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平成10年の夏の発掘調査で中国・魏代の「青龍三年(235年)」銘が入った青銅鏡や、三角縁神獣鏡など銅鏡5面を含む貴重な副葬品が出土した安満宮山古墳。発掘当時の姿に整備し、鏡や刀など副葬品のレプリカを出土したままの状態に復元し、一般公開している。また、安満山の中腹、標高125mに位置する古墳からは、眼下に史跡安満遺跡を眺め、晴れた日には生駒山から六甲山、淀川や大阪平野を一望する。

千里山を背に、豊かな湧き水で知られる吹田市にある延喜式内の大社で、豊城入彦命(とよさいりひこのみこと)を祀っている。かつては『万葉集』に「いはばしる垂水の上のさわらびの、萌えいずる春になりにけるかも」と志貴皇子が詠んだ滝が、境内にあったが都市化の流れで面影はない(社殿の北側に滝跡がある)。大化改新の頃に日照りが続き、祭神の子孫が10kmも離れた難波長柄碕宮まで水を引き込んだことから雨乞いの神とされ、以後日照りのたびに、朝廷から使者が送られたといわれる。

ロダンやジャコメッティー、ムーアといった巨匠の作品を中心とした彫刻作品だけを集めたユニークな庭園美術館。スキュルチュールとはフランス語で「瀟洒な彫刻」の意。本館はレンガ造りの瀟洒なものでムーア、マイヨール、ロダンなど著名な作家の秀作が展示されている。広大な芝生と池で構成された「リーニュ・ブランシュの庭」には、フランスの現代彫刻家マルタ・パンの作品が配されている。

阪急グループの創始者・小林一三氏の、旧邸を美術館として一般に公開。生涯を通じて収集した古美術のコレクション約5000点や絵画、西洋美術品など幅広い展示を行なっている。なかには狩野光信作『豊臣秀吉像画稿』、呉春の『白梅図屏風』など国の重要文化財15点も含んでいる。また、江戸時代の画家呉春、俳人蕪村のコレクションでは、日本随一といわれ、年5〜6回の展示替えやテーマごとの企画展も行なわれる。「逸翁(いつおう)」は小林一三氏の雅号。

池田市にありハナショウブの名所として知られる公園。例年6月の初旬には約60種5000株のハナショウブが楽しめる。船池、二尾池、長尾池という3つの連続するため池周辺を整備し、長尾池を埋め立てて公園広場として昭和43年に開園した自然公園で、二尾池に建つ「斉芳亭」は、池田市の友好都市である中国・蘇州市から贈られたもの。二尾池には堰堤の段差を生かした、落差8mの滝もかかっている。また、付近は「秦野の梅林」として有名で、2月中旬頃には紅白、枝垂れ梅など260本が見頃となる。

5世紀頃、呉の国から渡来して機織りや染色の技術を日本に伝えたという呉服(くれは)姫(呉織媛)を祀る古社。絹織物を呉服物というのは、呉服姫が伝えたからだとか。周辺には摂津の国・武庫の浦に上陸した、この地に定住したと伝えられる渡来人の集落跡も多い。また、近くには呉服姫といっしょに渡来して、穴織りを伝えた穴織(あやは)姫を祀る伊居太神社がある。西国七福神の恵比寿さんの社としても有名。

室町時代から戦国時代にかけて旧豊島郡(現池田、豊中、箕面市周辺)を支配していた池田城主・池田氏の居城跡を整備して歴史公園としたもの。中心施設は、大阪平野を見渡す櫓風の2階建て展望休憩舎で、その周囲に、日本庭園や茶室、遺構復元ゾーンを配している。枯山水、井戸、虎口などは発掘調査で復元された遺構。また管理棟では池田の歴史ビデオも放映。土日曜、祝日には、公園内に観光ボランティアガイドが待機する。

NHKの連続テレビ小説『てるてる家族』(平成15年9月放送)の舞台ともなった池田市。ドラマにも登場するインスタントラーメン発祥の地を記念して造られた、日清食品のミュージアム。日清食品会長安藤百福(もふく)は、昭和33年、池田市に造ったバラック風の研究室でチキンラーメンの開発を行なった。記念館では研究室の再現や、インスタントラーメンの歴史を詳細に解説するほか、小麦粉をこねて作る「インスタントラーメン作り体験コーナー」も用意。

スーパー銭湯の草分けともいわれる豊中市の公衆浴場。人工ながら天然温泉と同じ効果が得られるという炭酸温泉の露天風呂や、6時間ごとに薬草の入れ替えがある露天漢方湯、打たせ湯、歩行湯、桧風呂、高温湯、低温湯、サウナなど17種の湯船が24時間楽しめる。館内には、ドリンクコーナーやうどんなどの食事ができる軽食コーナーもある。

淀川の右岸(上流から見て)、対岸に石清水八幡宮を望む島本町にある古社。京都府との境に位置し、後鳥羽上皇の水無瀬離宮の跡地だった地に建っている。後鳥羽上皇は桂川を舟で下ってこの離宮にやって来たという。後鳥羽天皇崩御後の1240年(仁治元)年、藤原信実(ひじわらのぶざね)の描いた天皇の肖像画(『紙本著色後鳥羽天皇像』=国宝)と隠岐でしたためた直筆の遺書(『後鳥羽天皇宸翰御手印置文』・ごとばてんのうしんかんおていんおきふみ=国宝)を形見として奉安したのが始まり。江戸時代まで仏式で祀られていたが、明治時代に神式に改められた。祭神は、後鳥羽天皇、土御門天皇(後鳥羽天皇第一皇子)、順徳天皇(後鳥羽天皇第三皇子)。桃山時代築の客殿、 後水尾天皇より下賜されたと伝えられる江戸初期築の茶室「燈心亭」は、国の重要文化財。参道正面の神門には社殿に祀られた名刀を盗みに入ろうとしたが神威によって侵入できず、去るときに残したという石川五右衛門の手形がと伝わるものがある。神門も桃山時代築で大阪府の重要文化財。『紙本著色後鳥羽天皇像』、『後鳥羽天皇宸翰御手印置文』をはじめとする文化財の数々は一般には公開されていない。

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