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NHK大河ドラマ『天地人』ゆかりの地を旅する


長岡市与板地区では、直江兼続が大河ドラマの主人公に決まる前から、彼を郷土の偉人として讚えていた。なぜなら与板は、兼続が城主だった土地だから。兼続の主君・上杉景勝と玉山鉄二が演じた上杉景虎が、上杉家の後継を争った御館(おたて)の乱後、兼続は当時未亡人となった常盤貴子演じるお船と結婚。お船の実家で与板城主である名門・直江家を継ぎ、上杉家の家老に出世。今につながる城下町・与板の基礎を作り上げた。

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与板城本丸跡からの眺め

のちに兼続の妻となるお船の実父で、与板城主だった直江景綱(かげつな)は、上杉四天王のひとりとして活躍した、謙信以来の直臣。だが景綱には男子がなかったため、娘・お船に上野国長尾家から婿を迎え、直江信綱(のぶつな)とした。ところが、御館の乱後の論功行賞のもつれから、お船の夫・信綱が殺害されると、その家名を継ぐ後釜として白羽の矢が立ったのが、樋口与六(兼続)だった。つまり兼続が直江家の婿に入った形で、与板城は妻・お船方の実家というわけだ。

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1479(文明11)年に開山された曹洞宗の寺。直江家の菩提寺として歴代の位牌が残されているが、上杉家の国替えにより一時衰退。元禄時代に入り、藩主や地元の豪商・大坂屋の庇護により再興した。現在の本堂はこの大坂屋三輪家の寄進による再建。また良寛と住職との親交があり、境内には良寛の句碑も残る。

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「寿司割烹みよしの」の「与六寿司」


旧三国街道からすぐ、徳昌寺にも徒歩5分の位置にある「寿司割烹みよしの」。丼ものやラーメンまである気軽な店だが、兼続関連のランチをとお考えならば、兼続の幼名から名付けた「与六寿司」はいかがだろうか。兼続が戦時に身に付けた兜の前立てにちなんだ「愛」の文字と、家紋付の卵焼きがなんともユニークだ。営業は11:00〜14:00、16:30〜23:00、水曜休。電話0258-72-2659
駐車場は与板支所駐車場(50台)を利用のこと。

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中には大きな栗が入っている「愛の前立」


旧三国街道沿いでは商店が軒を連ね、昔ながらの風情が残る与板。なかには、城下町らしい古いお茶屋や菓子店なども見られる。そのなかの一軒、和洋菓子を製造販売する菓子工房大石では、お船や兼続にちなんだ菓子に注目。兼続が着用した兜のひとつに、「愛」の一文字を前立てに掲げていたものがあり、これがいわゆる「愛の前立」と呼ばれているのだが、その前立てにちなんだ饅頭を販売している。30年以上前に考案したものというから、現在のブームとは無縁。兼続に対する思いを感じるお菓子だ。

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敷地内には直江兼続像が建つ


以前は与板の歴史や文化を中心とした展示だった「長岡市与板歴史民俗資料館」が、平成21年1月にリニューアルオープン。大河ドラマ「天地人」の放送開始に合わせ、直江兼続とその妻お船の生涯を中心に解説する展示内容となった。1階では兼続が身に付けたとされる「愛の甲冑」のレプリカや兼続の書状などを展示、2階では兼続とお船、与板に関する展示がある。料金は大人300円、小・中学生150円。開館は9:00〜16:30、年末年始休。電話0258-72-2021。駐車場20台(無料)

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