山口駅構内1階、ロータリーに面したところにある西日本バスネットサービス。バスの発着案内と駅レンタサイクルの窓口を兼ねており、山口線を利用して駅に降り立った人は、便利。山口県立美術館周辺のパークロードや一の坂川沿いの道路など、サイクリングロードとして最適な場所もあるから、市内観光はぜひレンタサイクルを利用したい。
市内各所を回る黄色いバスが、山口市コミュニティバス。ルート内はどこまで乗っても一律200円とお得。山口駅前から八坂神社、洞春寺、香山公園瑠璃光寺五重塔などの名所に向かうなら、およそ1時間に1本の割合で運行しており、便利。ただし、土・日曜、祝日、年末年始は運休のため注意を。
山口駅構内2階にある観光案内所。市内観光のパンフレットやマップなどの入手はもちろんのこと、散策ルートの相談や、おすすめのおみやげ店や食事処などのリストも配付し、親切に相談にのってくれる。また館内では、伝統工芸品などの展示も行なっているから、山口市の概要をつかむためにも、駅に着いたらまず立ち寄りを。
足利義満の時代に用いられた「透頂香」という痰の妙薬が外郎(ういろう)の起源。山口には大内時代に伝わったといわれる。山口駅からすぐの御堀堂(みほりどう)は、昭和2年の創業。今は店終いした山口外郎の元祖「福田屋」で修業した初代が、その秘伝の味を受け継ぎ、現代に伝えている。山口の外郎はその原料が米粉ではなくワラビ粉を使うため、独特の弾力とツルリとした舌触りが特長で、後味が上品。白、黒、抹茶の3種類で大1本168円、小1本84円。
大内人形は24代大内弘世が、京より迎えた美しい姫(陽緑門院三条氏)があまりに都を恋しがるので、都から人形師を呼び寄せ、大内御殿の一室を人形で飾って慰めようとしたことがルーツ。店の工房では、大内塗の加飾工程が見られる。家内安全のお守りとして人気が高い大内人形は4500円から。まるで主人の人柄がそのまま出たような穏やかな顔立ちに思わず心が和む。店に向かう路地の塀に描かれた、大内人形の絵もどこか愛らしい。
道場門前商店街アーケードのなかほどにあり、生活に密着した山口産の製品を販売するアンテナショップ。工芸品、農産品、お菓子、水産品、地酒など山口産のみやげ約700品目が勢揃いする。山口産の外郎(ういろう)も5店舗のものから選ぶことができる。大内人形も、県内各地の匠の作品がずらりと勢揃いする。また7:00〜11:00には店頭で朝市も開催。農家から直送されたとれたて新鮮野菜などが手に入る。
山口市街の中心部に亀に似た小高い丘があり、亀山と呼ばれている。かつて毛利秀元が築城途中で断念したという長山城跡と伝えられる。現在頂上部は亀山公園となり春は桜の花見で賑わう。山頂には明治33年に幕末の萩藩主・毛利敬親(たかちか)、旧4支藩主(長府、清末、徳山、岩国)の銅像が、明治39年には敬親の世子元徳の銅像が建立され、銅像公園という名前で呼ばれていたが、今では毛利敬親の像が残るのみ。
山口市役所から県政資料館に向け、ゆるやかなカーブを描いて伸びている県道。パークロードの愛称で親しまれる780mほどの道沿いには、県立美術館、県立博物館、亀山公園などが並んでおり、まさに公園道路といった感じ。「日本の道百選」にも選ばれた道の両脇にはケヤキ、クスノキ、桜、ツツジなどが植えられ、所々で噴水も設けられている。また県立美術館前の広場では、毎月第1日曜に骨董市も開催され、多くの人で賑わう。
毛利敬親(たかちか)が、幕末の1863(文久3)年12月に一露山の麓、今の山口県庁の位置に藩庁の移転を計画、1867(慶応3)年に竣工。旧藩庁門は、その藩庁の正門にあたる脇門付薬医門で、松やケヤキを用いた切妻造り、平入り、本瓦葺きの豪壮なもの。維新の時代を支えた高杉晋作、桂小五郎、林宇一(伊藤博文)らの長州藩士がこの門をくぐった。現在は門とともに残る堀が、往時の面影を伝えている。
山口県政資料館は、大正2年に起工、大正5年に完成したかつての県庁舎及び県会議事堂。西洋の近代的な建築様式と伝統的な和様式が融合した、大正建築の粋を集めた貴重な建築物として、2棟いずれも国の重要文化財に指定されている。レンガ組で銅滓(どうし)瓦葺きの建物は、後期ルネサンス様式を基調にしたもの。旧県庁舎には旧知事室や正庁会議室が昔のままに残されており、県政の展示のほかに特産品展示販売室、山口の物産展示などもある。













