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201011270501.jpg後藤[五藤・呉藤・伍藤・后藤・小藤・護藤・五刀・五唐・五東・伍島]
後藤さんのルーツは藤原利仁で、後藤又兵衛、後藤新平なども有名

「今日はすごい渋滞でタクシーが進まなくて困ったわ」と居酒屋の女将が私に言った。私は燗酒を飲みながらさっきから女将の話を聞いていた。「昔からある道路はみんな狭いのよねえ、もっと広く造っておけば今頃困らないでもすんだのに」と女将は言いながら、二本目のお調子を運んでくる。「昔の人だって道路を広く造ろうとした人はいるさ。それも破天荒に広い道路を」と私は、突き出しに箸を伸ばした。「ハテンコウ?──で、その人は誰なの?」と女将は私にお酌をしながら訊く。「その人は、満鉄総裁・内相・外相・東京市長などを歴任した後藤新平さ。彼は東京に百年後を見据えた道路を造ろうとしたんだよ」と私が言うと、「偉いのねえ、その新平さんのことはよく知らないけれど、あたし、後藤又兵衛なら知っているわ」と女将はいつものように、どんどん話を変えるのであった。

201003140301.jpg中島[中嶋・仲島・仲嶋・中嶌・中辧ζ甓貪]
中島さんのルーツは尾張国の古大族なのか

「やっと新入社員が配属されてきてね、全員自己紹介をするのだけれど、その中に“中島”という新人がいて、自分の場合は“なかしま”と濁らずに発音するんですと言うんだよ」と、知人が居酒屋で話しかけてきた。「その新人の出身地は愛知県かあるいは九州、少なくとも西日本だと思うよ」と私は随分とアバウトな返事をした。だがこれだけでは大して感心してもらえそうもないので、「それに関西では“中嶋”と山偏の嶋を書く人が多いしね」と付け加えた。それを聞いて、居酒屋で飲んでいた、ニ、三人は《なるほど》という目つきをする。私は調子に乗り、「“なかじま”というアクセントも地方で異なるらしいしね」と言ったのだが、すると、居酒屋の女将が「どんな風に違うの?」と訊くではないか。さて困った──。

■十日戎(十日えびす=初えびす)
おもに西日本のえびす神を祀る神社で、1月10日に齋行されるのが『十日戎』。前日の1月9日を宵えびす、1月10日を本えびす、11日を残りえびすと称しています。笹に縁起物を吊したものを販売する露店が出ます。十日戎を象徴するのが、神社から授与される小宝で、「吉兆」(きっきょう)と呼ばれています。西宮神社では『十日えびす』の「本えびす」の朝、4:00〜『開門神事福男選び』(開門神事)が行なわれます。これは毎年テレビのニュースに必ず登場しますね。
大阪市の今宮戎神社で『十日戎』
東大阪市の布施戎神社で『十日戎』
長浜市の豊国神社で『十日戎』
福岡市の十日恵比須神社で『正月大祭』
京都市のゑびす神社で『初ゑびす』(十日ゑびす大祭)
佐賀市の佐賀恵比須神社で『十日恵比須』
丹波市の八柱神社で『えびす祭り』
茨木神社で『十日戎』
京都市の八坂神社で『祇園のえべっさん』
綾部市の熊野新宮神社で『綾部初えびす大祭』
大阪市の堀川戎神社で『十日戎』
大洲神社で『えびすまつり』(十日えびす)
徳島市の事代主神社で『えびす祭』
西宮市の西宮神社で『十日えびす大祭』
堺市の菅原神社で『戎祭』
伊万里市で『招福伊万里えびす祭り』
佐川町の恵美須神社で『えびす祭り』(佐川十日えびす)
淡路市の事代主神社で『十日戎』
淡路市の石屋神社で『十日戎』
東大阪市の石切劔箭神社で『十日戎祭』
宮津市の智恩寺で『文殊堂十日えびす』
伊勢市のおかげ横丁で『十日戎練り歩き』
中津川市の西宮神社で『例祭・十日えびす』

■初金比羅
毎月10日は金比羅様(こんぴら)の縁日。1月10日は初金比羅となります。
金刀比羅宮で『初十日祭』(初こんぴら)
八王子市の子安神社で『初金刀比羅』
安井金比羅宮で『初金比羅祭』
越前町の金刀比羅山宮で『初金刀比羅祭』
虎ノ門金刀比羅宮で『初こんぴら祭』

■初庚申
「庚申」とは「かのえ・さる」で60日に1回巡ってきます。2010年は1月10日が初庚申、3月11日が二庚申、5月10日が三庚申、7月9日が四庚申、9月7日が五庚申で、11月6日が納庚申となります。
南丹市の京都帝釋天で『初庚申』
浜松市の庚申寺で『初庚申大祭』
大阪市の四天王寺で『初庚申』

200910210101.jpg山田[山太・山多・矢俣・矢満田]
山田さんのルーツは結構古いことにびっくりする

 山田姓は日本を代表する地形姓の一つである。中世以降、全国各地に約2000あるといわれる山田地名から姓がぞくぞくと発生したので、山田姓のルーツもそれに応じて多いようだ。またこの山田姓は単に数多くあるという以上に、任意の姓をあげる場面の例として、必ずといっていいほど“山田太郎”の名が使われる。どうやら、日本を代表する姓は“山田”なのだといえそうだ。
 ところが、平凡な姓とも思えるこの山田姓にも、蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらのやまだのいしかわのまろ)などという、いやに長い名前を持つ有名人物が古代に登場してくるのだから一筋縄ではいかない。山田姓はけして単純な名前ではないし、その発祥の歴史もかなりの古さと格式を誇っている。

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