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樹氷を鑑賞するなら2月がベストシーズン


樹氷というと山の上に行けば見ることができると思えば大違い。山形県の蔵王、秋田県の森吉山などで見事な樹氷群ができるのは奇跡ともいえる条件が揃うから。条件のひとつは、世界遺産に指定された白神山地のブナ林を生んだ、日本海を流れる対馬暖流。はて、海流と樹氷にどんな関係がと思ったら、もうあなたは、樹氷ファンへの第一歩を踏み出しました。

樹氷
1月も下旬になるとモンスターと呼ばれるくらいに樹氷も発達


樹氷という言葉は誰もが知っているが、正真正銘の「樹氷」を見た人は意外に少ない。広い意味では、樹木に雪や氷がくっつけば樹氷となるが、本場・蔵王の樹氷が世界的に有名なのは、その美しいスタイルから。亜高山帯に生育するアオモリトドマツに日本海から季節風で運ばれた雲の粒がぶつかってエビの尻尾が誕生。そのすき間に雪が積もり、さらに風上に向かってエビの尻尾が発達し、巨大な樹氷が誕生する。つまり、正真正銘の「樹氷」が完成するためには、冬の気圧配置、日本海を流れる対馬暖流、水蒸気の冷却、アオモリトドマツ生える高山という特殊な条件が必要で、蔵王、八幡平・森吉山、八甲田山などごく限られた場所でしか存在しない。

樹氷ライトアップ
日没直後のライトアップ


蔵王がすごいのは日中の鑑賞だけでなく、ライトアップされた夜の樹氷を鑑賞できる点。実際に眺めてみると、こんなすごいことを誰が思いついたのだろうかと感心するほど、幻想的。1月は金・土曜日、樹氷が見頃となる2月は全日、3月は1日〜4日にライトアップを実施する。ライトアップされるのは蔵王ロープウェイ沿線。つまりゴンドラに揺られて、地蔵山頂駅を目指せば、ライトアップされた樹氷群にうっとりできるという寸法。

雪見風呂
2日間限りの大露天風呂の雪見風呂


冬期は閉鎖している蔵王名物「蔵王大露天風呂」が平成19年1月27日(土)〜1月28日(日)の2日間に限って無料で開放される。男女別になった大露天風呂で、男性とも湯船は上下2段。上段の湯船は20人入ってもまだ余裕というくらいに大きく、下段はさらにデカイので「50人くらいは大丈夫」。樹氷シーズンに合わせての特別公開だから13:00〜16:00(入場は15:30まで)と時間も限られるので、注意を。温泉街の外れに位置するために秘湯ムードすら漂う、冬の大露天風呂だ。

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