大杉権現社を越え、奥深い鞍馬山山中に入り込んだ場所。一帯は僧正ガ谷と呼ばれ、老杉生い茂るなか、2つのお堂がある。ひとつは源義経(幼名牛若丸)を祀る義経堂。もう一方は不動明王を祀る不動堂。幼少時、鞍馬の寺に預けられた牛若丸が、ここで天狗大僧正に秘儀妖術を習ったという義経・天狗伝説が残る。平家追討で大活躍するも、兄頼朝に追われ奥州で無念の死を遂げた義経。その魂は鞍馬山に戻り遮那(しゃな)王尊になったとされ、このお堂に祀られている。
鞍馬山奥の院参道を山中へ進む途中にある。地表に露出した木の根が不思議なアラベスク模様をした木の根道で、幼い牛若丸(のちの義経)がこれを取り除く鍛練をしたとの伝説が残る。その先はやや平坦になり、うっそうとした杉木立のなかに大杉権現社が現れる。樹齢1000年の杉の巨木を祀った場所で、一帯を大杉苑瞑想道場という。巨木は昭和25年の台風で折れてしまったが、森のなかで深呼吸すると、霊気が体内に取り込まれていくような気分になる。
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