利根川中流部(利根川河口から154km地点)に位置する利根大堰(とねおおぜき)。昭和44年から運用が開始された全長約500m、12の水門からなる可動堰で、取水された水は、見沼代用水、埼玉用水、武蔵水路などに分水。利根川の年間流出量62.9億立方メートルのうち、18.7億立方メートルを取水し、農業用水、都市用水などに使われている。
誠之堂、清風亭ともに地元出身の偉人、渋沢栄一が設立した旧第一国立銀行ゆかりの建物で、旧第一銀行(旧第一勧業銀行)の敷地にあったものを移築復元。誠之堂は大正5年、渋沢栄一の喜寿を祝って建てられた洋館で、「西洋の田舎屋」をイメージ。外観はイギリス風ながら、装飾には中国の故事にちなんだステンドグラス、天井の漆喰には朝鮮風の雲や鶴が描かれ、また網代天井など数寄屋造りの様式も取り入れている。また基礎解体の際に上敷免製と記された刻印煉瓦が見つかったことから、レンガは日本煉瓦製造で焼かれたものであることがわかる。
日本煉瓦製造株式会社の敷地内にある明治20年築の洋館。明治政府が計画した洋風建築による庁舎建設のため招かれたドイツ人技師の住居としても使用された。敷地内の明治40年に建造されたホフマン輪窯6号窯や煉瓦造りの旧変電室があり、国の重要文化財に指定されている。レンガ造りの多い深谷市では、「レンガを活かしたまちづくり」事業を推進中だ。
大沢家住宅は、呉服太物を商っていた近江屋半右衛門が1792(寛政4)年に建てた蔵造りの店。明治26年の川越の大火でも焼失から免れ、川越最古の蔵造りとして国の重要文化財に指定されている。内部の見学も可能で、1階では、川越の民芸品を販売、2階では、佐藤章が描いた川越の蔵造りの建物と日本各地の民家の絵画を常設展示している。平成1年から4年間にわたって大規模な修復工事が行なわれ、建築当時の姿に復元されている。
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