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201012080101.jpg『鬼平犯科帳』の鬼平こと「長谷川平蔵」という名は本名である。正式には長谷川平蔵諱宣以(のぶため)という、父の宣雄も京都町奉行まで勤めた有能な武士であった。
 天明3年(1783)の浅間山大噴火や大飢饉の後田沼意次が失脚し、天明7年(1787)松平定信が老中に就任。経済不安から世情は乱れ犯罪は凶悪化していくなか、長谷川平蔵が火付盗賊改の長官となったのは、同年10月のこと。以来平蔵は没するまでの8年間に渡って火付盗賊改めを務め上げた。過去、火付盗賊改めという激務を8年も務めた旗本はいない。

201011270501.jpg後藤[五藤・呉藤・伍藤・后藤・小藤・護藤・五刀・五唐・五東・伍島]
後藤さんのルーツは藤原利仁で、後藤又兵衛、後藤新平なども有名

「今日はすごい渋滞でタクシーが進まなくて困ったわ」と居酒屋の女将が私に言った。私は燗酒を飲みながらさっきから女将の話を聞いていた。「昔からある道路はみんな狭いのよねえ、もっと広く造っておけば今頃困らないでもすんだのに」と女将は言いながら、二本目のお調子を運んでくる。「昔の人だって道路を広く造ろうとした人はいるさ。それも破天荒に広い道路を」と私は、突き出しに箸を伸ばした。「ハテンコウ?──で、その人は誰なの?」と女将は私にお酌をしながら訊く。「その人は、満鉄総裁・内相・外相・東京市長などを歴任した後藤新平さ。彼は東京に百年後を見据えた道路を造ろうとしたんだよ」と私が言うと、「偉いのねえ、その新平さんのことはよく知らないけれど、あたし、後藤又兵衛なら知っているわ」と女将はいつものように、どんどん話を変えるのであった。

唐招提寺は、唐の高僧、鑑真和上が聖武天皇に招かれて苦難の末に来日し、759(天平宝字3)年、新田部親王(にいたべしんのう)の旧邸を譲り受けて創建した寺。平成12年から10年がかりの『金堂平成大修理事業』が行なわれていたが2009年秋に落成となった。それを記念して11月3日(水・祝)に金堂内の特別拝観を実施。堂内には本尊の盧舎那仏坐像や薬師如来立像、千手観音立像が安置されているが、特別拝観では国宝3仏像を拝観できる。8世紀後半に建立された金堂の内部が公開されるのはこれが初めて。特別拝観は8:30〜17:00(受付は16:30まで)。拝観料は一般拝観料(大人600円、中・高校生400円、小学生200円)のみ。

■初天神・鷽替え
毎月25日は天神様の縁日。菅原道真の誕生日(6月25日)、醍醐天皇によって九州の太宰府に流される勅が出た日(1月25日)、薨去(こうきょ)した日(2月25日)がいずれも25日で、「天神さまの御縁日」といわれています。菅原道真を祭神とする天満宮で、初天神が齋行され、菅原道真の愛した鷽(うそ)に日頃のウソを託し、罪滅ぼしを祈願する『鷽替え神事』も行なわれます。
わらべ歌「通りゃんせ」に「天神様の 細道じゃ」という歌詞が出てきますが、この歌詞の天神様は小田原の菅原神社という説があります(埼玉県川越市の三芳野神社という説もあり発祥は定かでありませんが・・・)。箱根の関所を通って初天神の1月25日にお札を納めにということで、行きはよいよい帰りは怖い(関所の取り締まりと閉まる時間を気にして)ということであるなら菅原神社も有力。ちなみに三芳野神社の場合は川越城内にあったのでその取り締まりの厳しさで「帰りは怖い」という説です。

台東区の五條天神社で『鷽替えの神事』(東京)
湯島天神で『鷽替え神事』(東京)
大阪市の大阪天満宮で『初天神梅花祭』(大阪)
大阪市の大阪天満宮で『うそ替え神事』(大阪)
鎌倉市の荏柄天神社で『初天神・筆供養』(神奈川)
小田原市の菅原神社で『初天神』(神奈川)
綾部市の綾部天満宮で『初天神』(京都)
京都市の北野天満宮で『初天神』(京都)
南丹市の生身天満宮で『生身天満宮勧学祭』(京都)
五條市の天神社で『惣谷狂言と篠原踊り』(奈良)
和歌山市の和歌浦天満宮で『初天神』(和歌山)
綾川町の滝宮天満宮で『初天神祭』(香川)

