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39endoh160.jpg遠藤[延藤・延東・円藤・円堂・円東・円道・淵藤]
郡上八幡城で遠藤さんのルーツのあれこれを探る

郡上おどりの三味線や横笛、太鼓の音、音頭にあわせる手拍子がどこからともなく聞こえてくる。大提灯や店先に吊るされた酸漿提灯の灯がゆらゆらと川面に揺れている。
400年に渡って歌い踊り続けられてきた郡上踊りで有名な岐阜県郡上市八幡町の八幡山に“郡上八幡城”がある。八幡町のどこにいても山頂の城が良く見え、旧二の丸跡には“山内一豊と妻の像”が 建っている。山内一豊の妻千代は、弘治2年(1556)初代郡上八幡城主遠藤盛数の娘として生まれている。では、街から吉田川を渡り、城山公園になっている郡上八幡城に向かおう。

2011murakami1.jpg村上[村神・村雄・邑上・邨上]
村上さんのルーツは水軍と呼ばれる海の男達だ

あの武田信玄を二度も破った男の名を村上義清(よしきよ)という──。
信濃国更級(さらしな)郡村上郷を発祥とする村上氏は、八幡太郎義家の祖父である源頼信の清和源氏頼信流。嘉保元年(1094)源仲宗の四男盛清が村上郷に配され、その子為国の時に初めて村上氏を名乗ったという。

テレビ朝日の人気番組『ナニコレ珍百景』。2010年11月17日(水)放送の珍百景No.796はMV珍に輝いた「有名人がいる交差点」。ゲストの郷ひろみも驚いたヒロミゴーの交差点です。「およそ700m先ヒロミ・ゴー」というカーナビ音声案内があるので、目を凝らすとそこには「広見5」(広見5丁目交差点)が・・・というオチがつくもの。コレ、岐阜県可児市(かにし)にある交差点。傍らにはホテルルートイン可児も建っているから、まさにヒロミゴーのホテル!(住所は可児市広見5-130-2)。

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単に語呂合わせなら他にもあるだろうと調べたところ、愛知県安城市安城町に広美5番地が。ここにはモアイ像が目印のコーヒーハウス「ドルフィン」が建っていますが、交差点でないためカーナビでも「およそ●○m先ヒロミ・ゴー」の音声案内は出ません。
全国にたくさんありそうな広見5丁目も実は可児市1ヶ所だけ。広美5丁目、寛美5丁目、弘海5丁目、洋海5丁目、広実5丁目、尋実5丁目、尋見5丁目も存在しません。さすがに「MV珍」といったところでしょうか。

ちなみに岐阜県可児市は森蘭丸の生誕地。その中心市街地が広見町(かつての可児郡広見町)。

同じ岐阜県には「北アルプスに野口五郎岳という山があるよ!」なんて驚く人もいますが、五郎とは石が累々と連なるゴーロのこと。長野県大町市野口にり、山頂には大石が堆積していることから野口五郎岳という山名が付きました。野口五郎はこの山名から芸名としていますが、岐阜県美濃市出身の野口五郎が富山と長野の県境に山名をなぜ付けたかは、岐阜県境に黒部五郎岳(2840m)という山もあるけど標高が野口五郎岳(2924m)の方が高いからとか。
山の名前が芸能人と同じなのは、
「野口五郎だけ」なのです。

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201003260201.jpg前田[前多・前甸・毎田・直栄田・真枝・真栄田・馬栄田・麻殖田]
加賀百万石の前田氏をルーツに持つ前田さん
犀川と浅野川に挟まれた加賀百万石の金沢は、かつての城下町の姿をそのまま今に伝えている。代々の藩主である前田氏が愛した名勝兼六園、前田家代々の墓が並ぶ野田山、前田利家を祀る尾山神社(「梅鉢紋」)、前田利常の正室珠姫を祀る天徳院(「梅鉢紋」)、前田家ゆかりの美術工芸品が展示される成巽閣(せいそんかく)、菅原道真などを祀る金沢神社(「梅鉢紋」)、徳川家康を祀る尾崎神社(「葵紋」)、寺の門に「梅鉢」を記す妙立寺など、前田氏と梅鉢紋にすっぽりと囲まれた金沢である。

