増毛(ましけ)郵便局近くに建つ、国稀(くにまれ)酒造。ここは、明治15年、ニシン漁が盛んだった頃、ニシン漁の季節労働者であるヤン衆のために酒造りを始め、120余年の歴史をもつ老舗だ。北緯44度と、日本最北の酒蔵でもある。暑寒別(しょかんべつ)岳を源とする上質な水と、厳選された米で仕込む日本酒は、左党に絶大な人気。酒蔵見学も無料で行なっているので、ぜひ立ち寄りたい。
「自然・海・人間の調和」をテーマに、利尻島の人と海との関わりを6つに分けて展示。利尻島の歴史は約1万2000年前の遺跡からオホーツク文化人と呼ばれる人々が存在したこと以外、近世にアイヌの人たちが記録を残すまでほとんど資料が残っていない。博物館では、この空白の時間を埋めるべく、利尻島に関する資料の収集、保存を行なっている。コウモリの標本や北の海にいる生物の標本など、興味深い展示がなされている。
旧商家丸一本間家は、初代、本間泰蔵が、明治8年から増毛町弁天町で雑貨店を営んでいた。明治35年には「丸一本間」を屋号に、呉服商、網元、海運業、酒造業などを営む増毛を代表する商家となった。建物は、明治35年築で、壁面や門柱には洋風の装飾が施されている。館内には、本間家所蔵の什器や備品を展示、公開。北海道の有形文化財に指定されている。
国道232号沿い、留萌(るもい)市街の北25kmほどの場所に建つ、旧花田家ニシン番屋。明治から大正にかけて全盛を極めたニシン漁の番屋の跡で、道内ではいちばんの規模。全盛期には漁夫、船大工、鍛冶職に至るまで、約200人もの人たちが暮らしていた。内部には、ニシン漁に使用されていた道具や衣装などを多数展示。大広間は当時、漁夫の生活間で、台所として使用されていたため、囲炉裏が3つもある。国の重要文化財。
浜頓別(はまとんべつ)町のオホーツク海沿いに広がる、330haの広大な花園。蛇行する小川や、オホーツク海の砂丘など、地形も複雑で、草原、砂丘、湿原など、100種以上の高山植物と湿生植物が観察できることから、「植物分布の標本地域」といわれている。6月下旬〜8月上旬には、スズラン、ヒオウギアヤメ、コケモモ、コケモモ、エゾカンゾウ、クロユリ、ハマナスなどが咲く。展望塔や、草原のなかにのびる木道もある。
アイヌ語で、広大無限の意をもつ、サロベツ。南北30km、東西8km、面積およそ2万haという広大な原野が広がっている。ほとんどが湿原と原始砂丘林からなる原野のなかで、もっとも自然観察に適したのが、サロベツ原生花園。サロベツビジターセンターとレストハウスを起点に、一周1.1km所要20分の木道が整備されており、6月上旬〜9月下旬にかけて、ワタスゲ、エゾカンゾウ、エゾリンドウなど、約100種の花が見られる。
サロベツ原野の海岸線にある、浜勇知(はまゆうち)原生花園。全長500mの自然観察路が整備され、うち木道も200mほど付けられており、湿原となった沼地をめぐることができる。海岸砂丘と沼越しに利尻島を望み、沼には7月〜8月、ネムロコウホネが黄色い花をつける。砂丘にはハマナス、ハマヒルガオの群落、湿地にはノハナショウブも咲く。駐車場脇には、レストハウスのこうほねの家もあり、手作りのオムライスなどが味わえる。
石狩川の河口から増毛(ましけ)市街まで、トンネルとシェルターが連続する海岸線を走る国道231号沿い、雄冬(おふゆ)岬近くにある穴場の展望台。あまり知られていないが、雄冬岬あたりの高台は、山々がダイナミックに日本海の海岸線に落ち込み、まだまだ秘境ムードが残る場所。雄冬岬トンネルを抜けた先にある白銀の滝をすぎ、4kmほど先を右折すると、雄冬展望台がある。展望台の上からは、日本海が一望のもとだ。
千望台は留萌市街地を一望する高台にあり、天気の良い日には水平線に天売島、焼尻島の島影を見ることができる。留萌メモリアルパークでもある千望台は、モニュメントが建ち、夕景・夜景の名所としても知られる。レストラン・サンセット千望台も隣接。周辺には森林浴やバードウォッチングが楽しめる「るるもっぺの憩いの森」もある。
国道238号からポン沼とクッチャロ湖の間を走る、道道586号に入り、さらにダート道を進むと、見えてくるのがクローバーの丘。クッチャロ湖を望む丘一帯の草原が、クローバーの群生地になっており、この名がある。丘には幸福の鐘があり、ここで四つ葉のクローバーを見つけ、この鐘を鳴らすと幸せになれるという説がある。










