平成19年4月に甲府市から河口湖の湖畔に移転した国内唯一の宝石専門のミュージアム。紫色が美しいアメジストや、微妙な色合いのオパールなど、500種、3000点余りが展示されている。宝石の原石や、加工品との比較展示もあり、研磨技術の高さがうかがえる宝石の博物館。昇仙峡(しょうせんきょう)で産出する水晶が、山梨県の県都・甲府の宝石産業発展の基礎となったこともあり、水晶類の展示はひときわみごとだ。売店では、アクセサリー類をみやげに購入することもできる。富士山麓の天然水を使用した「手摘み珈琲」が自慢のカフェも併設。
水晶やガラスを使った工芸品を展示する美術館。1階では水晶などの原石と、その原石で作られた工芸品をあわせて展示し、人間の技によって宝石の輝きが生み出されることがよくわかる。2階にはクリスタルガラスの工芸品、40点余りを展示。見学後は喫茶コーナーで、オリジナルブレンドのコーヒーとケーキのセットが味わえる。またミュージアムショップでは、アクセサリーなどを用意。
「ミレーの美術館」ともいわれる山梨県立美術館は、『種をまく人』、『夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い』、『落ち穂拾い、夏』など、バルビゾン派の画家・ミレーの作品約70点を収蔵。ミレーとバルビゾン派、国内の著名な作家、山梨県ゆかりの作家の3本を柱に総展示数は100点ほどで、彫刻の野外展示もある。
竹久夢二、藤城清治などの作品を展示する美術館。竹久夢二作品の展示スペースでは、『宵待草』に代表される美人画や挿絵などを紹介。大正ロマンを彷彿させる夢二独特の作風を鑑賞しよう。一方、影絵の世界的巨匠といわれる、藤城清治の作品も見もの。NHKのテレビ番組で馴染みの深い影絵の数々は、幻想的なムード。作品を眺めながら飲み物のサービスが受けられる、影絵サロンもある。ほかに、山下清の作品展示も。
建物は昭和3年に建てられた、旧飯野産業組合の倉庫を移築したもの。明治12年に建てられた庄屋門など、敷地内の建築物を見るのも楽しみだ。展示品では、永島芳虎の『信玄謙信両将図』など、武田信玄にまつわる錦絵のコレクションが注目を集めている。日本画だけでなく、洋画も収蔵展示する。また周辺一帯は、春ともなれば桃やサクランボの花が咲き誇り、まるで桃源郷のように美しい。
旧八田村は「八ヶ岳おろし」の通り道で、凧上げも昔から盛んだった土地。国内外の凧を紹介する凧展示資料室が見もの。また、県下最大の天体ドームを備えたふるさと天文館を併設し、設置されたコンピューター制御の最新式口径500mm反射式望遠鏡で、天体観測も可能だ。ただし、現在は、教育委員会が文化財資料収集に使用するため、ふるさと文化伝承館は休館中で、土曜の観望会(19:00〜21:00)のみ実施。観望会には、スタッフがついてくれるので、初心者でもわかりやすい。晴天時のみの実施なので、事前に必ず確認を。
旧櫛形(くしがた)町出身で、役者絵を得意とした名取春仙(しゅんせん)の浮世絵専門の美術館。春仙の浮世絵版画や、肉筆、押し絵など、約1900点もの作品を収蔵展示している。常設展のほかに、年2回、春仙と関連のあるテーマで企画展も開催される。また、館内のミュージアムショップでは、オリジナルテレホンカードなどを販売している。
旧若草町にある日本画の美術館。展示は中国山水画の二大流派のひとつである、南画(南宗画)のコレクションが中心で、山梨県ゆかりの作家の作品も見られる。日本における代表的南画家、与謝蕪村(よさぶそん)の作で、4月〜5月だけ特別公開される、六曲一双2組の屏風『茶筵・酒宴図屏風』(さえん・しゅえんずびょうぶ)は見応えがある。
清春(きよはる)白樺美術館や、ルオー礼拝堂などがある美しい芸術村。武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)や、志賀直哉など白樺派の作家が建設を志し、果たせなかった夢を銀座の画廊オーナーの吉井氏が実現したもので、白樺派やルオー、セザンヌなどの作品を展示。また16角形のアトリエ、「ラ・リューシュ」を囲むように咲き誇るのが、大正14年、清春尋常小学校跡に植えられた50本のソメイヨシノ。見頃は4月中旬だ。
季節の花々に囲まれた個人宅のような建物に、童話作家、東君平さんの原画、約30点を展示。作品は、切り絵を使った白と黒の素朴な世界に、大人や子供、動物の日常が描かれており、心がほんわか温まるような気持ちにさせてくれる。君平さんの童話を自由に読むことのできるテーブルも置かれ、子供連れで楽しめるのが魅力だ。また古い作品を展示する資料館・メモリアルルームや、ティーコーナーもある。絵本も購入可能だ。









