NHK大河ドラマ『天地人』ゆかりの地を旅する【『天地人』の舞台へ 福島・会津若松編】を特集記事としてアップしました。
豊臣政権で五大老に列せられた上杉景勝ですが、越後から会津に国替えとなった直後から、秀吉の死をきっかけとして激動の波に飲み込まれていきます。会津時代はわずか2年ほどで、その間軍道整備や城の改修などに追われており、会津にはその足跡があまり残っていません。
今に続く会津若松の基礎を作ったのは、前任者の蒲生氏郷といわれ、氏郷の生まれ故郷、近江・日野から連れてきた商人や職人が、城下町を発展させた担い手でした。なかでも日野塗から発展した会津塗は、今でも福島県の地場産業として、その伝統が受け継がれています。江戸時代、これを売り歩いたのが日野商人で、のちに近江商人と呼ばれ全国をまたにかけた豪商のルーツでもあります。
そんな会津若松には、今でもその名残りがそこかしこに見られます。時代は下りますが、商人たちが築いた蔵造りの街並みは、一見の価値があります。また蔵の町というキーワードでいえば、会津・喜多方も見逃せません。明治から昭和にかけての煉瓦造の蔵が、なんと2600棟以上もあるのです。時間に余裕があれば、これらの集落もぜひ訪ねてみて下さい。

