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明治21年に完成した、平井晴二郎設計のアメリカ風ネオ・バロック様式の洋館。代表的な明治建築の洋館として、国の重要文化財に指定されている。赤レンガ庁舎の名で親しまれ、内部は1階が「道立文書館」、2階は歴代の長官、知事の執務室が記念室として保存されているほか、北海道の歴史を紹介する「歴史ギャラリー」が設けられている。また100種、4500本の樹木が植えられた庭園は散策に最適だ。ライトアップされた夜も美しい。

西1丁目から西12丁目まで続く、幅105m、全長1500mの公園が、大通公園。もともとは「火防線」と呼ばれる防火地帯で、碁盤目状の市街を整備する基準となった。その大通公園の東端に建つのが、高さ147.2mのテレビ塔。地上90.38mに位置する展望台へは、エレベーターで上れ、大通公園や藻岩山、石狩平野、大雪山まで、360度の眺望を満喫できる。通常期は22:00まで営業しているので、夜景を楽しむこともできる。

中島公園に建つ瀟洒な洋館で、国の重要文化財。明治13年に開拓使が洋風ホテルとして建てたもので、創建時には、大通西1丁目にあったが、昭和33年、現在地に移築された。札幌市民の結婚式などに利用されているが、見学も可能。内部のシャンデリア、シャンデリア上部の天井にある、シャンデリアの釣元の漆喰メダイオン(中心飾り)などは、創建時のスタイルに復元されている。日没〜21:00まで休館日を除きライトアップされる。

札幌農学校の演武場として明治11年に建てられた、国の重要文化財。設計、監督は、当時の開拓使工業局が担当。意匠は簡素で、デコレーションの少ないアメリカ中・西部の建築様式の影響が見られる。時計台の時計は振り子時計で、おもりは、豊平川で採石した玉石を木箱に入れただけのシンプルなもの。内部には、時計台の歴史を紹介するパネルや模型の展示がある。1階の売店では、オリジナルグッズの販売も行なっている。環境省の「日本の音風景百選」に選定された鐘は、東京・赤羽にあった工部省の工場で造られたもので明治15年に設置。今も昔と変わらぬ音を鳴り響かせているので、ぜひお聞き逃しなく。1時に1回、2時に2回とその時刻に応じてなるので、じっくりと聞きたい人は回数の多い時刻に待つようにしたい。

札幌方面から千歳方面に国道36号を走り、島松沢にかかる旧道の橋の手前にあるのが、旧島松駅逓(えきてい)所。ここには、マサチューセッツ農科大学学長から、札幌農学校に招かれたクラーク博士を記念するクラーク碑が、駅逓脇に建っている。クラーク博士は、任期を終えて帰米する際、明治10年4月16日、この地で見送りの学生に、「少年よ、大志を抱け」の名言を残したといわれている。

留萌は、平成11年に放映されたNHKテレビ小説『すずらん』の撮影地。留萌本線恵比島駅は、ドラマの中の明日萌(あしもい)駅として登場した。ドラマの撮影のため昭和初期の駅舎を再現し、現在もそのまま駅舎として使用、駅舎には「明日萌駅」という表示も残されている。また、駅前にはロケに使用された木造の家も数軒残っている。平成11年から8年間は深川駅〜増毛駅間に「SLすずらん号」も運転された(平成18年9月10日に最後の運転が行なわれた)。

近世ヨーロッパ復興様式の石造り2階建ての建築で、国の重要文化財。明治39年築の建物を、当時の状態に復元、公開。格式高い重厚な外観は、「関東以北に例をみない一大建築」と称された。1階はかつての営業室。太い木の柱やカウンターが風格を感じさせる。2階は貴賓室と会議室。貴賓室は、寄せ木造りの床、空色漆喰の天井、菊模様金唐革紙の壁、鏡付の大理石暖炉など、当時の材質・デザインが細部に至るまで再現されている。

祝津(しゅくつ)海岸、日和山灯台近くに建つ、豪壮なニシン番屋。「ニシン大尽」と呼ばれた積丹(しゃこたん)半島有数の網元、田中福松が7年の歳月をかけ、明治30年に泊村に建てたもので、現存する鰊御殿では、最大規模のもの。昭和33年、現在地に移転された。タモ、セン、トドマツなど、道産原木のほか、檜材をわざわざ東北から弁財船で取り寄せて建てられた。内部には鰊漁場資料館として、当時の漁具、写真などを展示。

函館港を見下ろす高台に建てられた、明治43年完成の洋風建築。ベランダや屋根窓が施された、左右対称形の木造2階建ての建物は、もとは住民の集会所として建てられたもの。現在は美しく修復され、国の重要文化財として内部の見学が可能だ。2階の御座所は大正天皇が滞在された部屋。大広間では、かつて舞踏会なども催され、天上に下がるシャンデリアなどが、当時を彷彿とさせる。バルコニーでは、ハイカラ衣装での記念撮影も可能だ。ハイカラ衣装での記念撮影は、「ハイカラ衣裳館」で実施。衣装1着20分間1000円。

金森赤レンガ倉庫は、明治40年に建てられた金森商船の倉庫5棟が残り、函館ヒストリープラザとして、これらを再生利用している。5棟のうち2棟は金森洋物館として多様なショップが入ったモールになっている。また別の1棟には、生ビールと食事が楽しめる函館ビヤホールがあり、こちらはレトロなムードも楽しめる人気のスポット。

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