高層マンションの31階に設けられた展望台。高さ103mの展望室からは約270度の大パノラマが開け、眼下には関門海峡や門司港レトロ地区が見渡せる。眺望以外にも楽しめる要素がたくさんあり、エントランスには映像が写し出され、エレベーターの45秒間の上昇時には駅から展望室に向かうまでの音の物語、40秒間の下りは昔の街の音が楽しめる。展望室では、屋上にあるデジタルカメラを操作して鮮明な映像が見られる「デジタル望遠鏡」や、画面を動かしてさまざまな情報を得る情報潜望鏡「アイステア」など、ゲーム感覚で操作する最新設備が揃っている。建物は建築家・黒川紀章(くろかわきしょう)の設計によるもの。
糸島半島の北部に位置する海岸で、150mほど沖合いに大きな注連縄で結ばれた夫婦岩がある。高さ11.8mの男岩と11.2mの女岩。古くから神聖な場所として桜井神社の社地とされ、海岸近くには白い鳥居も建てられている。5月初旬の大潮の日に1年の豊作と健康を祈願して「夫婦岩大注連縄掛祭」が行なわれる。長さ30m、太さ90cm、重さ1tもの注連縄を氏子たちが掛け替える神事だ。夏至の日は夫婦岩の間に夕陽が沈み、日本の渚・夕陽百選にも選ばれるほど美しい景観となる。
幣(にぎ)の松原は玄界灘に突き出した糸島半島の芥屋の大門から野北海岸まで6kmに渡って弓状に続く白砂青松の海岸。日本の松の緑を守る会選定の「白砂青松百選」にも選ばれている。玄界灘の彼方には、壱岐や対馬の島影を望む風光明媚な海岸だ。生育する10万本の松は、防風保安林および保健保安林としての役目も果たしている。NHKの大河ドラマ『北条時宗』のクライマックスシーンである「文永の役(元寇)」のロケ地ともなった。
糸島半島北西部、玄界灘に突き出した大門崎は、六角形や八角形をした玄武岩の柱状節理が整然と並ぶ奇観を生みだしている。大門崎の北東の崖下には高さ64m、間口10m、奥行き90mほどの巨大な海食洞があるが、これが国の天然記念物にも指定されている芥屋の大門で、玄界国定公園の中でも屈指の景勝地。4月〜11月に運航する遊覧船(芥屋漁港を出航、所要30分、大人500円、小人350円)に乗ればこの奇観を海上からじっくりと見物できる。
津屋崎海水浴場、宮地浜海水浴場、福間海水浴場と3?に渡って遠浅の海が続き、福岡の湘南とも呼ばれる海岸。なかでも福間海岸はサーフィン、ボードセーリングなど西日本屈指というマリンスポーツのメッカ。海岸沿いにはサーファー相手のレストランや喫茶店などが並んでいる。福間漁港周辺は海浜公園として整備され、漁協直営で鮮魚を販売する「魚河岸福間浦」、芝生広場などがある。
歴史上の大発見といわれる「漢委奴国王」(かんのわのなのこくおう)の金印が発見されたことで知られる島。福岡湾(博多湾)の北側に突き出した周囲12kmの半島状の陸繋島で志賀島橋と海の中道で福岡市街とつながっている。万葉集にも登場し、柿本人麻呂が「大君の遠の朝廷とあり通ふ 島門を見れば神代し思ほゆ」と詠んでいる。島門とは博多湾への入口の南北に位置する志賀島と能古島を門に見立てたもの。天明4年(1784)に金印が発見された所は、『金印発興の地』として金印公園が整備されている。博多埠頭〜西戸崎〜大岳〜志賀島は市営渡船が結んでいる。渡船といっても高速双胴船「きんいん1」、「きんいん2」が就航し、博多埠頭と志賀島33分で結んでいる。
博多湾の中央に浮かぶ周囲12kmの島。作家・檀一雄が晩年を過ごした島で、絶筆となった「モガリ笛いく夜もがらせ花ニ逢はん」を刻んだ文学碑も立ち、5月の第3日曜日には「花逢忌」が行なわれている。奈良時代には島の最北端にある也良岬(やらみさき)に防人が設置され、博多を護る大陸への防備の重要な拠点となった。『万葉集』には「沖つ鳥 鴨とふ船の 帰り来ば 也良の防人 早く告げこそ」と詠まれている。也良岬は文献上で防人の配置が確認できる唯一の場所となっている。也良岬背後の高台には四季の花咲く「のこのしまアイランドパーク」がある。

