かつてはヒエ、粟、そばを挽いた粉を使った保存食が、南部せんべい。明治維新後、小麦が手に入るようになり、小麦粉が主原料になったという。以前は岩手ではどこの家庭にも型があり、自家製の手前せんべいが作られていたほど、ポピュラーな食べ物であった。今でも原料には、岩手産の小麦を挽いた地粉を用い、昔ながらの粗塩風味の塩と、国産を中心とした最高級のごまを使って焼き上げている。盛岡駅ビル店でも販売。
城下町の面影を残す盛岡市紺屋町にある蔵元。初代が御宿を開業、その後安永年間(1772〜1781年)に6代目が酒造業を始めたという老舗だ。「菊の司」と「七福神」の2大ブランドを醸造、美山錦やササニシキを磨き上げ、仕込み水には清冽な軟水を使用。南部杜氏の里として、江戸時代から伝わる手法で純米酒を醸す。なかでも大吟醸てづくり七福神720ミリリットル1838円は、とくに吟醸酒香が高く喉越し爽やか。盛岡駅キヨスクなどで入手可能。
あき開(びらき)夢の酒王国内にあり、蔵元限定品や酒器、酒粕・漬物、地元の特産品などを扱う。人気はここでしか味わえない搾りたて原酒や、名水100選近くのわさびで作られた「みやもりわさび漬け」、初代の名が付いた「源三さんの漬物」など。また甘酒は新製品ながら「試飲した人は皆さん購入されます」と担当者。もちろん酒は、全国新酒鑑評会10年連続金賞受賞酒などがずらりと並ぶ。また好みの銘柄を無料で試飲できる試飲コーナーも。
盛岡駅2階南口にあり、岩手県内の全蔵元の日本酒、さらには地ワインの2醸造所、地ビール6醸造所の商品が揃い、みやげを購入するのに絶好。市内の酒屋でも見かけないような生産量の少ない酒も置いてあるので左党ならのぞいて損はないだろう。
盛岡駅西口にあるマリオスは、盛岡駅西口のシンボルともなる20階建ての複合ビル。パイプオルガンを備えた市民文化ホールなどを併設し、レストランやショップが営業する。最上階の展望室(無料、9:00〜20:00)からは盛岡市街を一望。天気の良い日には、岩手山、秋田駒ヶ岳など360度のパノラマが楽しめる。
盛岡の老舗デパートのカワトク。地下1階の食品売り場「食生活館」の和洋酒コーナーには地酒を置いた「酒蔵」や、地ワインの品揃えも豊富なワインセラーがあり、わざわざ立ち寄る価値は大いにある。また和洋種コーナーの向かいは、一村一品県産品コーナーで岩手の主要なみやげが勢揃いしている。
道の駅石鳥谷(いしどりや)にある酒匠館(さかしょうかん)は、石鳥谷をはじめ県内各地から集められた日本酒を販売するみやげ処。酒蔵のシンボル、杉玉のモニュメントが飾られている。地酒の試飲ができるほか、酒まんじゅう、酒ケーキ、酒麹なども購入できる。また、酒を麺
大船渡は三陸屈指の水揚げを誇る港町。その大船渡で鮮魚や海産加工品を直売するのがおさかなセンター。地元の企業30社と市が共同出資した第3セクターが運営し、品揃えは北東北一を誇っている。活魚ではヒラメ、ウニ、カキ、ホタテ、加工品ではワカメ、イカの塩辛、イクラなどがおすすめの品。「船上沖漬」は、釣り上げたばかりのイカを船上で特製のタレと地酒で漬けたオリジナル商品。
陸中海岸一帯に棲息し、南三陸の大海原を飛び回るかもめをモチーフにしたのが、銘菓・鴎(かもめ)の玉子。新鮮な卵黄をたっぷりと使った黄身あんのまんじゅうの外側を、ホワイトチョコレートでコーティングしたもので、半分に割れば、まさに鳥の卵のよう。また紅白鴎の玉子詰め合わせ「夫婦かもめ」も縁起物として最適(予約注文)。卵を再現した器の中には、紅白の夫婦かもめと赤ちゃんかもめが入っている。