201003070101.jpg石川[石河・石子・石古・石来]
石川さんは日本最古の氏のひとつである

 石川姓は奈良時代から、石川臣(おみ)、石川朝臣(あそみ)などという氏姓で知られていた古代の大族で、古くは蘇我氏の一族に石川氏があった。蘇我馬子の孫であった倉山田石川麻呂は、大化の改新以後は宗家の蘇我氏に代わって蘇我氏一族の本流となり右大臣を務めた。石川麻呂は河内国石川郡を本拠として石川姓を称していたが、後、主流は加賀に移って栄え、その勢力地域を石川郡とした。これは姓氏が地名となった例で、明治には「石川県」と県名にもなるのである。

201002230101.jpg山下[山之下・山志田・山野下・月夜里]
安房や白川郷に山下さんのルーツの逸話が残る

「ねえ、“月夜里”と書いて“やました”と読むの? 素敵な苗字ね!」と、居酒屋の女将がカウンター越しの私に言った。
「昔の落語家の柳家金語楼は、本名“山下敬太郎”というんだよ」と、もう飲みすぎていた私は答えにもならないことを女将に向かって言う。すると、「どうして“月夜里”が“やました”になるの?」と、女将はもう一度私に訊いた。くどいなと私は思いながら、「“裸の大将”の画家・山下清は、本名“大橋清治”っていうんだよ。──映画評論の水野和夫は映画で山下大将を演じた後、本名を山下大将と一字違いの“山下奉大(ともひろ)”に改めたんだぜ」と、私は相変わらず関係のない話をぐずぐずと続けるのであった。女将は、これだから酔っ払いはいやなのよ、といった顔つきをしながら、私にビールを注いでいる。

■左義長(どんと焼)
旧暦の1月15日は小正月。現在ではこれを新暦に置き換えて1月15日が小正月という場所が多い。小正月の前日夜(あるいは小正月の朝)に行なわれるのが正月の注連飾りなどを焼く左義長(どんと焼)。トンドだったりと地方によってその呼び方はまちまちですが、内容は同じ。本来は、小正月までが松の内で、正月用品を燃やすのが左義長です。
御所市の吉祥草寺で『左義長(茅原の大とんど)』(奈良県)
仙台市の大崎八幡宮で『松焚祭』(宮城県)
鎌倉市の鶴岡八幡宮で『左義長』(神奈川県)
大山崎町の小倉神社で『とんど祭』(京都府)
久御山町で『東一口のとんど』(京都府)
南丹市の園部公園で『とんど祭り』(京都府)
牟岐町西の浜で『左義長』徳島県
仙台市の青麻神社で『松納焚上祭』(宮城県)
北秋田市の道の駅たかのすで『どんと祭』(秋田県)
横手市で『たいまつ焼き』(秋田県)
宇都宮市の二荒山神社で『春渡祭』(栃木県)

■管粥神事
旧暦の1月14日深夜から1月15日の朝にかけて行なわれるのが管粥神事(くだがゆしんじ)。粥のなかに管を入れ、その管に入った粥の状態で今年一年の吉凶を占うという神事です。平安の昔から小正月には小豆粥を食して一年の邪気を祓うという習わしがありました。今では新暦で行なう場所が増えています。
袖ケ浦市の飽富神社で『筒粥の神事』(千葉県)
高山市の伊太祁曽神社で『管粥神事』(岐阜県)
足利市の御厨神社で『御筒粥』(栃木県)
糸魚川市の能生白山神社で『御筒粥祭・献灯祭』(新潟県)
淡路市の伊弉諾神宮で『粥占祭』(兵庫県)
亀岡市の出雲大神宮で『粥占祭』(京都府)
久御山町の雙栗神社で『粥占神事』(京都府)
和歌山市の伊太祁曽神社で『粥占神事・卯杖祭』(和歌山県)
橋本市の隅田八幡神社で『管祭』(和歌山県)
京都市の東林院で『小豆粥の会』(京都府)

■初虚空蔵
虚空とは宇宙のこと。サンスクリット語(梵語)ではアーカーシャ・ガルバ、これを漢字に直すと「虚空の母胎(=「蔵」)」で、虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)は広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩というわけです。虚空蔵菩薩は、知恵、福徳、音声を授ける菩薩で、虚空蔵菩薩の五如来・一明王・七菩薩が「十三仏」として祀られているなかでの十三番目の仏事供養の主尊であることから毎月13日が縁日となっています。京都、法輪寺の十三まいり(3月13日〜5月13日)は有名です。これは13歳になった少年、少女が虚空蔵菩薩に智恵を授かりに行くという行事です。
あまり聞き慣れない言葉ですが、初虚空蔵(はつこくぞう)は、新年をあらわす季語にもなっています。
秩父市の虚空蔵寺で『虚空蔵尊縁日』
本庄市の虚空蔵寺で『虚空蔵尊例祭(だるま市)』
鎌倉市の成就院(虚空蔵堂)で『護摩焚き供養』
仙台市の虚空蔵山大満寺で『虚空蔵大菩薩大祈祷会』
登米市の宝性院(柳津虚空蔵尊)で『初虚空蔵』
寄居市の天正寺で『初虚空蔵』
大垣市の金生山明星輪寺で『初虚空蔵』
名古屋市の八事山興正寺で『初虚空蔵』
朝倉市の日照院で『虚空蔵祭』

