まずは、掛川城に登城せよ

掛川城
掛川城の天守。4階の望楼が小さいのは初期の天守閣の特徴だ

1590(天正18)年、小田原城に籠城していた北条氏直が降伏し、豊臣秀吉の天下統一が実現する。同年、秀吉は信頼を寄せる一豊を掛川に配し、関東に転封した家康に睨みをきかせる。一豊は掛川5万石の城主と出世するのだ。10年間という、一豊自身が最も長い期間城主として過ごした掛川は、城割(城の設計)はもちろん城下町の町割りまで一豊の考えが取り入れられている。現在の掛川城は平成6年に、日本初の本格木造天守として高知城を参考に復元されたもの。どうして高知城を参考にしたのかといえば、高知城は石高の割に小ちんまりとした天守で、掛川城の建築技法をそのまま踏襲したのではと推測されているからだ。

江戸時代の建物で現存するものは、掛川城御殿。黒沢明監督の遺作となった映画『雨あがる』のロケにも使われている。平成18年度は、掛川城公園内で、ロングランイベント大河ドラマ『功名が辻フェスタin掛川』が開催されたが12月17日で終了。つまり、ようやく静かな掛川城が戻り、往時を偲ぶ旅ができるようになったというわけだ。
掛川城には、重要文化財に指定された掛川城御殿があるが、江戸後期の建物で、一豊とは関連しない。ただし、城主の公邸であった城郭御殿が現存するのは二条城くらいで、大変貴重な存在。ぜひ見学を。

掛川城御殿

掛川城御殿。黒沢明監督の遺作『雨あがる』のロケ地でもある
34/46/17.4,138/1/5.0

車の場合は、東名高速道路掛川ICから10分ほど。掛川市大手門駐車場利用(201台、5時間まで30分毎100円)。
83 662 402


ちなみに掛川IC近くには『POPCON(ポプコン)』で知られる「ヤマハリゾートつま恋」もある。


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