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関門海峡に臨む門司港レトロ地区の中心施設として平成15年4月に開館。関門海峡にまつわる歴史や文化、自然など、関門海峡をあらゆる角度から紹介している。音や照明、映像を駆使して海峡を古代から現在へと空間移動しているような気分が味わえる海峡アトリウムや、人形絵巻で歴史ドラマを綴った海峡歴史回廊などがおもしろい。海峡の現在の科学的データがわかる情報室などもあり、子供から大人まで楽しめるようになっている。

昭和63年、現役の鉄道駅として初めて国の重要文化財に指定された歴史ある駅舎。建設されたのは大正3年で、本格的なネオ・ルネサンス様式を採用した木造2階建て。イタリア・ローマのテルミニ駅を模して造られた風格ある建物だ。今でも構内に青銅製の手水鉢(ちょうずばち)や神殿風の円柱などがあり、大正ロマンの香りを色濃く漂わせている。日没後は、駅前の噴水とともにライトアップされ、幻想的な光景が浮かび上がる。

門司港第一舟溜まりに架かる歩行者専用の跳ね橋。船の航行にあわせて午前2回、午後2回、1日計4回、橋が音楽にあわせて跳ね上がる。全長24mの親橋と14mの子橋が水面に対して60度の角度まで上がり、開くまでに要する時間は4分、閉まるのには8分かかる。そのため橋が開き始めてから完全に閉まるまでを眺めるのには30分ほどの時間が必要だ。夜はライトアップされ、橋を照らすブルーバイオレットの光が水面に映り美しい。

門司港周辺のレトロな建物群をライトアップし夜も楽しめるようにと、平成13年7月から始まった門司港レトロ・ナイトファンタジー。東京タワーや東京湾レインボーブリッジなども手掛けた照明デザイナー、石井幹子氏のプロデュースによるもので、水域を囲む歴史ある建物をライトアップすることで水域全体が幻想的な光に包まれるよう演出されている。ウォータースプラッシュは浮桟橋の先端から毎時15分間放水する噴水で、水の描く放射線は最大40mにまで達し、周囲の美しさに華を添えている。ただし強風時と冬季は停止。

門司港の第一舟溜まりに開発された複合商業施設。周囲のレトロな雰囲気にあわせた赤煉瓦色が際立つモダンな建物に、30以上のショップやレストランが入っている。スイスやドイツ、アメリカのアンティークオルゴールの40種類以上の音色が楽しめるオルゴールミュージアム門司港や、ヨーロッパの繊細なガラスが展示された赤煉瓦ガラス美術館のほか、ショップである赤煉瓦ガラス館にはサンドプラス体験工房も併設されている。夜は東館と西館それぞれの屋上から3色6条の光が天空へと放たれ、夜空のゲートを演出している。

大正10年、三井物産の貴賓をもてなす社交倶楽部として建てられたもので、梁や柱を外側に露出したハーフティンバー様式の木造2階建ての洋館。室内はアールデコ風に統一され、大正11年にはアインシュタイン博士夫妻も宿泊している。当時は谷町に建てられていたが、門司港周辺の再開発にともなって現在の港町に移築された。1階はイベント会場とレストラン、2階にはアインシュタイン・メモリアルルームや、『放浪記』で有名な門司出身の女流作家林芙美子の作品や愛蔵品を展示した林芙美子資料室がある。国の重要文化財。

大正6年に建てられた大坂商船門司支店の建物。灯台にも似た八角形の塔屋が特徴的な木造2階建ての洋館だが、外装にオレンジ色のタイルが敷き詰められ、帯状に白い石で装飾されているので、一見すると煉瓦造りにも見える。建設当時は大陸航路の待合室として多くの乗船客で賑わっていた。現在は1階が多目的ホール、2階には北九州出身のイラストレーター、わたせせいぞう氏の作品などを展示した「わたせせいぞうと海のギャラリー」やショップがある。

北九州市と中国大連市の友好都市締結15周年を記念して平成6年に建てられたもの。1階には中華大連料理のレストラン「大連餐館あかしあ」、2階は東アジアや国際友好に関する図書が中心の図書館、3階は大連市の資料を展示するコーナーがある。尖った三角屋根の尖塔が印象的な建物は、ドイツ風ハーフティンバー様式。明治35年、帝政ロシアがドイツ人建築家ブカリノフスキとユンヘンデルに依頼して大連市に建設させた建物を複製して建築したものだ。

門司港レトロ地区に残る明治期の希少な建物。明治42年、門司税関発足時に建設されたもので、当時は大阪商船に似た尖塔のある建物だったが、明治45年に焼失し現在の形の建物となった。2階建て煉瓦造りの建物に御影石による装飾が施され、昭和初期まで税関として使用されていた。平成のレトロ地区整備計画の際に大改修が行なわれ、1階はコンサートや講演会などが行なわれる多目的ホールを中心に税関展示室、休憩室、喫茶室などがある。2階は多目的ホールを囲むように配置されたギャラリーと関門海峡を一望できる展望室がある。

高層マンションの31階に設けられた展望台。高さ103mの展望室からは約270度の大パノラマが開け、眼下には関門海峡や門司港レトロ地区が見渡せる。眺望以外にも楽しめる要素がたくさんあり、エントランスには映像が写し出され、エレベーターの45秒間の上昇時には駅から展望室に向かうまでの音の物語、40秒間の下りは昔の街の音が楽しめる。展望室では、屋上にあるデジタルカメラを操作して鮮明な映像が見られる「デジタル望遠鏡」や、画面を動かしてさまざまな情報を得る情報潜望鏡「アイステア」など、ゲーム感覚で操作する最新設備が揃っている。建物は建築家・黒川紀章(くろかわきしょう)の設計によるもの。

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