■初猿丸
初猿丸とは聞き慣れない言葉ですが、宇治田原町の猿丸神社の祭神は三十六歌仙のひとり、猿丸大夫。「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋はかなしき」は猿丸大夫の作といわれています。毎月13日は縁日(月次祭)で1月は初猿丸となります。
宇治田原町の猿丸神社で『初猿丸』

201001111001.jpg森[守・盛・杜・護・毛梨・毛利・茂利・茂里・母里・毛里・毛理・最理・望理・藻利・掃守]
森さんのルーツを森一族の栄枯盛衰に見る

「森さんという苗字の中では誰が一番有名なのかな?」と、誰かが言った。そこで私は、「森鷗外でしょ」と即答したのだが、何処からか「森鷗外って誰?」という声が聞こえた。そう言ったのは、居酒屋のカウンターで私と反対の端にいるこの店では見慣れない娘であった。「森蘭丸が一番有名だよ」と、今度は私の知人が言う。すると、件の娘は「森蘭丸って誰?」とまた言うのであった。私は暗澹たる気持で、これだから居酒屋なんかに若い娘が来てはいけないのだと、しみじみ思うのであった。

■十日戎(十日えびす=初えびす)
おもに西日本のえびす神を祀る神社で、1月10日に齋行されるのが『十日戎』。前日の1月9日を宵えびす、1月10日を本えびす、11日を残りえびすと称しています。笹に縁起物を吊したものを販売する露店が出ます。十日戎を象徴するのが、神社から授与される小宝で、「吉兆」(きっきょう)と呼ばれています。西宮神社では『十日えびす』の「本えびす」の朝、4:00〜『開門神事福男選び』(開門神事)が行なわれます。これは毎年テレビのニュースに必ず登場しますね。
大阪市の今宮戎神社で『十日戎』
東大阪市の布施戎神社で『十日戎』
長浜市の豊国神社で『十日戎』
福岡市の十日恵比須神社で『正月大祭』
京都市のゑびす神社で『初ゑびす』(十日ゑびす大祭)
佐賀市の佐賀恵比須神社で『十日恵比須』
丹波市の八柱神社で『えびす祭り』
茨木神社で『十日戎』
京都市の八坂神社で『祇園のえべっさん』
綾部市の熊野新宮神社で『綾部初えびす大祭』
大阪市の堀川戎神社で『十日戎』
大洲神社で『えびすまつり』(十日えびす)
徳島市の事代主神社で『えびす祭』
西宮市の西宮神社で『十日えびす大祭』
堺市の菅原神社で『戎祭』
伊万里市で『招福伊万里えびす祭り』
佐川町の恵美須神社で『えびす祭り』(佐川十日えびす)
淡路市の事代主神社で『十日戎』
淡路市の石屋神社で『十日戎』
東大阪市の石切劔箭神社で『十日戎祭』
宮津市の智恩寺で『文殊堂十日えびす』
伊勢市のおかげ横丁で『十日戎練り歩き』
中津川市の西宮神社で『例祭・十日えびす』

■初金比羅
毎月10日は金比羅様(こんぴら)の縁日。1月10日は初金比羅となります。
金刀比羅宮で『初十日祭』(初こんぴら)
八王子市の子安神社で『初金刀比羅』
安井金比羅宮で『初金比羅祭』
越前町の金刀比羅山宮で『初金刀比羅祭』
虎ノ門金刀比羅宮で『初こんぴら祭』

■初庚申
「庚申」とは「かのえ・さる」で60日に1回巡ってきます。2010年は1月10日が初庚申、3月11日が二庚申、5月10日が三庚申、7月9日が四庚申、9月7日が五庚申で、11月6日が納庚申となります。
南丹市の京都帝釋天で『初庚申』
浜松市の庚申寺で『初庚申大祭』
大阪市の四天王寺で『初庚申』

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