三島に隣接する清水町にある湧水群。1日に100万t以上という、東洋一の湧出量を誇っている。富士山の伏流水が湧き出た水は、ミネラルを多く含み、柔らかい味わい。湧水群は1kmほどの柿田川になり、狩野川に注いでいる。水源地周辺は緑地公園化されており、2ヶ所の展望台からこの湧き水を見学できる。源流にあたる第1展望台にはカワセミが訪れることもあり、11月下旬にはアユが遡上しの産卵風景も観察できる。駐車場に近い第1展望台は人出も多いが、以前あった製糸工場の取水口だった場所。ぜひ第1展望台まで足を伸ばしてみたい。駐車場の横には白壁や石蔵を配した「泉の館」もある。施設内の茶房「蔵」では柿田川湧水で煎れた「湧水珈琲」がいただける。「豆腐処柿田川とうふ店」では湧水仕込の豆腐を販売。さらに土産コーナーでは、湧水のペットボトル「富士山百年水」500ミリ150円も販売。

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- 富士山に積もった雪が100年を経て湧出する
- 遊歩道が整備され手軽に湧水を観察できる
- 「泉の館」では名水で作る豆腐を販売
特ダネ情報!
清水町や三島市周辺の地質は、2万2000前に噴火した古富士火山の溶岩層の上に、8500年前の富士山の爆発で流出した三島溶岩流が重なっている状態。古富士火山の溶岩層は水の浸透性が悪いが、三島溶岩層は水を通しやすい多孔質。柿田川の湧水群はちょうど富士山から今の御殿場線に沿って流出した三島溶岩流の末端にあたる。ふたつの溶岩層の間を流れた地下水がここで湧出しているわけだ。三島市内の湧水も同じで湧き出る部分を観察すると溶岩流の末端であることがわかるだろう。

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