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畳平にある乗鞍山頂バス停から、徒歩20分ほどの大黒岳や富士見岳へ向かう途中、脇を歩くことになるのが鶴ヶ池。水際までは寄れないが、風にかすかに波立つ池を見ながらのハイキングは楽しい趣。ただし、陽を遮るものが何もないので、帽子は必携だ。

各務原(かかみがはら)東部に位置する広さ66.25haの森林。森の南を流れる木曽川を含む、飛騨木曽川国定公園として指定されている。拠点となるのは、センターハウスやまびこ。館内には「森の図書館」なども併設されており、自然観察のための情報収集もできる。保険休養林として保全された緑豊かな森は、野鳥や昆虫の宝庫で、バードウォッチングが楽しめるほか、旧中山道が通り抜ける杉木立なども散策可能だ。

関市板取地区(旧板取村)の中央部に位置する面積125haの森林。推定樹齢が400年〜500年といわれる「株杉」の群生地として知られ、周辺は野鳥の宝庫。バードウォッチングを楽しみながら自然観察道を歩けば、標高1068mの山頂へと到着。ほかにも「県木の森」や「あじさいの森」などと名付けられた見どころが整備され、自然に触れ合うには最適。また、「森林学習展示館」では、森林や林業についての資料を展示するほか、「木工体験実習棟」では実際に体験が可能だ。

「木曽の御嶽山(おんたけさん)」として名高い標高3067mの御嶽山は日本百名山のひとつ。岐阜と長野の県境にそびえ、飛騨側からも古来から信仰登山の対象となっていた。六合五尺にあたる濁河温泉登山口から頂上までは小坂口登山道が通じており、三の池の西に八合目と九合目の間に飛騨山頂がある。五の池小屋のある飛騨山頂まで6.5km、5時間で健脚向きのコースとなっている。最高点の剣ヶ峰へはさらに二の池を経由してもうひとがんばりが必要。剣ヶ峰山頂からは北アルプスや中央アルプス、南アルプス、富士山まで連なる壮大な景観が待っている。

岐阜市街の中心、長良川の南に聳える標高329mの山。かつては稲葉山と呼ばれていた山は濃尾平野を一望にする天然の要害で、中世には稲葉山城が建っていた。椎(ツブラジイ)の原生林やシダ類の群生など豊かな自然が残され、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロなど60種類以上の鳥類が生息する。金華山の山名の由来は、ツブラジイの花が咲くと山全体が黄金色に染まることに由来。藩政時代には天領として、戦前は御用林、戦後は国有林として保護されてきた。山頂までの整備された遊歩道も気軽なハイキングコース。山頂と岐阜公園を結ぶ「金華山ロープウェイ」では約3分間の空中遊泳が楽しめる。

日本海へと流れる宮川と太平洋に注ぐ飛騨川の分水嶺で、飛騨一宮水無神社(ひだいちのみやみなしじんじゃ)の御神体。岐阜県の県木であるイチイの原生林があり、奈良時代以来この山のイチイで笏(しゃく=束帯着用の際に右手に持つ細長い板)を作るために朝廷へ献上するしきたりがあり、この木が一位の官位を賜ったことが木の名の由来、そして木の茂る山が位山となったといわれている。出雲の神々が位山に降り立ったという伝説も残り、山頂付近には日本誕生ロマンを秘めた「天の岩戸」、御手洗石、六凌鏡石、八重雲岩、蔵立岩などの巨石群がある。古代からの巨石崇拝や太陽信仰に関係があり、古代史研究家が注目する場所となっている(位山を自然の山を利用したピラミッドであるとする説もある)。ダナ平林道終点の水無神社奥社(登山道入口)から巨石群を抜け1時間ほど歩けば標高1529mの山頂に立つことができる。また道の駅「モンデウス飛騨位山」もある苅安峠からモンデウス飛騨位山スノーパーク脇の位山遊歩道を歩けば徒歩2時間で山頂。山頂からは白山連峰が一望でき、6月にはドウダンツツジが咲き乱れる。秋には紅葉が美しい。

