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京都特集
光源氏も愛でた京の紅葉。都が紅く萌えるのはこれからだ!

錦秋という言葉がぴったりの古都・京都の紅葉。赤く染まった庭園を眺めていると平安以来の悠久の時の流れに身をゆだねているような不思議な感じがする。
そんな至福のひとときが味わえる京都の紅葉は今年は1週間以上も遅めに色づいている。嵐山周辺は例年紅葉が遅いエリアだが、今年は12月中旬頃まで充分に楽しめそうだ。紅葉のピークを逃してしまっても地面に落ち葉が敷き詰められる「散り紅葉」が素敵な季節に。通は、観光客の少ない12月初旬から中旬の京都が最高! といいますから。

東福寺
東福寺通天橋から眺めた臥雲橋


まずは京都を代表する紅葉の名所、東福寺へ。洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれる渓谷に2000本ものカエデが密集。谷をまたぐ通天橋からの眺め(臥雲橋眺望)は京都一の絶景の譽れもある。重要文化財の臥雲橋から眺めた通天橋と渓谷の2ヶ所からの眺めを楽しめる。ちなみに東福寺のカエデは開山した聖一(しょういち)国師が宋から種子を持ち帰った唐カエデで始まりとか。わずか数本だが今もその子孫が渓谷に残っている。

京都の紅葉というと郊外が注目されがちだが洛北にも紅葉の穴場はたくさんある。その筆頭が京都五山のひとつに数えられる大寺院、大徳寺。『鬼平犯科帳』などの時代劇のロケにもよく使われる寺だ。この大寺院にも紅葉時期にはぜひ訪ねたい塔頭がたくさんある。12月の京都、「プチたび」のキーワードは散り紅葉と、「塔頭寺院」を狙えです!


高桐院
高桐院は散り紅葉の名所でもある


まずは高桐院(こうとういん)。禅寺らしい静寂な雰囲気は、実に味わい深いものがある。万一、紅葉を逃しても参道の「散り紅葉」は最高に素敵だからぜひプランに入れることをおすすめしたい。高桐院は『功名が辻』でもその悲劇の最後がじっくりと描かれた細川ガラシャの眠る寺。

善峯寺
善峯寺は、少し交通が不便だが、その分、紅葉の素晴らしさがある


平安京の遷都までの10年間、都が置かれた長岡京。京都の郊外で、手つかずの自然が残るこの一帯は大原野(おおはらの)と呼ばれている。勝持寺(しょうじじ)など花の寺として有名な寺が多いのだが、紅葉の美しさもわざわざ足を伸ばす価値が充分にある。少しアプローチが不便だが、その分、山寺の紅葉の素晴らしさを実感できる。清水寺の紅葉しか知らない人にとっては、まさに目からうろこで、京都の奥深さを痛感するだろう。

天授庵南庭
南北朝時代の雰囲気を今に伝える天授庵南庭の紅葉


東山には紅葉の名所がたくさんある。まずは紅葉で有名な南禅寺塔頭の天授庵の庭園を拝見したら、南禅寺水路閣まで忘れずに足を伸ばそう。古代ローマの水道橋を参考に明治21年に完成したこの水路橋、琵琶湖の水が今も流れている。このレンガ造りの橋と紅葉は京都の隠れた絶景といえようか。庭園では味わえない不思議なムードが堪能できる。

大河内山荘
大河内山荘の庭園には風雅さが漂っている


嵐山や嵯峨野は、12月になると寒いというイメージがあるが、実は紅葉の見頃は12月に入ってから! しかも今年は12月9日〜18日の間、「京都嵐山花灯路(あらしやまはなとうろ)」が行なわれる。野宮山荘から大河内山荘まで続く竹林の小径をライトアップ、渡月橋周辺一帯をライトアップと、17:00から20:30の間、紅葉が灯りに照らされる。

曼殊院
曼殊院参道のモミジ


洛北の修学院離宮近くにある曼殊院は、枯山水庭園が有名だが、色づいたカエデを眺めながら参道歩きで京都の秋を満喫できる。今年のJR東海「そうだ京都、行こう。」のCMはこの曼殊院の紅葉で、混雑が予想される。

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