プチたび > 特集 > 6月のベスト・ショット 花咲く利尻・礼文

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今の季節、どこに行けば、素敵なシーンに出会えるのだろうかと、お悩みのあなた! そして、友人に自慢できる写真を撮ってやるぞというあなた! 場所と条件さえ良ければ、携帯電話だって思わず「すごーい!」と叫ぶような写真が撮れるはず。『カメラマン岡谷俊夫のBEST SHOT POINT』、今月は「花の浮島」と呼ばれる礼文島と、利尻富士そびえる利尻島。6月から7月にかけて稚内沖に浮かぶふたつの島は、高山植物がまさに百花繚乱となる。

利尻山
原生林の中の秘沼・姫沼からの利尻山


利尻島の玄関口、鴛泊(おしどまり)港から南東に2km、島を周回する道路を走ると姫沼の入口がある。爆裂火口の跡と推測される姫沼は利尻島でももっともポピュラーな展望地で、エゾマツ、トドマツが茂る森越しに利尻山を眺望する。島の南部にあるオタトマリ沼が湿原化して明るい雰囲気なのに対し、姫沼は原生林に囲まれて神秘的。周囲の森は野鳥の聖域でもある。ちなみに姫沼という名前は大正4年に姫鱒を放流したことに由来する。

ペシ岬展望台
ペシ岬展望台からの礼文水道の黄昏


利尻島には絶景を得ることができるビューポイントがたくさんあるが、意外に知られていないのが鴛泊(おしどまり)港に防波堤のように突き出したペシ岬。先端のピークに鴛泊灯台が建つので灯台山と呼ばれている。実は、利尻山や夕日を眺める絶景ポイントなのだが、まさに灯台元暗しといった感じで訪れる人は少ない。鴛泊の湾内で行なわれるウニ漁を眼下にする一等地でもあることをお忘れなく。

エゾカンゾウと利尻島
エゾカンゾウのお花畑越しに利尻島を眺望


「花の浮島」といわれる礼文島は北アルプスの山頂部を海に浮かべたような島で、海岸線に高山植物が咲きハイマツが茂る別天地。6月から8月(最盛期は6月〜7月)の花の季節なら、島全体がお花畑になってしまう。なかでももっとも感動的なのが桃岩展望台周辺にのびる桃岩遊歩道。エーデルワイスの仲間・レブンウスユキソウをはじめ、レブンアツモリソウ、レブンコザクラなど礼文島の固有種など約300種の高山植物が花開く。ただし、盛夏の8月の平均気温が18度という土地柄だけに長袖は必携だ。

桃岩と礼文島西海岸
桃岩遊歩道から桃岩を眼前に元地海岸を眼下にする


礼文島の玄関口、香深港南西の高台にある展望台が桃岩展望台。ピーチ型の桃岩(標高250m)を眼前にするのが名の由来だ。眼下の西海岸は猫岩、地蔵岩など奇岩が林立する海岸で、地蔵岩のある元地海岸では天然のメノウの原石を簡単に拾うこともできる。桃岩遊歩道は草原状のお花畑となった丘陵地を元地灯台まで続いている。晴れていれば問題ないがガスがかかることも多いので防寒には留意を。高山植物保護のため決して歩道をはずれることがないようにしたい。

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