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箱根登山鉄道は小田原〜強羅間15kmを約50分で結んでいる。最大傾斜は1000分の80で、これは、1000m走る間に80m上るというもの。なかでも標高165mの塔ノ沢駅から標高448mの宮ノ下駅間はもっとも標高差が大きな場所で急勾配の連続。この間、出山信号場、大平台駅、大平台信号場の3ヶ所でスイッチバックが行なわれる。スイッチバックとは進行方向を変えてジグザグに上る方法で、そのたびに運転手と車掌が入れ替わる必要が生じる。大平台駅では、駅のホームからスイッチバックする電車を間近に眺めることができる。

箱根登山鉄道は小田原〜強羅間15kmを約50分で登る日本で唯一の登山鉄道で、最大傾斜は1000分の80(1000m走る間に80m登る)と日本一の急勾配。箱根湯本駅を強羅に向けて出発すると、いきなりこの日本一の急勾配が始まり、車内にいても車両が斜めになるのを実感するほど。登山電車の車両の長さは14mほどだから、車両の最前部と最後部の高低差が1m以上になる計算。箱根ベゴニア園へと通じるガードの上だから、駅前散策途中でもぜひ注目を。

箱根関所前には、悪天候の日を除き、人力車の観光案内がスタンバイ。人力車は2人乗りのものが1台ある。観光案内の基本コースは、関所跡を起点に、20〜60分程の案内をするもので、恩賜箱根公園の中央門、杉並木入口などのポイントで、みどころと歴史を解説してくれる。コースはアレンジも可能で、料金の目安は1人10分1500円、2人で10分2000円。なるべく予約を(TEL090-3152-1398)。

駒ヶ岳山頂へ至るワンルートで、乗り場は芦ノ湖東岸にあるテニスコートなどのレジャー施設が整う、箱根園の駐車場脇。全長1.8kmの距離を101人乗りの白いゴンドラが、時速18kmのスピードで登る。山麓の箱根園駅から駒ヶ岳山頂まではわずか7分。登るにつれ、眼下に芦ノ湖の眺望が広がり、晴れた日には富士山も見える。なお強風時は運休されることもある。

箱根ロープウェイから桃源台で乗り継ぐのが箱根観光船。通常は3隻(ビクトリア号、ロワイヤル号、バーサ号)の海賊船が定期航路に就航し、外輪船フロンティア号が回遊航路に就航する。観光シーズンには海賊船に乗船するが、上部甲板は開放デッキになっていて、湖を渡る風を頬に受けての船旅が楽しめる。海賊船をバックにして記念撮影をという人は、乗船前に湖岸をお話広場側に少し歩いた場所から撮ると海賊船全景が入る。

芦ノ湖をめぐる周遊船と、定期船が運航。就航するのは双胴船が主体なので、船体2隻分の広さと安定性が自慢だ。加えて展望甲板からは、ワイドなパノラマが楽しめる。定期船の航路は、箱根関所跡〜元箱根〜箱根園〜湖尻が基本で、湖尻発のコースは、箱根関所跡、元箱根の寄港順序が逆になる。1日8〜15往復運航、往路40分、復路30分。また湖上遊覧を楽しみたい人は、周遊コース(所要30分)がおすすめだ。

早雲山から大涌谷(おおわくだに)、姥子(うばこ)を経て、芦ノ湖畔の桃源台まで、全長4035mにもおよぶロープウェイ。全線の所要は28分、最小48秒間隔で運転する。大涌谷にさしかかる手前では、ゴンドラの位置が地上から130mの高さになり、スリル満点。また大涌谷〜桃源台間では、晴れた日にはゴンドラ進行方向に富士山を眺望する。案外気がつかない人がいるので、窓の外の富士山をお見逃しなく。

箱根登山鉄道終点の強羅(ごうら)〜箱根ロープウェイが発着する早雲山を結ぶのが、箱根登山ケーブルカー。標高553mの強羅と標高767mの早雲山間は、約1.2km、所要9分。車輌はスイスから直輸入したもので、緑豊かな箱根によく似合うヨーロピアンカラーだ。途中駅は、公園下、公園上、中強羅、上強羅の4駅。線路の両側は大半がうっそうとした木立なので、景色を楽しむのなら最前か最後尾に立つのがおすすめだ。

早川渓谷に架かる高さ43m、長さ60.96mの鉄橋。塔ノ沢〜太平台間を箱根登山鉄道に乗車すれば、鉄道通過時に車窓両側から深く切れ込んだ渓谷を見下ろすことができる。塔ノ沢〜太平台間は所要12分。登山電車が鉄橋を浮かぶように走る様子を眺めるなら、国道1号から旅館観山苑に渡る孝三九橋上が絶好のビューポイント。駐車スペースがないので短い時間しか見られないが、横道にそれて谷あいの風情をしばし楽しむのもいい。

大山詣での御師(おし)の町並みが残る追分駅と下社駅を結ぶ大山観光電鉄の運行するケーブルが大山ケーブル。大山ケーブルバス停からみやげ屋や名物の豆腐料理の店が集まる参道を15分ほど歩くと追分駅。ケーブルは20分ごとに運行され、山麓と標高700mの大山阿夫利神社下社を6分で結んでいる。標高差は278m、途中には中間駅である不動前駅もあり、下車すると関東三大不動のひとつ、大山不動尊がある。ケーブルに併走して古来からの男坂、女坂の参道も残されている。

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