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【ちょぴりDEEPなイタリア田舎旅行】vol.4 村一番のレストラン(Ristrante al becco della Civetta)

200809030401.jpg本当は、交通の便がいいポテンツァに何泊かする予定だったが、とりあえず観光案内所で色々情報を集めてから決めたいので、何泊するかは保留のまま。朝イチで観光案内所に向かう。この案内所の人がすばらしい人だった。今まででいちばん素晴らしい。

何が凄いって、バスの時刻表と乗り場と、帰りの時刻表と、チケットの購入場所、バス会社の名前と、どういう車体の色かまで、こちらが聞く前に、すべて答えてくれた。しかも時刻表のプリントアウトに、ご丁寧にも、マーカーまでしてくれた。10ヶ所くらいの行き先全部ですよ。これはイタリアでは画期的なことなんです。


行き先によって、当然乗り場が違うので、比較的遠い乗り場へのミニバスの連絡時間まで、それぞれの時間帯に合わせて、矢印付きで、書いてくれた。そんな人、イタリアでは、今までに出会ったこともないから、もう本当にびっくり。


自分で調べきれない情報は、バス会社に電話して聞いて、疑問をつぶしてくれたし(ちなみにバジリカータのバス情報は、ネットにかなり詳しく載っているが、なんせ行くのはド田舎なんで、一筋縄ではいかない)。


今からの時間帯では、行く場所が限られてしまう。辺鄙なところは、通勤用の早朝出発便しかない場合が多いからだ。行ってこい、はできなくて、行ったきりになる場所ばかりとなってしまうが、腹を決めた。ポテンツァからは荷物をまとめて出て行こう!


でも、行くのは午後の便なので、宿の人にお願いして、出発までの間、朝食をとる部屋を使わせてもらった。


案内所の人は、徒歩10分で乗り場に着くと言っていたが、重い荷物を転がして行くわけだから、早めに乗り場に移動して、その近くのバールにでも入ろう。と思ったら、めちゃくちゃ距離あった! 10分なんかじゃ着かないよ。しかも着いたはいいが、バス乗り場が2つある。


うーみゅ。いつもこの「乗り場問題」が、ついてまわるのよ、バスは。地元っぽい人に聞いたら、公衆電話に近い方と的確な答えで、到着を待つ。ところがどっこい。バスが例のぐるぐる(イタリアの交差点はサークル状になっており、そこで方向転換することが多い)で、これまたどのバスも、必ずここに停まるわけじゃなかった!


不安。だが幸いにも、カステルメッザーノ(Castelmezzano)行きとおぼしきバスの運転手さんと目が合い、必死で手を振る。そしたら、俺か?という仕草。「うんうん」と答える。


そしたら「わかった」的仕草。サークルを、もう一回余計に回ってくれた。そうして運転手さん、コーナーを回りながらも「こっちに来い来い」という仕草。もう訳もわからず、車が交錯しまくりの道路のど真ん中を渡って、道の反対側に到達。運転手さん、サークルの真ん中で、苦笑しながら停まる。迷惑も迷惑だが、こっちも必死。やっと乗り込めた。


親切な青年に荷物をかつぎあげてもらい、無事到着。ちなみにバス代の徴収は、一車線しかない道に「路駐して」行なう形式だった(笑)。


この親切な青年に、宿の場所も聞いたら、荷物をもって連れて行ってくれた。ありがたや〜。別れ際「食事は、必ずこの宿ですべし」との指令。
roger。


いい宿でした。テラスからの眺めも最高! しかも、LANのジャックも付いている。こんな田舎で? なんたる快適さ。ポテンツァからの日帰りも可能だったが、荷物をまとめて、出てきて正解。明日は、どうせ午後から雨みたいだし、ここで2泊することにしようかな。でもまだ決めない。晩ご飯を食べてから、ゆっくり決めよう。


そしたら、めちゃうまな晩飯。前菜は豚のマリネ。その上に、ルッコラ、リコッタ、くるみを散らしてある。このリコッタが最高。ロトンダ(Rotonda)から運んでくるそうだ。


そう、ロトンダもド田舎なんだけど、グルメの街なんですよ。プリモは、自家製の生パスタ。バジリカータでよく出るが、実は苦手なタイプ。でも、フィノッキ、カルドンチェッリ、自家製サルシッチャで和える、というから、思わず頼んでしまった。


これ大正解。で、セコンドも豚。前菜からパスタ、メインまで、全部豚さん!!


でもこれもうまい。豚のフィレ肉に、スカモルツァチーズと緑の野菜をサンドした、オーブン焼きに、仔羊からとったスーゴ(肉汁)をかけているが、このスーゴがまたいい。

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前菜は豚のマリネ

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生パスタ

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メインも豚!


前のテーブルの人から、絶対にデザートを頼んだ方がいいといわれたが、もうお腹限界。隣の地元客は、前菜もプリモも飛ばして、セコンドとコントルノ(付け合わせ)だけ頼んでいる!


おお、その手もありか。しかもワインも頼まず。確かにコペルト(席料)のなかに、パン代も入っているわけだから、プリモなんて頼まないで、セコンドとパンで充分食事として成立するはず。明日はそうして、デザートを頼もうっと。でも、ついついプリモを頼んでしまうのだった。しかし、夜10時から小さい子供連れで晩ご飯。日本だとあり得ない。

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翌日オーダーした、リコッタチーズのムースが、また最高にうまかった

グラスワインなのに、めちゃでかのグラスに、なみなみと注いでくれたので、もう酔っぱらい状態だが、とりあえず夜景でも撮りに行っとくか。


◆レストランのホームページはこちら。(イタリア語・英語・ドイツ語)

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