九州最大の湖・池田湖からの浸透水が1日10万tも湧き出し、「水の郷百選」に選ばれている指宿市開聞(旧開聞町)。その指宿市開聞にある唐船峡は回転式そうめん流し発祥の地。昭和37年、湧水を利用し、竹樋で作ったそうめん流しがスタート。昭和45年に円卓式回転そうめん流し器の意匠登録、今では年間30万人もの観光客が訪れる場所となった。「市営そうめん流し」では年間13度という冷涼な水温を保つ湧水と名物となった円卓式回転そうめん流し器、小豆島のそうめんを使ったそうめん流しが楽しめる。
明治37年建築で国の登録有形文化財に指定された旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所を再生したレストラン。薩摩藩主・島津斉彬は、1851(嘉永4年)、殖産興業・富国強兵の政策から精錬所を設け反射炉雛形を建てるが、維新後の明治元年には芹ヶ野金山を家業として取得している。薩摩藩時代から採掘が行なわれた芹ヶ野金山は、後の串木野鉱山の4つの鉱山(西山坑・芹ヶ野坑・荒川坑・羽島坑)のひとつ。現在は三井串木野鉱山が経営している。2階建て木造の洋風建築は、維新後に日本の近代化に力を注いだ島津家の遺産でもある。2階バルコニーの6連アーチが印象的だ。レストランのオーナーシェフは元・城山観光ホテルの総料理長の桑原俊一氏で味にも定評がある。ランチの月替りおすすめコース2000円、ディナーは磯コース3990円。
枕崎といえばカツオだが枕崎漁港に揚がったカツオを使い、カツオのたたきや、郷土料理であるビンタ料理が味わえる店が魚処なにわ。ビンタとは方言で頭のことで、カツオの頭をネギ、生姜と一緒にみそ煮にしたもの。料理と一緒に食べ方を記した手引きもくれるが、骨と目玉以外は残らず食べることができる。とくに目玉の周囲のゼラチン質は美味。ビンタは単品でも注文できるがカツオのたたきや塩辛などが付いた定食も用意されている。
両棒餅(ぢゃんぼもち)は、平たい餅を甘辛の味噌だれで食べるもの。中川家は創業130年の両棒餅の元祖となる店。毎日つき上げる餅を注文が入るごとに焼いてくれる。香ばしくあっさりとした甘さが絶妙。1人前500円。歴史を感じさせる店は、『男はつらいよ』シリーズの最終作『寅次郎紅の花』のロケにも使われた。
150種類もの焼酎と郷土料理が楽しめる店、その名も「焼酎天国」。焼酎は、お湯割りコップ1杯210円から、高級酒でも500円くらいとあって左党にはまさにパラダイスだ。あまりの焼酎の種類の多さに迷っても、優しい女将さんがおすすめを教えてくれるから大丈夫。きびなご刺身420円、さつま揚げ315円、地鶏の刺身525円、とんこつ525円など鹿児島ならではの味も揃う。
鹿児島を代表するデザートが「白熊」(氷白熊)。ふわふわかき氷にミルクシロップ、たっぷりのフルーツや寒天がのった「白熊」は、鹿児島市の名物のひとつ。昭和22年に前会長の久保武さんが大衆食堂『無邪気』時代に考案したもので、元祖の天文館むじゃきでは、オリジナルシロップとかき氷の食感が絶妙。シロップの味は、2代目しかレシピを知らない一子相伝の味という。白熊は662円。ほかにプリンデコ白熊、チョコレート白熊などのバリエーションがあり、地方発送も可能。
鹿児島で評判の名物ラーメン店で、昭和43年創業の本店のほか市内に5店舗を展開。豚骨と鶏ガラを使ったスープは、豚骨特有の臭みや濁りがまったくない。あっさりとしていて食べやすく、かつ深みのある味わい。舌の上でとろけるほどに柔らかいチャーシューがのり、刻みネギと揚げネギを利かせたしょうゆのラーメンは700円。みそラーメン800円もおいしい。手作りの餃子350円。
かいもん山麓ふれあい公園内にある手打ちそばの店。打ちたての風味豊かなそばを味わえる他、そば打ち体験もでき、公園内のキャンプ場に滞在する家族連れなどにも人気がある。メニューは、かけそば定食450円、おでんやおにぎりがセットになった田舎板そば定食850円など。そば打ち体験は、体験料1人400円、材料費4人分1600円。

