
昭和61年に再建された能成寺の本堂
信玄(市川亀治郎)の父・信虎(仲代達也)の曽祖父である武田信守が貞和年間(1345〜1349年)に開き、菩提寺としたのが臨済宗の能成寺(のうじょうじ)。もともとは八代郡(現・笛吹市)にあり、甲府五山となって府中に移った。信玄の時代には現在の東青沼(現・甲府市宝町)にあったが、甲府城の建設にともなって現在地に移転した。これは、近世の城郭のセオリーで、防御的な場所に寺を配置したもの。昭和20年の甲府大空襲で伽藍を焼失し、今ある堂宇は近年の再建だ。
寺の石垣は、よく見ると穴太積み(あのうづみ)。これも甲府城建設に伴って、移されたという史実を物語っている。往時の甲府城の石垣もこの穴太積みだったと推測される。寺には天文11年12月12日という日付の入った信玄の発した制札が残されている。家督を継いだ信玄が、その勢力を寺社に示すために発布したもので、境内での殺傷は禁ずる程度の内容のもの。家臣だけでなく、寺社をも従えようという苦心が垣間見れる。
ドライブの場合は、中央自動車道一宮御坂IC、または甲府昭和ICから30分。駐車場は10台、無料。カーナビの場合は以下のマップコードを入力すれば能成寺まで誘導。
59 580 275*55
列車旅行の場合は、身延線金手駅から徒歩10分。甲府駅からは徒歩20分。














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