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大隈半島の南部に連なる稲尾岳(959m)、木場岳(891m)一帯の国有林(1400ha)は、西日本最大の照葉樹林の森。スタジイ、タブノキ、イスノキ、アカガシが太古のままに茂り、自然環境保全地域として保護されている。登山道(木場岳登山コース、稲尾岳登山コース)、遊歩道(滝巡りコース、西口コース、北口コース)、マウンテンバイクコースが整備され、自然に親しむことができる。稲尾岳の西中腹には稲尾岳ビジターセンターがあり照葉樹の森の営みや生態系、さらには照葉樹林文化を紹介している。鹿児島県照葉樹の森管理事務所はTEL080-6417-6518。

桜島ビジターセンターのある袴腰地区と烏島展望所を結ぶ全長3kmの遊歩道。大正溶岩流の岩海を歩くが道はよく整備され歩きやすい。要所には木造のデッキも配され桜島の山並みはもちろん、対岸の鹿児島市街などを美しく眺望する。周辺には金子兜汰など、俳人たちの句碑も多い。

全国的に有名な「天然砂むし温泉」がある指宿の摺ケ浜地区の会岩沿いに整備された遊歩道。ウォーターフロント整備事業の一環として砂むし会館「砂楽」に隣接する海岸沿いに、全長300mのボードウォーク、テラス式階段、照明、ベンチを鹿児島県が整備したもの。錦江湾を眺めるだけでなく、干潮時には砂浜から立ちこめる湯気をも感じることができる。夜間はライトアップされてロマンチック。

鹿児島市街の中央に位置する、標高107mの小高い山。錦江湾や桜島、大隅半島を一望できる眺望地だ。夜は市街の夜景も美しい。約600種もの亜熱帯植物が自生する、自然の宝庫でもあるので、散策にはぴったり。また、西南戦争のときには、西郷隆盛軍の砦となり、最期に西郷隆盛が自刃した場所でもある。駐車場からはゆるやかな登りを徒歩で5分ほど。途中にみやげもの屋などもある。

薩摩半島の南端にそびえる開聞岳(924m)。円錐形で、どこから眺めても秀麗なその姿から「薩摩富士」の名で親しまれている、日本百名山の山である。登山口はかいもん山麓ふれあい公園内にあり、駐車場も完備。登山口からは、山腹を右回りに巻くように上り、約2時間30分で山頂へ。眼下には真っ青な東シナ海を、そして鹿児島から桜島、また遠く種子島や屋久島まで望める大パノラマが楽しめる。下りは同じ道を約1時間30分の道程だ。かいもん山麓ふれあい公園管理棟では登山証明書を発行してくれる。

標高1000mから1300mに位置するヤクスギランド。面積は約270haで、樹齢数千年の屋久杉だけでなく、広葉樹と針葉樹が混生しており、日本の森林の原型ともいわれる森だ。原生林が生い茂るなかを歩く歩道は、30分から150分まで4コース。30分コースと50分コースなら木道なども整備されており、比較的歩き易い。30分コース途中にある千年杉までは、駐車場から徒歩10分ほど。樹齢1000年を超える屋久杉の大木や、藩政時代の切り株、試し切り跡などを観察しながら森林浴が可能だ。さらに80分コースや150分コースなら、展望台や荒川の河原に出る場所などもあり、変化に富んだ景色が楽しめる。ただしこちらのコースに行く場合は、登山靴の用意を。また駐車場脇には、地元特産品の屋久杉工芸品を扱う売店・休憩施設「森泉」があり、ハイキング後にひと息つける。

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