麻績(おみ)村と更埴(こうしょく)市を結ぶ、国道403号沿いにある湖で、もともとは馬場池、夜ヶ池と呼ばれた。964mの高地にあるため、峠を越えた往時の旅人は、美しい山上の湖に感嘆したという。現在ではヘラブナ釣りのメッカとしても知られ、全長400mの釣り専用の桟橋も完備(ヘラブナ釣りは1日1500円、4月上旬〜11月下旬に可能)。湖畔の「聖レイクサイド館」では、ドイツ料理が味わえる。
テーマは「人の心に触れる作品」で、ジャンルや歴史にこだわらず、共感を呼ぶものを展示する美術館。中国、朝鮮、ペルシャの古陶磁器、ロダンの彫刻、マイヨールのリトグラフ、池田満寿夫のメゾティント、梅原龍三郎の絵皿、現代版画など、展示作品は多岐にわたる。カフェテラスも併設され、館長さん手作りの「チャボのタマゴのアイスクリーム」などが味わえる。
穂高温泉郷にある山岳絵画を展示する美術館。山岳画家の第一人者、足立源一郎の作品を中心に、上田太郎、桑原宏、加藤水城(みずき)の4人の作品を展示する。とくに足立源一郎の作品は、槍、穂高といった北アルプスの尾根上からの眺めを描いた力強いものが多い。松林に面したガラス張りの喫茶室もあり、見学後のひとときを過ごすのもいい。
デンマークの名窯、ビング&グレンダール窯と、ロイヤルコペンハーゲン窯のクリスマスプレートをはじめとする、陶磁器のコレクション約350点を収蔵。クリスマスプレートは、両窯とも初年度のものから最新のものまで、すべて揃っており、壮観。ほかに、ロイヤルコペンハーゲン窯のテーブルウエアや磁器人形なども展示。併設の喫茶店・カフェ安曇野文庫では、手作りのケーキをクリスマスプレートでいただける。
松本出身の酒井家が、5代200年にわたって収集した約10万点の浮世絵を収蔵する博物館。そのうち140点ほどを常設展示している。初期の浮世絵から、肉筆画、古書籍、現代の創作版画まで、ジャンルの広さと古美術の保存状態の良さで、見応え充分。ミュージアムショップでは、浮世絵のポストカードなどもみやげに購入できる。
美ヶ原温泉近くの田園地帯にある土蔵造りの建物に、故丸山太郎氏が収集した民芸品、約6300点を収蔵。丸山氏は松本市中町のちきりや工芸店の先代で、民芸研究家。昭和58年に松本市が寄贈を受け、管理している。陶磁器、木工品、染織品、漆器、金工品、ガラス製品、竹・草工品、刺し子など、日本、世界の生活に密着した民芸品が並ぶ。常設展示はほかに李朝の箪笥、陶器など。企画展示は年4回ほど展示替えを行なっている。
中心となる旧長野地方裁判所松本支部庁舎は、明治41年に松本城二の丸御殿跡に建てられた裁判所で昭和57年に移築保存されたもの。また野麦峠を越え、岡谷の製糸工場へ働きに出る女工が泊まった旅籠、工女宿・宝来屋も移築。内部の見学が可能だ。ほかに、民権運動家・木下尚江の記念館や、座繰製糸工場などもあり、信州のミニ明治村といわれている。ショップでは松本てまり、諏訪式座繰糸などを販売。
松本市のシンボルで、5層天守閣としては日本最古の城。築城は1504(永生1)年だが、5層天守閣となったのは1593〜1594(文禄2〜3)年のこと。鉄砲や矢を放つ狭間(さま)と呼ばれる四角い穴も117ヶ所も設けられ、実戦を意識した設計であることがよくわかる。内堀の幅も、当時の鉄砲が天守閣側から届く距離(55〜60m)となっている。天守閣内部は見学も可能で、幅が狭く急勾配の階段(敵が侵入しにくい設計)で最上階に上れば、松本市街はもちろん、北アルプスまで眺望する。
明治9年頃に地元の大工が建てた、擬洋風建築の小学校。昭和38年まで実際に小学校として使用され、現在は教育資料館として、当時の教科書や教場日誌などを展示している。屋根の中央には、風見鶏が付いた八角塔、玄関上の表札には天使が舞い、さらにその下には竜の彫刻が施されるという、文明開化期のアンバランスなデザインにも注目を。天使になぜかおちんちんが付いているのは、修復時に付加したものとか。
松本市街の北、標高800m前後の丘陵地を利用した自然公園。面積は72.7haと広大で、総延長995mのアルプスドリームコースター、松本市山と自然博物館(大人300円、中学生以下無料)、小鳥と小動物の森(無料)、マレットゴルフコース(無料)などがある。松本市山と自然博物館の5階には展望室(入場無料)があり、常念岳や槍ヶ岳のパノラマが楽しめる。眺望が目的なら、午前中が順光でおすすめ。












