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明治9年創業の酒蔵。平成以降でも全国新酒鑑評会金賞受賞など輝かしい実績を誇る。平成10年に誕生した新しい銘柄の「夢醸」は、「料理や酒宴を引き立てる名脇役の酒」をコンセプトに蔵内の井戸水(白山水系の伏流水)、地元産の酒造好適米・五百万石、金沢酵母や伝統の仕込み技を駆使し、極上の旨みを引き出した地酒。「夢醸純米吟醸」は、限定生産なので売り切れることもある。また酒造期間(11月下旬〜3月)の10:00〜16:00なら予約で酒蔵の見学も可能だ。

江戸時代に宿場町として栄えた町、加賀市動橋町にある酒蔵で旧北国街道に面して店と蔵を構えている。創業は1760(宝暦10)年という老舗で、銘柄の「大日盛(だいにちざかり)」は脇を流れる動橋川源頭の大日岳に由来する。橋本酒造では、昔の酒造りの道具や代々伝わる古文書などを展示する大日盛資料館を開設しているのでぜひ見学を。見学の最後には利き酒コーナーもあり、全銘柄が試飲できる。12月〜2月上旬には酒蔵見学も可能。入館は要予約。

橋本酒造は、十村役(大庄屋)として大聖寺藩より扶持を受け、苗字御免を得ていた加賀屈指の名家。北国街道動橋宿にある建物は、本陣としても機能し、藩主をはじめ多くの武家や公家、文人墨客が訪れた。明治時代には天皇の巡幸の折りの御休憩所ともなった。見事な建築意匠や調度品、日本画家木村杏園の襖絵など、江戸から大正にかけ、加賀大聖寺に開花した文化を偲ぶことができる。築240年余という現存する建物の内部は予約で見学も可能。本家の向かいに建つ大日盛資料館と併せて見学したい。

享保年間(1716〜1735年)創業という鶴来町の老舗の酒蔵。明治期に酒造と塩物販売の併業をやめ、酒造専業に踏み切り、今では商標の『萬歳楽』は、地元では知らない人がいないほどの有名な銘柄。鶴来で醸される酒は昔から「加賀菊酒」と呼ばれ全国的に知られる銘酒だが、適度なミネラル分を含んだ白山水系の伏流水(菊水)を仕込みに使うことから旨い酒が誕生するのだという。建物は、鶴来町の民家のなかでは最大の9間半の間口を持つもので江戸後期のもの。本店では萬歳楽の全商品を揃う他、本店のみで販売する手作りの甘酒なども販売。

粟津駅近くにある小さな酒蔵で創業は大正2年。「金紋」、「春心」の銘柄で知られる酒は昔ながらの伝統の製法で造られている。酒蔵は地酒資料館として伝統の製法を見学することができる。少人数でもガイドが付いてくれるのでなるべくなら事前予約を。仕込み蔵、釜場などの製造工程を案内してもらえる。11月下旬〜3月なら実際の仕込み風景を目にすることもできる。もちろん利き酒も可能だ。みやげは金紋大吟醸がおすすめ。

「より良き環境をもとめて」、「より良き水を求めて」、「より良きお酒を醸したい」との願いから鶴来町の小堀酒造店が白山山麓の河内村に造った吟醸酒専用の酒蔵。建築場所で伐採した杉を建材として建てられた小さな蔵で、周囲の山林と美しく調和し、石川県景観大賞、グッドデザイン賞を受賞している。手作りの伝統技を継承する蔵で、氷酒「白山氷室」などを造っている。「白山氷室」は、搾りたての吟醸酒を凍らせてシャーベットのように味わうユニークな酒。事前予約で見学も可能。問い合わせ先は小堀酒造店TEL0761-93-1171

辰口町にある割烹。地魚の刺身などを肴に、辰口町の蔵元・宮本酒造店の地酒で一杯やることも可能。冷酒で2合1000円。地元で評判のメニューは、地元石川や福井の豚を使ったトンカツ。ラードで揚げるので独特の香ばしさがある。冬はアンコウ鍋など、鍋物も各種ある。割烹というものの、カツ丼など手軽なメニューも多い。

石川県立航空プラザは、グライダーからジェット機まで揃う日本海側唯一の航空機の博物館。体験型の博物館で、日本航空製造株式会社が戦後初めて国産したプロペラ型旅客輸送機YS-11A型機の模擬飛行装置(フライトシミュレーター)などで遊ぶこともできる(10分500円)。また、二宮忠八が完成した日本初の人力飛行機から超音速ジェット機までの技術の進歩を模型でわかりやすく説明するコーナーも興味深い。

城下町大聖寺(加賀市)には山の下寺院群という寺町がある。実性院はそのなかの中心的な加賀曹洞宗の古刹で、加賀大聖寺藩主前田公の菩提寺。寺名は、初代の前田利治の院号・実性院に由来。創建時の面影を残す荘厳な本堂、藩主との謁見の場所だった奥書院、樹齢300年のサルスベリの大木のある庭園など必見だ。裏手には歴代藩主の墓標が並ぶ。古くから「萩の寺」として知られ9月には2000株の白い萩が参道を埋めるように咲く。日曜の6:00から日曜坐禅会を実施。

黒谷橋からこおろぎ橋まで、約1.3kmの渓谷。渓流沿いには、遊歩道もあり、羽を休める美しい白サギの姿、川面に張り出す奇岩怪石、うっそうと生い茂る木々の緑、大聖寺川のせせらぎを眺めながら、片道約15分の散策が楽しめる。『奥の細道』の途中、芭蕉は1689(元禄2)年の旧暦7月27日山中温泉に投宿、8泊の長逗留をしているが、この鶴仙渓も探勝。黒谷橋の下流にある白鷺大橋の東詰に句碑が立っている。

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