滝上川を源として流れ出す四十八滝川は、急峻な谷あいに大小無数の滝を造り出し阜県名水50選、岐阜県の天然記念物などに指定されている。遊歩道を歩けば、魚返滝、朝霧滝、平滝、函滝(はこたき)、上段滝、梵音滝(きよのきたき)、王滝、銚子口滝、障泥滝(しょうでいたき)、わん水滝、瑠璃滝(るりたき)、布晒滝(ぬのさらしたき)、上平滝(かみひらたき)と入口から上流部の間880mに滝が連続する。滑滝が多く、最大の王滝でも落差は18.8mとさほどでもないが箱庭的に連続する滝は実に見事だ。紅葉の名所として知られ、例年10月下旬〜11月上旬が見頃となる。日帰り入浴施設、四十八滝温泉しぶきの湯「遊湯館」(大人600円、小人400円)もあるので汗を流してから家路につくことができる。

奈良時代に役行者(えんのぎょうじゃ=役小角・えんのおづぬ)が開山したと伝わる美濃・信濃国境にそびえる標高2191mの山。中央アルプス(木曽山脈)の南端にあり、美濃最高峰となっている。深田久弥も『日本百名山』に選んでいる。この地に伝わる伝説では、恵那山の名は天照大神が生まれた時の胞衣(えな=胎児を包む膜)をこの山に納めたことに由来。山頂には、その由緒を神代にまで遡る恵那神社奥宮本社が、山麓の川上(かおれ)地区には前宮本社が置かれている。明治時代に日本アルプスの名付け親W.ウェストンが登ったことでも知られる。登山道は、黒井沢コース、神坂峠コース、広河原コース、前宮コースの4コースがあり、昭和35年に深田久弥も百名山の取材で歩いた黒井沢コースがのっとも一般的なもの。前宮コースは、修験道時代からの歴史ある道で伊勢湾台風で廃道化していたものを、地元中津川山岳会が平成13年秋に復活させた。明治26年にはウエストンが中津川市街の宿から前宮コースを使って日帰りで登頂している。一般的な登山者のコースタイムとしては登山口から山頂まで前宮コースで6〜7時間は必要。

美濃(岐阜県)と越前(福井県)の国境に位置する越美山地の最高峰で標高は1617.3m。日本海と太平洋の分水嶺をなしている。白山を主峰とする加越山地とともに両白山地(りょうはくさんち)と呼ばれることもある。養老2年に泰澄上人によって開かれた白山信仰の山で、山頂に熊野白山権現社が祀られている。初夏には南斜面がニッコウキスゲの花畑となるほか、晩夏のムラサキリンドウや紅葉の季節も素晴らしい。学術上の貴重な植物や県内稀少種も多く、見事な自然植生が残っている山。登山には岐阜県本巣市側の温見峠(ぬくみとうげ・標高1050m)、能郷谷を登山口とする2コースがある。国道157号温見峠からのコースは、昭和63年に開設されたもので標高差567mを登る最短ルートで所要2時間。能郷谷から登ると3時間は必要となる。

霞間ヶ渓は池田山を源とする渓谷で、自生するヤマザクラをはじめ、ソメイヨシノ、シダレザクラなど1500本の桜が咲く桜の名所。「霞間ヶ渓」の名も、渓谷を彩る桜の花がまるで霞のように見えることから名づけられたとの説もある。古くは近隣の村々により草木の伐採が繰り返され、たびたび土砂崩れなどの災害を起こしていたので、山林保護のために草木の伐採を禁じた頃からヤマザクラが自生し、天保年間(1830〜1840)にはすでに桜の名所となっていたと伝えられる。渓谷へは霞間ヶ渓公園から遊歩道を歩いて10分ほど。

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