「今年開業10周年を迎える戦慄迷宮ですが、実は、もう止めようという話があったんです。ギネスに登録された世界最恐のお化け屋敷ですが、長くやっているとマンネリ化もします。最大の問題は、亡霊のモチベーションの低下なんです(苦笑)」と語るのは富士急行の堀内光一郎社長。

「そんな状況ではお客様に申し訳ない。真の世界最恐の名誉を守るためにも、もう一度原点に立ち返ろうということで、亡霊たちを再特訓しました」。
堀内社長のこの話。どこまでが真実か定かでない。多分に富士急らしい「ストーリー」が入っているのかも知れないが、このいきさつも、ムービーで見ることができるので、まずは、そちら(富士急ハイランド公式HPムービー配信)もごらんいただきたい。
マンネリ化が、「戦慄迷宮は前回見たから」というゲストの感覚につながり、集客力の低下があったという背景はあるだろう。堀内社長は、「亡霊たちのモチベーションの低下」を理由にあげるが、それはあくまで「ストーリー」。ちゃんと、6000万以上をかけてリニューアルを果たしているのだ。
「今回のリニューアルでは究極までの恐怖の演出にこだわり、すべての部屋と廊下がリニューアルされました。歩行距離は史上最長の900m、体験時間も60分以上となります」。

2009年7月18日(土)に一般公開されるが、取材班はそれに先立つ7月17日(金)に事前体験した。亡霊がまだ不慣れという点を除いても、
「今年の戦慄迷宮は凄い」というのが、ウソ偽りのない実感。富士急には申し訳ないが、そのあとで体験した『稲川淳二の棺桶劇場』が陳腐に思えるほど。
富士急行の堀内社長が
「バーチャル全盛時代ですが、富士急ハイランドは、実際の体験にとことんこだわりたい。亡霊がゲストを追いかけるこれが富士急ハイランドの戦慄迷宮の真髄です」
という姿勢がよくわかる。
だからこそあえて「お化け屋敷」と呼んでいるのだろう。
実際に、かなり怖い。プレス向け公開時に、途中でエスケープするスタッフが出るほど不気味で「長ーく」「暗ーい」のだ。
カップルなら、1時間の間、手を握りっぱなし確実!
これ読んでムフフとほくそ笑んだ人は、一応次の堀内社長の台詞を肝に銘じて。
「実際、カップルできて、あまりの怖さに彼女を置いて逃げ出す男性が結構いるんです。過去でもそうだから、今年の最恐バージョンでは、男性にもかなりの覚悟が必要です。彼女の前で真の勇気が試される」
いやはや、ホントにすごいお化け屋敷ができたものだ。

余談だが、堀内社長はこんな話も。
「実は、ホントのお化けが出るんです。で、スタッフが恐れおののくので、何度もお祓いしてもらっているんです」
これも「ストーリー」の一部であることを祈るだけだ。

(注)画像はすべて富士急ハイランドの許可を受けて撮影したものです(一部にプレス向け画像を含みます)。実際には内部での撮影はできません。
■所要時間:約60分(途中には迷路のような場所もあるのでもっとかかる人も)
■歩行距離:約900m(頼れるものは貸し出されるペンライトだけ)
■料金:500円(フリーパスは利用不可)
■利用制限:小学生以上(ただし小学生は中学生以上の同伴が必要)














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