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江戸時代には旗本、代官職も務めた大地主、黒田家。長屋門のある広大な屋敷は、土蔵や周囲にめぐらされた堀も含め、国の重要文化財。築後250年余りと推定される長屋門、江戸時代末期に建てられた母屋など、豪壮な建物が並ぶ。堀のまわりには遊歩道がめぐらされ、外からのみ見学が可能だ。屋敷前の資料館では、この黒田家の所蔵品を見学できる。塩の道公園にある歴史街道館との共通入館券も発売。

明治5年に学制が発布され、宣光寺、省光寺を仮校舎として開校した見付学校。校舎は明治8年に建てられたもので、現存する日本最古の小学校だ。城郭のような石積みの土台は、取り壊された横須賀城の石を船で運んだもの。古代ギリシャ様式の玄関や2層式の塔屋をのせた木造洋風建築は、遠州三大学校と称されたハイカラな建物だ。復元工事後、内部の見学が可能になり、1階は教室の様子を再現、2階では学用品などを展示している。

なまこ壁の常盤橋が目の前にある、なまこ壁の美しい建物。明治初期の呉服店兼雑貨店を民俗資料館として開放したもので、母屋、土蔵など7棟ほどあるが、一般開放されているのは約半分。かつての店舗部分には、往時の反物、商家の道具類、独楽(こま)やまゆ人形などの民芸品が並ぶ。また伊豆の長八にちなみ、漆喰鏝(しっくいごて)の実演もある。奥の座敷では、名物のさくら葉餅と抹茶、コーヒーなどが味わえる。また、敷地内に無料の足湯も設置されている

牧之原市の片浜地区にあり、1597(慶長2)年頃の建築といわれる古民家。母屋と長屋門が国の重要文化財に指定されている。大鐘家は代々庄屋を務め、3000石以上の格式をもっていた家柄。江戸時代初期の建築様式、手斧造りの母屋は、太い梁と2本の大黒柱に支えられた重厚な造りで長屋門とともに国の重要文化財。母屋の横には小堀遠州作と伝わる庭園もある。田沼街道に面した長屋門前には1万2000本のアジサイ、3000本の花菖蒲が咲く「あじさい庭園」もあり、6月が花の見頃。5月下旬〜7月上旬には「あじさい祭」も開催される。米蔵を改装した蔵の資料館は、宝物の展示やギャラリーとして使用されている。背後にある山には「あじさい・ゆり遊歩道」が巡らされ、見晴台からは富士山や駿河湾を一望にする。

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