岡田[丘多・丘田・岡多・岡太・陸田・小方・生形・纓片・緒賢・遠閑田・雄賀田]
豪商の岡田氏、武家の岡田氏、岡田さんのルーツは興味深い
掘割からの風が柳に絡み、そよいで消える。掘割はやがて、江戸時代には川舟によって江戸まで荷を運んでいたという巴(うずま)川と合流する。川沿いには、木材回漕屋塚田家の黒塀が長々と続き、黒瓦の土塀が半身を見せている。昔ながらの建物が川に黒い影を落とし、その影を崩して鯉が川面を朱色にと変える。──この栃木市には、懐かしい旧家や藏が多い。回船問屋板倉家、豪商横山家、そして例幣使街道沿いに残るのが代官屋敷の岡田家(栃木市嘉右衛門町)である。




