金沢名物のかぶらずしを専門に製造する、昭和2年創業の店。加賀野菜のひとつ、青カブラに、日本海産の寒ブリを挟んで麹(こうじ)で漬けたものが、かぶらずしだ。青カブラは、わざわざ特約農家で栽培したものを使用している。主人いわく、「創業以来の工場の麹菌が、旨さの秘密」とのこと。金沢駅金沢百番街「おみやげ館」の「まるろく」でも販売。
金沢・俵屋の創業は1830(天保1)年。当時、母乳が出ないために子供を餓死させる母親たちが多く、それを見かねた初代次右衛門が考案したのが、じろ飴。石川名産の加賀米と大豆から作られたこの飴は、昔から甘味料として煮物や煮豆、小魚などの「あめ炊き」として使われ、健康増進のためにも利用されてきたという。乾燥した箸やスプーンで巻き上げて食べる飴は菓子としてだけでなく、焼き魚の照り出しにもいい。じろ飴300g入り945円。
香舗伽羅は、お香の専門店で約300種が揃っている。和紙に包まれたオリジナル商品の「おもいば」は伽羅の香10本入り840円、沈香の香15本入り840円、白檀の香15本入り840円で販売。天然の香料をブレンドして、手縫いの香袋に入れた「におい袋」(473円から)などみやげにも最適。ギャラリーでは藩政時代から培われた、名香の香木も常時展示され見学することもできる。
甘納豆かわむらは、金沢唯一の甘納豆の専門店。素材のひとつ、ひとつにこだわり、砂糖や水に至るまで吟味している。大納言小豆や金時豆、大豆、ひよこ豆、丹波の黒豆など8種類の甘納豆や、栗の旨みを生かして栗が丸ごと甘納豆になった栗甘納豆などが並ぶ。栗甘納豆は525円、甘納豆は1袋210円から。
1849(嘉永2)年創業の歴史ある落雁の老舗。初代主人が京都で修業中に会得した生落雁「方丈菓子」(1個84円)は、上下の落雁に州浜を挟んだ素朴な味わいで、一休禅師が創案したと伝えられる伝統の落雁。ほかにも、生落雁の間にようかんを挟んだ「加賀宝生」(1個90円)や、一口サイズを和紙で包んだ「花うさぎ」(1粒24円)など、落雁をはじめとする伝統的な和菓子が揃っている。
金澤九谷真栄堂は、金沢のみやげが揃う店。なかでも、金沢の伝統工芸である金箔打ちをするときに、挟む和紙と同じ製法で作られているあぶらとり紙の「ゆとり紙」(315円から)が人気。また、近くにある妙立寺(忍者寺)にちなんだ忍者グッズや加賀友禅なども販売する。九谷焼の絵付け体験(367円から)もできる。
小豆や和三盆など、昔からの素材で一品一品、手作りする和菓子の店。くるみをふんだんに使いほのかなしょうゆ味の「くるみ餅」。小豆を和三盆で包んだ「喜今日」(6個入り630円)、白小豆あんで干し柿を包んだ「山柿の門」、新鮮な野菜を薄く焼き上げ煎餅に閉じ込めた「千代野」(42枚入り1360円) などが並ぶ。また旬の素材を盛り込んだ季節ごとの和菓子もある。
大口水産は、170店舗という規模を誇る近江市場内でも最大の売り場面積を誇る魚屋。旬の魚介を大量に買い付けることから安価に販売できるという大型店の特性を生かし、甘エビ、赤イカ、ズワイガニなどみやげに人気の品が安く手に入る。種類も豊富だが、「旬のもの、おすすめの品は店の角に置く」というからL字型店舗のコーナーに置かれた品に注目を。もちろん宅配も可能。
珍しい加賀野菜が豊富に並ぶ青果店。店先に「野菜アドバイザー」の表示が掛かるが、これは近江町市場青果部認定のアドバイザーということ。加賀蓮根、丸大根、金時草(きんじそう)など加賀野菜は14品目もある。旬のおすすめの加賀野菜とその料理法を教えてもらおう。毎日漬けているという自家製の漬物も人気商品。
近江町市場にある魚屋。看板に「高級鮮魚」とあるように、品質第一の店で、商いの半分以上が料亭などへの卸し。金沢の有名料亭の板長も、忠村の魚は間違いがないと太鼓判を押す。それでも価格的にはかなり手頃で赤イカ700円などその日のおすすめ品を聞いてみよう。年中売られる甘エビだが「旬はブリと同じで冬」というような適切なアドバイスもしてくれる。「信用が売り」という店ならではのお客本位の助言を大切にしたい。








