20万平方メートルという広大な敷地に、馬場、レストラン、キャンプ場、テニスコート、ロッジなどが点在するレジャー施設。ここを訪れる人のお目当ては、白樺林、原野、海浜など、日高のフィールドを巧みに組み込んだ本格的な乗馬だ。初心者向けには角馬場の外周を一周する引き馬が用意されているが、ファーム内に宿泊して、外乗コースを体験するのもいい。100鞍以上の経験者であれば、「アドベンチャーコース」も体験可能だ。
日本の競走馬の約8割を産出する日高地方。新冠(にいかっぷ)市街から滑若(なめわつか)に向かう道道209号の7kmほどの道は、サラブレッド銀座と呼ばれている。一帯には競走馬用のサラブレッドを育成する牧場が集中するので、いつしかこう呼ばれるようになったのだ。ハイセイコーを輩出した明和牧場など、重賞レースで活躍した馬たちが余生を送っている。駐車公園が設けられ、牧草地をバックに記念撮影も可能だ。
アイヌの人々の言葉で「大火を燃やした山」と名付けられた、アポイ岳。アポイ岳西麓には自然公園が広がっており、キャンプ場、えぞ鹿牧場、レストハウスなどが点在している。展望台は小高い丘になっており、エンルム岬、太平洋、アポイ岳、日高山脈を眺めるビューポイントだ。また標高810mのアポイ岳へは、このファミリーパークを起点に登れる。山頂までは所要3時間。100余種もの高山植物が咲き乱れ、花好きには嬉しい限り。
標高2052mの幌尻岳を中心に、南北に連なる日高山脈が落ち込んだところ。60mの断崖上に建つ襟裳(えりも)岬灯台から、馬の背状の尾根が続き、さらに沖合約7kmまで、岩礁がのびている。岬の沖合は、津軽暖流と千島海流のぶつかり合うところ。潮の流れが速く、気象の変化も激しい。沖合の岩礁には、ゼニガタアザラシ約300頭も生息する。また岬には、強風が体感できるユニークな施設、襟裳岬風の館がある。
風速10mを越す風が吹く日が、年間300日近くある、襟裳(えりも)岬。その岬の突端に建つのが、風をテーマにした襟裳岬風の館だ。風の体験室は、機械で作る風を体験するコーナー。風穴近くなら風速30m、離れれば風速5mぐらいだとか。風と生活のコーナーでは、建物外に設置されたテレビカメラを館内から自分で動かし、岬に生息するゼニガタアザラシをモニターで見ることができる。風が強い日は、ここから岬を眺めよう。
襟裳(えりも)岬から庶野(しょや)まで続く15kmの砂浜。百人浜のバス停前にある一石一字塔は、江戸時代に南部藩の御用船が難破し、この浜で息絶えた100人の乗組員の供養塔。これが百人浜の名の由来だ。その横には悲しい恋の伝説が伝えられる悲恋(ひれん)沼がある。外来入浴のできる高齢者センターや、百人浜すぐそばには、百人浜オートキャンプ場もある。眼前に砂浜が広がる絶好のロケーションだ。
国道336号のえりも町の庶野から広尾までの31.7kmが黄金道路。道路の起源は1798(寛政10)年ともいわれその建設費の多さに「黄金を敷き詰めるくらいに資金がかかった」ということから黄金道路と呼ばれている。日高山脈襟裳国定公園内の断崖絶壁の海岸線を走る道で、景観も見事な絶景の黄金道路となっている。
日高山脈の森のなかにひそむ豊似湖(とよにこ)。上空から眺めると、ハート型をしており、エメラルド色の湖水をたたえる小さな湖だ。アイヌの人々には、「カムイトウ(神の沼)」と呼ばれていたという。湖を一周する道はなく、湖岸の一角に立てるだけだが、今でもナキウサギの生息する原始性を保っている。入口の駐車場から湖までは徒歩5分ほど。周囲はヒグマの生息地なので、単独行動は避けたい。
昭和62年に廃線となった、旧国鉄広尾線の駅舎跡。この旧広尾線には、愛国駅も隣接しており、「愛の国から幸福へ」ということで、昭和50年代には愛国〜幸福間の乗車券を求める観光客や鉄道ファンが殺到した。駅舎には、使い終わった定期券や名刺がびっしりと貼られている。現在でも観光客が訪れ、駅舎前やホームで記念撮影を行なっている。駅舎前にある売店では、幸福行きの切符も販売する。
帯広市街の中心にあり、約4.4万平方メートルもの広大な敷地をもつ、市民のオアシス。園内には、おびひろ動物園、野草園、児童会館、ボート池、彫刻の径、トリムコース、北海道立帯広美術館、帯広百年記念館などが点在する。夏は、白樺、エゾヤマザクラなどが茂り、散策にも最適だ。また隣接して、400mという長大なベンチのあるグリーンパークもある。ここは縦400m、横200mという広大な芝生の広場で、自由に利用できる。









