釜石線の上有住駅前にある鍾乳洞。確認されただけで総延長1132mで、入口から880mのところに高さ60m、周囲50mのホールがあり、大理石の裂け目から落差29mの天の岩戸の滝が落下している。洞内は照明も完備しているがヘルメットに長靴を借りて入洞するため、探検気分も味わえる。駅の反対側には石筍の発達する白蓮洞もあり共通券が用意されている。
普代村の黒崎から田野畑村の北山崎までは日本屈指の海蝕崖が続いている。断崖背後の段丘は意外なほどに平坦で、リアス式の陸中としては珍しく大きな谷もないため、県道は直線道路となっており、快適なドライブが楽しめる。陸中の道といえばカーブの連続というイメージがあるが、ここだけは北海道のような光景。
平庭高原は、久慈市街と山形町を結ぶ国道281号途中にある景勝地。標高は800mで、白樺が茂る高原は、初夏の新緑や秋の紅葉の季節には、さらに美しい。熊も生息する渓谷には、鏡岩、屏風岩などの見どころがある。また、清流にはアユ、イワナ、ヤマメなどが棲息し、渓流釣りのメッカとしても知られている。
浄土ヶ浜は、三陸海岸を代表する景勝地。その名は、宮古の常安寺の第7世霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と賞讃したことに由来する。石英粗面岩が波の浸食により白い岩肌をむき出しにしてそびえ立ち、岩礁の頂にアカマツが生える様は、青い海と調和してまさに一幅の絵。夏は海水浴場としてもにぎわいをみせる。海岸沿いの遊歩道を利用できるほか、浄土ヶ浜発着の定期遊覧船もある。
北山崎は、高さ200mものリアス式海岸の断崖が8kmに渡って続き、海のアルプスとも呼ばれる絶景の地。紺碧の海と砕け散る白い波の鮮やかなコントラストが素晴らしい。先端の展望台から望むダイナミックな景観は、陸中海岸国立公園の中でも屈指の迫力。展望台からは753段の階段で、磯まで降りることも可能だが、健脚向き。足場が悪い場所もあるので、足ごしらえは充分に注意を。
日本三大鍾乳洞のひとつに数えられる龍泉洞は、国の天然記念物に指定されている。洞内の長さは、わかっているだけで2500mを越え、全体では5000mにも達すると推定されている。見学できるのは一部だが、さまざまな鍾乳石、石筍、石柱を見ることができる。また、地下水が豊富な龍泉洞には、清水が湧き出すいくつかの地底湖があり、未公開だが、第4地底湖は深さ120mで透明度日本一! 第3地底湖は深さ98mでこちらは見学可能。
本州最東端の岬に立つ灯台。秘境である重茂半島のトドヶ崎には、明治35年に灯台が建てられた。終戦間際に被災し、現在の灯台は昭和25年に再建されたもの(内部の見学は不可)。地上34mの白亜の灯台は、昭和32年に公開さらた映画『喜びも悲しみも幾年月』の舞台ともなった。トドヶ埼灯台へは車で入ることはできないので、アプローチは姉吉キャンプ場の駐車場から徒歩で。片道3.8kmの遊歩道が整備されている。
小袖海岸は陸中海岸国立公園の北端に位置し、つりがね洞やかぶと岩など大小の奇岩怪石の点在する景勝地。つりがね洞は、昔、大きなほら穴の天井から、釣鐘型の岩がぶら下がっていたことに由来。残念ながら現在は、津波により釣鐘部分は崩壊してしまい、穴の開いた海蝕洞が残っている。
北上山地の水を集めて太平洋に注ぐ久慈川途中の美しい渓谷が久慈渓流。熊も生息する渓谷には、国道沿いに10kmにわたって、大滝・小滝などの滝や瀬、鰻淵などの淵、鏡岩・不動岩などの大岩壁が連続する。清流にはアユ、イワナ、ヤマメなどが棲息し、渓流釣りのメッカとしても知られている。新緑や紅葉の美しさでも知られ、なかでももっとも景観のいい場所は鏡岩周辺。国道は鏡岩をトンネルで抜ける。
久慈海岸の海女は「北限の海女」として知られ、潜りのとき使用する道具などが多数展示されているのが海女センター。新鮮な海の幸などを販売する売店も併設している。売店の店員も実は海女で、潜りについていろいろな話を聞くこともできる。7月〜9月上旬なら予約でウニやアワビの採取体験も可能。





