門司港第一舟溜まりに架かる歩行者専用の跳ね橋。船の航行にあわせて午前2回、午後2回、1日計4回、橋が音楽にあわせて跳ね上がる。全長24mの親橋と14mの子橋が水面に対して60度の角度まで上がり、開くまでに要する時間は4分、閉まるのには8分かかる。そのため橋が開き始めてから完全に閉まるまでを眺めるのには30分ほどの時間が必要だ。夜はライトアップされ、橋を照らすブルーバイオレットの光が水面に映り美しい。
本州と九州を結ぶ関門橋は、全長1068m、桁下の高さは61mで、昭和48年に竣工された吊り橋。関門海峡にかかる唯一の橋で、中国九州自動車道が通っている。夜間はライトアップされ、幻想的な景色を目にすることができる。ライトアップは5月から8月は20:00から23:00、11月から1月は18:00から21:00、その他の期間は19:00から22:00。橋の下には1日700隻の船が行き交い、その汽笛と潮騒が調和した音は「日本の音100選」に選定されている。
石炭の輸送には大型船でも接岸できる港をもつことが悲願だったが、干満の差が5mに及ぶ有明海においては、到底無理だと思われていた。しかしそれでは積み替えに時間も費用もかさむため、三井三池炭鉱の初代事務長・団琢磨が新港築造を推進。明治35年から6年の歳月をかけ、三池港が完成した。ドック、内港、航路、外堀からなる港は後に拡充されたが、開港当時からの機械は今も現役。なかでも画期的だったのが閘門式水門だ。ドックの水位を常に一定(8.5m)に保つ水門の完成で、干潮時でも1万tクラスの大型船が着岸可能になった。しかも今なお当時の水流式ポンプによって操作されている、というから驚きだ。また時間があれば西港町の旧三井港倶楽部(TEL0944-51-3710)にも立ち寄りを。開港と同時にオープンした三井の迎賓館で、皇族方の接待にも利用されたもの。明治の優美さを今に伝える西洋建築だ。
川下りのスタートは、三柱神社前の乗船場(駅から乗船場まで無料送迎)。コースは内堀コースが主だ。掘割の深さは1mほどで、人が歩くのと同じぐらいのスピードで進む。ちなみにドンコ舟とは、掘の内に棲むハゼに似た魚、ドンコからその名が付いたとか。途中12の橋を通るが、なかには450年前の橋も健在だ。白壁土蔵の古文書館や赤煉瓦倉庫の「並倉」、掘割を挟んで対岸に造られた離れ庭、北原白秋も歩いた散歩道など、見どころ満載だった川遊びの旅があっという間に終りを告げる。終点は白秋の生家が残る沖端。
福岡市博多区の中央埠頭にある外国航路のターミナル。博多港は外国航路の旅客数日本一を誇る港だが、その玄関口が博多港国際ターミナル。平成5年4月に開業したターミナルからは釜山への定期旅客航路が発着。旅客数は平成18年度で年間75.2万人を数えている。博多と釜山を結ぶジェットフォイルは1日5〜8便運航され、わずか2時間55分で結んでいる(JR九州高速船と未来高速が就航)。フェリーは、カメリアラインの「ニューかめりあ」(1万9961t)が就航、1日1便、釜山を6時間で結んでいる。フェリーの2等なら往路大人9000円、復路8100円で観光旅行が楽しめる。

