あさ開(あさびらき)は、創業1871(明治4)年の蔵元で岩手を代表する酒造メーカーのひとつ。昭和63年に完成した「昭和旭蔵」は、蔵のイメージを生かしながらもハイテク、手造りの両ラインを設備する近代的な仕込み・貯蔵蔵。精米から瓶詰めに至るまでの醸造工程の見学ができる。あさ開の酒は、敷地内から湧出の地下水を使用。直販所である「地酒物産館」やレストラン、地ビールの工場を併設。見学も可能。
和賀岳の山麓の豊かな自然に囲まれた高原に位置し、本場ドイツの伝統製法に基づき、麦芽100%、天然水仕込みのビールを醸造する。レストランではできたてのビールを味わうことができる。ここにビール工場が造られたのはおいしい水があるから。工場では地下250mから汲み上げる水を使ってビールを仕込んでいる。工場見学ではビールの歴史や製造工程を学ぶことが可能。
300石ほどの蔵ながら、清冽な水が湧き出る水深10mの井戸を貯蔵庫代わりに長期熟成の古酒を造るなど、さまざまな試みに挑む。幸田露伴、島崎藤村、井上ひさしなどが滞在した敷地には、酒の民俗文化博物館をはじめ、和風レストラン、地ビールレストランなどを併設。創業当時の仕込み蔵を利用した博物館では、仕込み桶など約1600点の酒造用具を展示。酒造りの工程がよくわかる。見学後の試飲も楽しみ。地ビール工場の見学も可能だ。
南部杜氏発祥の地・岩手県紫波町にある蔵元。初代は麹屋を営んでいたというが、4代目が酒造りを開始。現社長の代に、自らの手で酒造りをしたいと杜氏も兼務するようになった。旨口の酒は一貫性があり、東北の雄的存在。大吟醸宵の月は果実を思わせる香りで豊潤な味。特別純米月の輪は、後味もすっきりとした味わい。無農薬米で仕込む酒など、安心安全な酒造りにも取り組んでいる。なお酒蔵見学は土曜13:00〜15:00のみで要予約。
古くから「南部の国」と呼ばれた岩手県二戸市にある蔵元。原料米は地元、岩手県産のものが主体で、仕込み水には折爪馬仙峡の伏流水を使用。炭素不使用の素ろ過仕上げで米本来の味がいきている。後味がすっきりし、かつ地酒らしいどこか素朴な味わいが人気の秘密だ。そのバランスの良さから、全国新酒鑑評会でも、あまたの受賞歴を誇る。予約で酒蔵見学も可能。蔵元直売はしておらず、各酒造店にて購入を。
松川温泉で噴出する地熱蒸気を利用した、オリジナルの染色方法が「八幡平地熱蒸気染色」。地熱蒸気に含まれる微量の硫化水素の脱色作用を利用して、多色染めするというもので、工房夢蒸染(むじょうせん)ではスカーフやショール、ハンカチ、巾着が製作されている。工房直営ショップアルペンローゼでも展示販売されている。
釜石市にある蔵元。純米吟醸「浜千鳥」は、岩手県オリジナル酒造米「吟ぎんが」と、岩手県産の「美山錦」の2種で仕込んでおり、米による味の違いも楽しめる。「仙人郷」は、釜石鉱山跡の地底600mに湧く水を仕込み水にしたまろやかな口当たり。また毎年田植えや稲刈り、2月中旬の醸造過程、3月中旬の新酒搾りなど「酒造り体験ツアー」も実施し、終了時には自分で体験作業した酒を記念にもらえる。予約で酒蔵見学も可能。購入は各酒造店で。

