。平山城である松山城の本丸、二之丸、三之丸など、その全域を公園としたもの。現存する天守閣・櫓・城門等は、国の重要文化財に指定されている。山麓から山腹の長者ヶ平まで松山城山ロープウェイと併走する松山城山リフトが運行している。城山公園は桜の名所百選のひとつにもなっていて、例年4月上旬には「松山春まつり」が開催される。

明治21年に道後温泉に造られた県立の都市公園。道後温泉本館の建設、道後鉄道の敷設とともに整備された歴史ある公園だ。公園がある場所は、南北朝時代初期に伊予国の守護だった河野通隆によって築かれた湯築(ゆづき)城跡。中世の城跡には日本庭園などが造られ湯上がりの散策に絶好。公園の北側には道後温泉本館が建設されるまで使用されていた石の湯釜があり、湯釜薬師として崇められている。展望台も設置され松山市街や瀬戸内海、四国山地を眺望。桜の名所でもあり、例年3月下旬〜4月上旬が見頃となる。

空海(弘法大師)の杖を突き刺した先から水が湧いたという伝説からその名がついた杖の淵(丈の淵)は環境省選定の名水百選のひとつ。その湧水が流れ込む池を中心に整備されたのが杖の淵公園。きれいな水を好む水生植物のテイレギ(オオバタネツケバナ)が生育し、正岡子規も「ていれぎの下葉浅黄に秋の風」の句を残している。園内には、水遊びが楽しめる親水広場、遊具が置かれた子供広場、のんびりとくつろげる芝生広場、総檜造りの休憩所などが整備されている。

近世伊予第一の俳人・栗田樗堂(くりたちょどう)が、1800(寛政12)年に建てた庵。「庚申庵」という名は、庵を建てた寛政12年が干支でいうと庚申(かのえさる)であったことと、古庚申と呼ぶ青面金剛(しょうめんこんごう)の祠が近くにあったことに由来。酒造業を営み町の大年寄りでもあった樗堂は、残りの人生を風流三昧に暮そうと考え、52歳の時に「庚申庵」を建て、風雅の生活を楽しみ、『庚申庵記』を記した。昔ながらの姿をとどめる庵のほか、庭園、樹齢200年の藤棚がある。

鳴門海峡、下関海峡と並び「日本三大潮流」に数えられる、来島海峡を見下ろす標高98mの糸山周辺に広がる糸山公園。糸山と大島を結ぶ3連吊橋の来島海峡大橋の架橋地点で、尾道へと通じるしまなみ海道(西瀬戸自動車道)の今治側玄関口ともなっている。園内にはサイクリングターミナルでレストランの利用も可能な「サンライズ糸山」、来島海峡大橋の架橋技術を展示解説した展望施設「来島海峡展望館」などがある。サンライズ糸山で自転車を借りれば、しまなみ海道を自転車で渡ることも可能。

西条市の「うちぬき水」は日本名水百選にも選ばれた石鎚山の伏流水。西条市内で地下にパイプを打ち込むと、この伏流水が吹き出すことで、「打ち抜き水」と呼ばれている。市内には名水スポットが随所にあるが、うちぬき水の新名所が神戸・橘県営圃場整備事業の完成を記念して造られた加茂川左岸うちぬき公園。周辺は県下有数の穀倉地帯で豊富な「うちぬき水」を利用した水稲・野菜栽培が行なわれている。飲水施設もあり、いつも水を汲む人の姿が絶えないのもここの湧水がおいしいと地元で評判だから。

愛南町の沖に浮かぶ鹿島周辺は、足摺宇和海(あしずりうわかい)国立公園の中心として、昭和46年に日本で初の海中公園の指定を受けたエリア。島の周囲には断崖や海食洞が見られ、黒潮の影響により造礁サンゴが発達、それらに棲みつく熱帯魚も多い。また島は、宇和島藩主伊達家の狩猟場だった歴史をもち、現在もニホンザル、ニホンジカが生息する。これらの美しい海は、中泊港または船越港から出航する半潜水型水中観光船の利用。「ガイヤナ」、「ユメカイナ」の2隻が就航し、「ユメカイナ」は、船体の中央展望室が水面下1.1mまで下がり、腰掛けたまま熱帯魚を観察できるのが特徴だ。コースは海中公園と鹿島南岸の海食洞・鹿島うどを眺める「海中公園・鹿島うどコース」と海中公園観賞と鹿島を一周する「海中公園・鹿島一周コース」の2コースがある。

天赦園(てんしゃえん)は、かつて海だったこの一帯を宇和島藩2代藩主・伊達宗利が浜御殿を建てるために造成、のちに7代藩主・宗紀(むねただ)によって大改造が行なわれ、1866(慶応2)年に完成した池泉式回遊庭園。庭園名は、伊達政宗の詠んだ漢詩からその名をとったという。鬼ヶ城連峰を借景に、池を中心とした幕末期の大名庭園の特色がよくわかる造りで、園内には伊達家の家紋「竹に雀」にちなみ22種もの竹や笹を植栽、また先祖が藤原鎌足であることから、藤の名所としても名高い。なかでも幅4m、長さ24mのアーチ状になった白玉藤の藤棚は見事。国の名勝。

南楽園は、宇和島市津島町にある広大な池泉回遊式庭園で、南予レクリエーション都市1号公園として昭和60年開園。「山、里、町、海」をテーマに、2つの池を中心に広がる庭園の面積は15.3haにも及ぶ。園内には3万6000株のサツキをはじめ、3万本の花菖蒲、ツツジ、藤、椿、梅、桜など、四季折々の花が咲き乱れ、それぞれの開花時期にはイベントも開催される。また隣接のファミリーパークはローラースケート場やカート場など遊戯施設が充実し、子供連れにも最適。日本の都市公園100選。

城下町大洲の東端、肱川流域随一の景勝地・臥龍淵に臨む広さ3000坪の山荘。明治維新後、荒れ果てていた大洲歴代藩主の庭園を、明治の貿易商、河内寅次郎が10年の歳月をかけ造り上げた。京都の桂離宮や修学院離宮を参考に、母屋の臥龍院、茶室の知止庵、不老庵の3棟が建てられている。自然の景観を巧みに取り入れた借景庭園も見事だ。

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