■初文殊
毎月25日は文殊菩薩の縁日。1月25日は初文殊となります。
鎌倉市の常楽寺で『文殊祭』(神奈川)
高畠町の亀岡文殊堂で『亀岡文殊祭礼星まつり』(山形)

201001230801.jpg阿部[阿倍・安部・安倍・阿辺・安辺・阿拝・阿閇・阿陪・阿辺・敢]
古代大和飛鳥地方で栄えた阿部一族が阿部さんのルーツである

 森鷗外の小説ではないが、阿部、阿倍、安部、安倍などの阿部一族は、孝元天皇の皇子大彦命(おおひこのみこと)の子孫と伝えられる豪族である。阿部姓の発祥は、安倍文殊院で知られる大和国十市(といち)郡阿倍が有力だが、大和国葛下(かつらぎしも)郡阿倍や、穴石神社のある伊賀国阿拝郡、攝津国東成(ひがしなり)郡阿倍野など様々な説がある。また、“アベ”の語源は饗(あへ)で、神をもてなす「饗へ」からきているという。
 では、阿部氏のルーツを訪ねる旅に出掛けよう。最初に訪れるのは古代阿倍氏の一大本拠地であった、大和国十市郡阿倍(桜井市阿部)であろうか。

■初地蔵
毎月24日は地蔵菩薩の縁日で、1月24日は『初地蔵』です。
由利本荘市の折渡千体地蔵尊で『初地蔵かんじき詣』(秋田)
とげぬき地蔵尊例大祭(東京)
川口市の錫杖寺で『初地蔵』(埼玉)
関地蔵院で『初地蔵』(三重)
橋本市の子安地蔵寺で『初地蔵』(和歌山)
五條市の生蓮寺で『初地蔵』(奈良)
宇部市の北向地蔵尊で『北向地蔵大祭(寒詣り大祭)』(山口)
西都市の石野田火除地蔵堂で『石野田臼太鼓踊』(宮崎)

■初愛宕
毎月24日は愛宕権現(あたごごんげん)の縁日。1月24日は『初愛宕』です。愛宕山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神で地蔵菩薩を本地仏とするため、地蔵菩薩と同じで24日が縁日となります。
綾部市の坂本神社で『愛宕山火祭』(京都)
松阪市の愛宕山龍泉寺で『愛宕市』
(三重)

201001230101.jpg■若草山焼き
1月の第4土曜日は若草山の山焼き。若草山は三重になっており、三笠山とも九折山(つづらやま)ともいわれています。三重目の山頂部は鶯塚古墳(前方後円墳)。実はこの山から亡霊が出るので1月頃までに焼かないと翌年、不祥事が起こるという迷信があり、迷信を信じる人の放火事件がたびたびあったとのこと。江戸時代の中期になって、定期的に焼かれるようになったのが山焼きの始まりといいますが、奈良らしい、古墳に祀られた御霊への鎮魂という意味合いもあったのです。社寺の境界争いというのは俗説です。昨年から1月の第4土曜日に行なわれるようになりました。
奈良市で『若草山焼き』

■八甲田山雪中行軍出発の日
明治35年1月23日6:55、青森歩兵第五聯隊は雪の八甲田山に出発。第五聯隊の210名中生存者はわずか11名という悲惨な事件は、新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』でも有名で、映画『八甲田山』(高倉健、三國連太郎、北大路欣也主演)にもなりました。

■真白き富士の嶺の日
「真白き富士の嶺緑の江ノ島 仰ぎ見るも今は涙」という歌詞で知られる『真白き富士の嶺』(正しくは『真白き富士の根』)は、鎌倉の七里ケ浜で逗子開成中学のボートが沈み、乗っていた生徒12名全員が帰らぬ人になった痛ましい事件をもとに、鎌倉女学校(現・鎌倉女学院)の教師・三角錫子が明治43年2月に発表した哀悼歌です。そのボート転覆事故が起きたのが明治43年1月23日。2月6日に逗子開成高校で行なわれた追悼大法会で、この歌が鎌倉女学校生徒によって歌われました。
逗子開成真白き富士の根のページ


■初大師
空海(弘法大師)は835(承和2)年3月21日(旧暦)に入寂しており、毎月21日が縁日となっている。1月21日は初大師(はつだいし)。全国各地の空海ゆかりの寺では初大師として護摩が焚かれたりします。醍醐天皇から「弘法大師」の諡号が贈られたのは死後80年以上がたってから。
館山市の遍智院小塚大師で『初大祭』(初大師)(千葉)
西新井大師で『初大師』(東京)
鎌倉市の青蓮寺で『初大師』(神奈川)
川崎市の川崎大師平間寺で『初大師』(神奈川)
多気町の丹生大師(神宮寺)で『初大師』(三重)
楞厳寺で『初弘法柴燈不動大護摩祈願(初大師)』(京都)
京都市の東寺で『初弘法』(京都)
奈良の西大寺で『初大師供』(奈良)

