関門海峡に臨む門司港レトロ地区の中心施設として平成15年4月に開館。関門海峡にまつわる歴史や文化、自然など、関門海峡をあらゆる角度から紹介している。音や照明、映像を駆使して海峡を古代から現在へと空間移動しているような気分が味わえる海峡アトリウムや、人形絵巻で歴史ドラマを綴った海峡歴史回廊などがおもしろい。海峡の現在の科学的データがわかる情報室などもあり、子供から大人まで楽しめるようになっている。
北九州市と中国大連市の友好都市締結15周年を記念して平成6年に建てられたもの。1階には中華大連料理のレストラン「大連餐館あかしあ」、2階は東アジアや国際友好に関する図書が中心の図書館、3階は大連市の資料を展示するコーナーがある。尖った三角屋根の尖塔が印象的な建物は、ドイツ風ハーフティンバー様式。明治35年、帝政ロシアがドイツ人建築家ブカリノフスキとユンヘンデルに依頼して大連市に建設させた建物を複製して建築したものだ。
出光興産の創業者、出光佐三が約70年にわたって収集した美術コレクションを展示する美術館。東京にある出光美術館に続き、平成12年に門司にも開館したもので、創業者の信条に基づく美術研究および保存・修復活動を行なっている。常設展示はヨーロッパや中国の陶磁器や絵画を中心としたもので、ほかに年に4回ほどテーマを決めた特別展が開催される。大正期の倉庫を改築した建物なので、美術館らしからぬ外観がちょっとおもしろい。
『点と線』がベストセラーになり社会派推理小説ブームを巻き起こした小説家・松本清張の記念館。小倉城の一角に平成10年開館した。「松本清張の世界」には約700冊ともいわれる彼の著書を並べた壁や、当時の社会状況がわかる映像を配した彼の生涯をたどる年表など、迫力ある展示となっている。記念館オリジナル『点と線』のアニメ作品も上映している。「思索と創作の城」は昭和36年から住み続けた東京・杉並の家を亡くなった時の状態のまま移したもので、3万冊にも及ぶ蔵書が整然と並べられた書庫や使いかけの書斎などが見学できる。
46億年前の地球誕生から現代に至る生命の進化を、自然史ゾーンと歴史ゾーンとに分けて展示解説する博物館。自然史ゾーンのエンパイラマ館では、実物大に再現された太古のジオラマの中を恐竜ロボットや昆虫がリアルに動き迫力満点。100mの回廊のアースモールには、世界最大級のセイスモサウルスやティラノサウルスなどの恐竜の骨格標本が展示され、その大きさに圧倒される。歴史ゾーンのカルチャーモールでは北九州の祭で使う山車などが、また探求館では実物大に復元された竪穴住居と昭和30年代の社宅が目を引く。
鴻臚館は、奈良・平安期に使われていた外交窓口のひとつで、平安京、難波、筑紫の3ヶ所あったなかでは最大規模の建物。遣唐使や遣新羅使などと共にやってきた外国からの客人をもてなす施設として、また日本から大陸へ向かう留学生や僧侶たちが天候待ちで滞在したのもこの場所と推定されている。もちろん唐や新羅、宋と交易する場所としても利用された。出土品には遠くイスラム系陶器やペルシャ系のガラス器まで含まれ、当時の交易範囲の広さを物語っている。館内ではそのまま保存された建物の柱跡や当時の建物の復元模型、数多くの出土品を見学できる。
志賀島の北部は美しい海や自然を楽しめる国民休暇村となっているが、この休暇村の本館の西側にあるのがしかのしま資料館。島から出土した数々の遺物や古民具が所狭しと展示され、「志賀島の歴史」、「無形文化財」、「万葉集と志賀島」、「元冦と志賀島」、「志賀島の産業」の5つのテーマに分けて島の歴史と文化を解説している。ロビーにある志賀島の立体模型でまず島全体の地形を把握したい。島にあるすべての万葉歌碑の写真と説明もあり、歌碑巡りの際の手助けとなっている。
平成11年に博多川の畔にある複合施設、博多リバレインの7・8階に開館した美術館。タイ、ベトナムなど近代以降のアジア美術コレクションの収蔵や展示を行なっている。20年にわたる調査収集活動によって集められたすばらしいコレクションを展示する2つのギャラリーと美術情報コーナーがある。3年に一度、アジア地域から気鋭の芸術家を招き、最新のアジア美術の動向を紹介する「福岡アジア美術トリエンナーレ」を開催。また美術館の招聘事業で招かれた美術作家が実際に創作を行なうスタジオを見学することができる。
明治から大正期にかけての博多の暮らしや文化を伝える施設。館内は「展示棟」、「町家棟」、「みやげ処」に分かれている。「展示棟」には実物大に復元された雑貨屋があるほか、クラシックな電話機で博多弁を聞けたり、縁日や祭りに出たのぞきからくりで当時の風景を眺めたり、風刺の効いた笑いの庶民芸能「博多仁和加」を楽しめるなどと多彩な内容。「町家棟」は、裕福な商家の典型として110年ほど前の博多織元の住居兼織場を移築。高い吹き抜け天井を持つ町家の内部では手織り職人による実演が行なわれている。
福岡市の歴史と民俗を通して、文化発展の足跡を学ぶ場として平成2年に開館した博物館。平成元年に開催された「アジア太平洋博覧会」のテーマ館として利用された建物を再生。展示室は2階にあり、常設展示でも2〜3ヶ月ごとにテーマに沿って展示品の入れ替えが行なわれている。志賀島から出土した国宝の金印や福岡城主黒田家の家宝など見応えのある展示品が数多い。金印は1辺2.3cm、108gと意外に小さなものだがここに展示されているものはレプリカではない本物。








