足利義満の時代に用いられた「透頂香」という痰の妙薬が外郎(ういろう)の起源。山口には大内時代に伝わったといわれる。山口駅からすぐの御堀堂(みほりどう)は、昭和2年の創業。今は店終いした山口外郎の元祖「福田屋」で修業した初代が、その秘伝の味を受け継ぎ、現代に伝えている。山口の外郎はその原料が米粉ではなくワラビ粉を使うため、独特の弾力とツルリとした舌触りが特長で、後味が上品。白、黒、抹茶の3種類で大1本168円、小1本84円。
大内人形は24代大内弘世が、京より迎えた美しい姫(陽緑門院三条氏)があまりに都を恋しがるので、都から人形師を呼び寄せ、大内御殿の一室を人形で飾って慰めようとしたことがルーツ。店の工房では、大内塗の加飾工程が見られる。家内安全のお守りとして人気が高い大内人形は4500円から。まるで主人の人柄がそのまま出たような穏やかな顔立ちに思わず心が和む。店に向かう路地の塀に描かれた、大内人形の絵もどこか愛らしい。
道場門前商店街アーケードのなかほどにあり、生活に密着した山口産の製品を販売するアンテナショップ。工芸品、農産品、お菓子、水産品、地酒など山口産のみやげ約700品目が勢揃いする。山口産の外郎(ういろう)も5店舗のものから選ぶことができる。大内人形も、県内各地の匠の作品がずらりと勢揃いする。また7:00〜11:00には店頭で朝市も開催。農家から直送されたとれたて新鮮野菜などが手に入る。
下竪小路にある大内塗工芸社。創業70年余りで、伝統工芸である大内塗全般と大内人形の製造販売を行なっている。なかでも珍しいのは、純金箔をあしらった大内人形。手描きの良さを大切にした上品な作品が特長だ。訪れる際には事前に電話で確認を。
湯の町街道(県道204号)沿いに建つ和菓子の店。生地に豆を混ぜ込んで蒸す銘菓「豆子郎」は、いわゆる山口外郎(ういろう)とは異なる独特の歯触り。おちょぼ口でも食べられるようにと拍子木状に切られたかわいい和菓子だ。ほかに、大きな栗が丸ごと入った大栗豆子郎や、見た目も風雅なゼリーなど、季節の和菓子が並ぶ。豆子郎化粧箱5枚(10本入)900円、化粧箱8枚(16本入)1400円。
中原中也記念館の隣にある酒屋。地酒、地焼酎、地ビールなど、地元山口で造られた酒が種類豊富に揃う。なかでもおすすめは、白狐伝説が残る湯田温泉にちなんだオリジナルラベルの「白狐(びゃっこ)」。醸造元は「銀嶺」などを手がける旭村の三浦酒造。山田錦を30%にまで磨き上げ、方便山の伏流水で仕込んだ大吟醸720ミリリットル2427円は、フルーティーな味わいを楽しめる。また山口地ビールが醸造する芳醇な「中也ビール」330ミリリットル500円や切れ味鋭い「ザビエルビール」なども好評だ。
関門海峡の新名所、カモンワーフは唐戸市場と海響館の間に位置する。鮮魚、水産加工品など下関ならで食材を販売する店やみやげ店、飲食店など50店が入る複合商業施設。関門海峡を望むロケーションの中、ショッピングや食事が楽しめる。「イッツ・クリスマス」は海峡を眺めながらのんびりできる穴場の喫茶店。「錦山商店」は韓国食材の卸し・小売店で白菜キムチが大人気。
毛利氏の城下町、萩。そんな萩にある和菓子の老舗が、長州屋光國製菓本舗。1863(文久3)年の創業以来、初代・光国作右ヱ門が萩特産の夏みかんを、なんとかして菓子にいかせないかと研究、生まれたのが、夏みかんの砂糖漬けだ。これが茶人の間で評判となり、さまざまな加工菓子が作られた。夏みかん平漬は、萩特産の夏みかんの皮を、自家製の糖蜜に漬け込んだもの。菊の花型の菓子には、香味がほのかに残る。
3代目留蔵が毎朝自ら炭火で蒲鉾を焼くという長門ならではの蒲鉾屋が大留(だいとめ)。エソ、タラを原料とした蒲鉾「玄海」が伝統の品だ。併設の蒲鉾工房では予約でちくわ作り体験も可能。1回3本セットで1000円。10:00から、14:00からの1日2回。小さな子供や初心者でも安心して体験できる。玄海は150g(3本入り)が1350円。各種セットも用意されている。
使えば使うほどに味わい深いものになるという萩焼。焼き上がりの感触が柔らかく吸水性のあるのが特徴だ。ぎゃらりぃ彩陶庵はなまこ壁の外観が城下町の家並みにに融和したギャラリー兼ショップ。地元の窯元や作家の作品を集めて展示、販売しているから、様々な窯元の作品を見比べながらお気に入りのものを見つけることができる。ギャラリースペースには巨匠から新進気鋭の作家の作品を展示、萩焼の奥深さを知ることができる。