■初観音
毎月18日は観音菩薩の縁日ですが、年の初め、正月は初観音といって盛大に行なわれます。金龍山浅草寺の本尊・聖観音菩薩が隅田川で漁師の網にかかったと伝わる日は推古36年(628年)3月18日。まさに18日は観音様出現の日というわけです。お近くに観音様があればぜひ参詣を。
小田原市の飯泉山勝福寺で『初観音』(神奈川)
犬山市の寂光院で『初観音大祭』(愛知)
笠寺観音で『大縁日・初観音』(愛知)
湖東三山の金剛輪寺で『初観音大般若転読会』(滋賀)
東近江市の引接寺で『初観音会』(滋賀)
野崎観音で『初観音』(大阪)
宝塚市の大本山中山寺で『初観音』(兵庫)
大和郡山市の松尾寺で『初観音』(奈良)
高取町の壺阪寺で『初観音』(奈良)
奈良市の西大寺で『初観音供』(奈良)
明日香村の岡寺で『初観音』(奈良)
和歌山市の紀三井寺で『初観音』(和歌山)
倉敷市の不洗観音寺で『初観音大法会』(岡山)

■都バスの日
都バス(東京都交通局)は、関東大震災で大きな被害を受けた路面電車(東京市電)の応急措置として、大正13年1月18日、巣鴨(巣鴨駅)〜東京駅と中渋谷(渋谷駅)〜東京駅で東京市営の乗合バスの運行を開始しました。バスはT型フォードの11人乗り。路面も悪く、乗り心地もイマイチで車体は乗合馬車を連想させたため4代目橘家圓太郎という落語家が揶揄したため、この市バスは「円太郎」と呼ばれました。12月20日には「赤襟嬢」という名の女性車掌も登場しています。現在では139の路線で、1日当たり約56万人の乗客があるとか。東京都交通局が1月18日を都バスの日としています。2010年は映画「ラブリ−ボ−ン」(平成22年1月29日(金)より全国ロ−ドショ−)とのタイアップによるプレゼントキャンペ−ンを実施中です。

■左義長(どんと焼)
旧暦の1月15日は小正月。現在ではこれを新暦に置き換えて1月15日が小正月という場所が多い。小正月の前日夜(あるいは小正月の朝)に行なわれるのが正月の注連飾りなどを焼く左義長(どんと焼)。トンドだったりと地方によってその呼び方はまちまちですが、内容は同じ。本来は、小正月までが松の内で、正月用品を燃やすのが左義長です。
御所市の吉祥草寺で『左義長(茅原の大とんど)』(奈良県)
仙台市の大崎八幡宮で『松焚祭』(宮城県)
鎌倉市の鶴岡八幡宮で『左義長』(神奈川県)
大山崎町の小倉神社で『とんど祭』(京都府)
久御山町で『東一口のとんど』(京都府)
南丹市の園部公園で『とんど祭り』(京都府)
牟岐町西の浜で『左義長』徳島県
仙台市の青麻神社で『松納焚上祭』(宮城県)
北秋田市の道の駅たかのすで『どんと祭』(秋田県)
横手市で『たいまつ焼き』(秋田県)
宇都宮市の二荒山神社で『春渡祭』(栃木県)

■管粥神事
旧暦の1月14日深夜から1月15日の朝にかけて行なわれるのが管粥神事(くだがゆしんじ)。粥のなかに管を入れ、その管に入った粥の状態で今年一年の吉凶を占うという神事です。平安の昔から小正月には小豆粥を食して一年の邪気を祓うという習わしがありました。今では新暦で行なう場所が増えています。
袖ケ浦市の飽富神社で『筒粥の神事』(千葉県)
高山市の伊太祁曽神社で『管粥神事』(岐阜県)
足利市の御厨神社で『御筒粥』(栃木県)
糸魚川市の能生白山神社で『御筒粥祭・献灯祭』(新潟県)
淡路市の伊弉諾神宮で『粥占祭』(兵庫県)
亀岡市の出雲大神宮で『粥占祭』(京都府)
久御山町の雙栗神社で『粥占神事』(京都府)
和歌山市の伊太祁曽神社で『粥占神事・卯杖祭』(和歌山県)
橋本市の隅田八幡神社で『管祭』(和歌山県)
京都市の東林院で『小豆粥の会』(京都府)

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