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かつての小倉城主、小笠原氏が茶の湯や能を楽しみ、客をもてなした下屋敷の跡。小笠原氏は礼法や流鏑馬(やぶさめ)で知られる小笠原宗家にもつながる一族で、この歴史をふまえ「伝統的な生活文化」と「礼法の思いやりともてなしの心」を継承する拠点として平成10年に開館した。建物は大名屋敷を再現したもので、本格的な木造書院造りの書院ゾーンと池を巡りながらさまざまな景観を楽しめる池泉回遊式庭園の庭園ゾーンが見どころ。体験ゾーンでは気軽に茶の湯を楽しめる。食事のマナーや作法の歴史がわかる展示ゾーンには、マナーに関する資料も揃っている。

シイやタブなどの自然林で構成される自然公園。宮本武蔵と佐々木小次郎の碑が決戦の行なわれた巌流島を望む場所に立っている。宮本武蔵の碑は、武蔵の養子である小笠原藩家老職・宮本伊織が1654(承応3)年に立てたもの。碑文には武蔵の剣歴が記述され、二刀流を生みだす工夫や巌流島の決闘までの様子なども刻まれている。佐々木小次郎碑は、作家村上元三氏が新聞小説『佐々木小次郎』の連載完了を記念して昭和27年に立てたもの。村上氏が詠んだ句が刻まれている。公園には巌流島や関門海峡、響灘まで見渡せる展望台もある。

志賀島の南西、博多湾を望む絶好の展望地である叶崎に整備された公園で、歴史上の大発見といわれる「漢委奴国王」(かんのわのなのこくおう)の金印の発見場所だ。この金印は1784(天明4)年、百姓甚衛が溝の修復をしていた時に発見したといわれ、『後漢書』による57(建武中元2)年に光武帝が倭奴国王に贈ったものと推定されている。その後金印は福岡藩主黒田家の所蔵となるが、近年福岡市に寄贈され、現在は福岡市立博物館に展示されている。公園には金印の文字を拡大した碑が立っている。

志賀島のほぼ中央部の小高い丘にある公園。万葉歌碑と展望台しかない公園だが、ここからの景色は一見の価値がある。手前には「日本の白砂青松百選」と「日本の渚・百選」にも選ばれた海の中道、対岸には福岡の街全体が見渡せる。夜には福岡タワーや福岡ドームのある「シーサイドももち海浜公園」一体がひときわ鮮やかに見える夜景スポットとして人気を呼んでいる。

博多商人、下澤善右衛門親正の別荘跡地に造られた池泉回遊式庭園。当時の茶室を復元した「楽水庵」など落ち着いた和室でお茶を楽しめる優雅な空間だ。美しい光景の重要な要素のひとつが「博多塀」。「博多塀」は、豊臣秀吉が荒廃した博多の町の復興を行なった際、神社仏閣や豪商の屋敷の塀に兵火で焼かれた石や瓦を再利用し粘土で固めて作った塀のこと。いわゆる物資不足の解決策であったが、楽水園の博多塀は、旧下澤家の古瓦、焼け石に似た湯布院産の火山石、粘性の強い黄土を用い、高度な技術で仕上げた芸術性の高い塀となっている。

筑前黒田藩第6代藩主・黒田継高が1754(宝暦4)年に別荘として建てたものを昭和56年に福岡市が市民のための歴史公園として公開。明治初期に建てられた数寄屋造りの本館大広間から1haもの広さの池泉回遊式庭園を見渡すことができる。季節の干菓子と抹茶がセットになった抹茶サービスもあり、殿様気分でくつろぐことができる。庭園は四季を通じて美しい花が楽しめるが、樹齢300年以上というキンモクセイの古木は見逃せない。早春のツバキ、秋のモミジも格別。

小倉城庭園の書院は、広縁が、池に張り出す「懸(かけ)造り」になっている。書院から小倉城を見上げる景色は、絶好のベストショットポイント。本格的な、池泉回遊式の日本庭園を見渡すこともできる。立礼席で、抹茶(500円)をいただくこともできる。

めかり公園は、関門海峡の東側古城山にあり、総面積36haの広さで、バードウォッチングやお花見の名所として知られる。周防灘から昇る朝日や響灘に沈む夕日を望むビューポイントで、昼間は古城山頂から360度の雄大な景色が楽しめる。また、夜は、公園内のテラスデッキから見る関門橋ライトアップも必見。

福岡城の外濠を利用した、39.8haの県営公園。大正15年に公園の工事に着手し、昭和2年の『東亜勧業博覧会』に使用され、昭和4年に開園している。外周2kmの大濠池を中心とした水の公園で、中国の西湖をイメージして造られている。池には、柳島、松島、菖蒲島が浮かび、観月橋、松月橋など4つの橋で結ばれている。池の外周はツツジや柳を植栽した遊歩道になっていて、ジョギングやサイクリングに最適。3月〜10月の間なら貸ボートを利用することも可能で、福岡市民のいこいの場となっている。大濠公園の50周年を記念して昭和59年に開園した「大濠公園日本庭園」は築山林泉回遊式庭園で、大池を中心に大小3本の滝、太鼓橋、枯山水を配した、優美で伝統的な庭園美を楽しむことができる。

国の史跡となっている福岡城跡を中心とした公園。昭和23年に開園した都市公園で、39.0haの敷地のなかに平和台陸上競技場、球技場、野球場、テニス場、芝生広場がある。ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラなど1000本が植栽され、春は桜の名所として有名。展望台となっている大天守台からは、桜が絨毯のように広がる絶景を得ることができる。桜のほか梅、ボタン、シャクヤク、フジ、ツツジ、ショウブ、ハスなどの花見も楽しめ、5月下旬から6月下旬の花菖蒲は美しい。

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