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NHK大河ドラマ『天地人』ゆかりの地を旅する


現在は合併し長岡市となった栃尾地区。そんな栃尾は、直江兼続の心の師・上杉謙信ゆかりの地としての色彩が強い。というのもここは、上杉謙信が元服し長尾景虎を名乗って城主となった町だから。ゆえに栃尾には、謙信が開山した曹洞宗の寺・常安寺をはじめ、今も謙信ゆかりの史跡がそこここにある。

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南北朝時代に起源がある栃尾城址


当時越後を治めたのは上杉謙信(幼名・虎千代)の兄・長尾晴景。謙信は春日山の林泉寺に預けられていた。しかし兄の命を受け還俗した謙信はわずか14歳で栃尾城に入り、この地方の制圧を行なった。元服した謙信は長尾景虎を名乗り、栃尾城主となる。後に兄の養子となり、春日山城主となるまでの6年間、ここを拠点に武勲を轟かせた。天平年間、鶴城山(標高228m)に築かれたといわれる山城には登山道もあり、空濠や馬場跡、石垣跡、二の丸跡など、戦国時代の貴重な遺構が残されている。山頂からの眺望は抜群で、栃尾市内を見下ろすことができる。登山口は諏訪神社からで、山頂までは30分ほど。

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左手に数珠、右手には軍扇をもつ謙信像


謙信像や謙信廟が建つ秋葉公園には、謙信が常安寺の守護として勧請した秋葉神社があるが、なかでも江戸雑司が谷の金具職人の家に生まれ、長く越後に留まったといわれる幕末の名匠・石川雲蝶(いしかわうんちょう)の彫刻で埋め尽くされた奥の院は、一見の価値がある。ほかに公園内には、米沢から分霊して祀った謙信廟、隣には謙信の幼少時代の学問の師で、常安寺を開山した門察和尚の墓がある。神社横の石段を下ると、謙信が庇護したこの常安寺に出る。

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栃尾の町の象徴としてよく挙げられるのが、雁木(がんぎ)。雁木とは、豪雪地帯に見られる家の庇をのばして設けた木造の歩道で、今でいうアーケードのようなものだ。例年5月3〜5日には「雁木あいぼ」というスタンプラリーの町歩きイベントが市内で行なわれている。同時期、常安寺では栃尾手まりまつりも開催。3000個の手まりや地場産品が展示即売されている。

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栃尾の油揚げは焼いて大根おろしで味わおう


栃尾のもうひとつの名物が、ジャンボ油揚げ。市内には人口比に対してかなりの数といえる20軒近くの油揚げ店があり、人それぞれ好みが異なる様子。雁木通沿いにも名物の油揚げを売る店が何軒かあるが、なかでも新町にある常太油揚店は、休日は行列ができるほどの人気で、GWなどは予約を入れなくては購入できないほど。遠方から訪れる場合は、事前に予約してから訪れよう。ちなみに油揚げの形が大きくなったのは、栃尾の馬市に来る者が商売成立を祝い、気っ風よく豪快に作って味わったのが始まりとか。営業は7:00〜18:00頃、木曜休。電話0258-52-2745

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一之貝周辺の棚田


ドラマでは喜平次(景勝の幼名)と与六(兼続の幼名)との出会いの場所となっていた場面が、一之貝周辺の棚田。棚田といえば、中越地震の被害が甚大だった山古志が有名だが、この栃尾にも来伝の棚田など、なかなか素敵な棚田が多く、またブランド米として知られてはいないが、味では非常に評価が高く献上米も出しているほど。GW中に長岡周辺の棚田ドライブを楽しむなら、ぜひ「山古志・牛の角突き」とセットでめぐりたい。

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